筑波山ファンクラブの観察会で見た花と、単独で撮影した花を織り交ぜて
この時期に筑波山で咲いているお花を紹介します。
イワタバコ イワタバコ科イワタバコ属 分布 福島県以南の本州、四国、九州
岩場に生えて、葉っぱがタバコの葉に似ている事による名前。
筑波山でも、湿気の多い岩場に咲く。すでにピークを過ぎていて、花が少ない。
たぶんクワガタだと思う。 御幸ヶ原の坂道を登っていたら、目の前を横切っていった。
早く他の人が来ないうちに隠れろよと、歩みを止めて見守る。
ガマ石の横を登っていたら、上から若い女性が降りてきて
「こんにちは」と明るく挨拶された。
挨拶を返すと、「足下の石が滑りますから、注意してくださいね。」という。
「ありがとう!」というと、「お気をつけて。」という。
むむむっ、いつもは自分が言っている言葉である。
よほど足下がおぼつかない年寄りに見えたのかな。
日差しを浴びるタマガワホトトギス。 ユリ科ホトトギス属
京都の井手町に玉川という小川があり、昔からヤマブキの名所として知られていたという。
ヤマブキは黄色の花を付けるので、この花を見た命名者は、黄色いホトトギスを見て
玉川を連想したのであろうと言う。それでタマガワホトトギスになったという話。
ソバナの白花 キキョウ科 ツリガネニンジン属
普通は青紫色の花をつけるが、写真の物は遺伝子の異常で色素が抜けた(アルビノ)白花
筑波山では初めてお目にかかった花である。
普通のソバナは、すでに終わりかけで実を付けている物もあった。
オクモミジハグマ キク科モミジハグマ属
モミジの葉のようなモミジハグマが西日本に分布するのに対して、切れ込みは浅いが
似たような葉を付けて、近畿以北に分布するので「奥」が付いた。
尚、ハグマ(白熊)とは、チベットやネパールの高地に生息する「ヤク」と言う動物の
「毛」の事である。
ヤクの尾の長い毛が、僧侶の払子(ホッス)や槍や兜の飾りに使われた事による。
そんなの知らんわい と言いたくなる命名ではある。
ミヤマウズラ ラン科シュスラン属
ミヤマとは漢字で書くと「深山」となるが、この花は、深山ではなく身近な山野に
咲くラン科の花で、葉っぱが「ウズラ」の羽の模様に似ている事による。
フシグロセンノウ ナデシコ科センノウ属
筑波山では、盗掘により一度は絶滅の噂が立った花である。
それ故に、この花をブログに載せる事に躊躇した。
だが、この花を見たくて筑波山に来る愛好者も多い。
カメラと三脚を持って、自然研究路を歩いていると、「フシグロセンノウが咲いて
いましたか?」と聞いてくる登山者も少なからずいる。
花は野に置け、撮って良いのは写真だけ の心で筑波山に来て欲しい。
*********************************************************************************
フシグロセンノウ受難の過去
2007年8月、撮りたい花がうまく撮れなかったので、続けて筑波山に登った。
上の花は、8月26日に撮影したフシグロセノウ。
花が一個しおれている。
これは8月27日に撮ったフシグロセンノウ。
しおれた花がむしり取られている。
たぶん花の撮影者が、しおれた花を嫌ってむしり取ったものと思われる。
撮りたい花は別だったが、たまたま二日連続でフシグロセンノウを撮影したら
こんな事になっていたのである。
猪には荒らされる、盗掘もされる、ただ一カ所にしかない筑波山のフシグロセンノウ
受難の連続である。
だが愛する人も後を絶たない。
本来はダメなのだが、花の廻りに枯れ木を差して保護している。
また枯れ木の数が増えた。
この時期に筑波山で咲いているお花を紹介します。
イワタバコ イワタバコ科イワタバコ属 分布 福島県以南の本州、四国、九州
岩場に生えて、葉っぱがタバコの葉に似ている事による名前。
筑波山でも、湿気の多い岩場に咲く。すでにピークを過ぎていて、花が少ない。
たぶんクワガタだと思う。 御幸ヶ原の坂道を登っていたら、目の前を横切っていった。
早く他の人が来ないうちに隠れろよと、歩みを止めて見守る。
ガマ石の横を登っていたら、上から若い女性が降りてきて
「こんにちは」と明るく挨拶された。
挨拶を返すと、「足下の石が滑りますから、注意してくださいね。」という。
「ありがとう!」というと、「お気をつけて。」という。
むむむっ、いつもは自分が言っている言葉である。
よほど足下がおぼつかない年寄りに見えたのかな。
日差しを浴びるタマガワホトトギス。 ユリ科ホトトギス属
京都の井手町に玉川という小川があり、昔からヤマブキの名所として知られていたという。
ヤマブキは黄色の花を付けるので、この花を見た命名者は、黄色いホトトギスを見て
玉川を連想したのであろうと言う。それでタマガワホトトギスになったという話。
ソバナの白花 キキョウ科 ツリガネニンジン属
普通は青紫色の花をつけるが、写真の物は遺伝子の異常で色素が抜けた(アルビノ)白花
筑波山では初めてお目にかかった花である。
普通のソバナは、すでに終わりかけで実を付けている物もあった。
オクモミジハグマ キク科モミジハグマ属
モミジの葉のようなモミジハグマが西日本に分布するのに対して、切れ込みは浅いが
似たような葉を付けて、近畿以北に分布するので「奥」が付いた。
尚、ハグマ(白熊)とは、チベットやネパールの高地に生息する「ヤク」と言う動物の
「毛」の事である。
ヤクの尾の長い毛が、僧侶の払子(ホッス)や槍や兜の飾りに使われた事による。
そんなの知らんわい と言いたくなる命名ではある。
ミヤマウズラ ラン科シュスラン属
ミヤマとは漢字で書くと「深山」となるが、この花は、深山ではなく身近な山野に
咲くラン科の花で、葉っぱが「ウズラ」の羽の模様に似ている事による。
フシグロセンノウ ナデシコ科センノウ属
筑波山では、盗掘により一度は絶滅の噂が立った花である。
それ故に、この花をブログに載せる事に躊躇した。
だが、この花を見たくて筑波山に来る愛好者も多い。
カメラと三脚を持って、自然研究路を歩いていると、「フシグロセンノウが咲いて
いましたか?」と聞いてくる登山者も少なからずいる。
花は野に置け、撮って良いのは写真だけ の心で筑波山に来て欲しい。
*********************************************************************************
フシグロセンノウ受難の過去
2007年8月、撮りたい花がうまく撮れなかったので、続けて筑波山に登った。
上の花は、8月26日に撮影したフシグロセノウ。
花が一個しおれている。
これは8月27日に撮ったフシグロセンノウ。
しおれた花がむしり取られている。
たぶん花の撮影者が、しおれた花を嫌ってむしり取ったものと思われる。
撮りたい花は別だったが、たまたま二日連続でフシグロセンノウを撮影したら
こんな事になっていたのである。
猪には荒らされる、盗掘もされる、ただ一カ所にしかない筑波山のフシグロセンノウ
受難の連続である。
だが愛する人も後を絶たない。
本来はダメなのだが、花の廻りに枯れ木を差して保護している。
また枯れ木の数が増えた。