花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

富士山を眺めに矢倉岳(南足柄市)その二

2009年12月20日 | 登山
山頂は、山渓の「神奈川県の山」で紹介されているように、カヤトの原が
広がり、少しへこんだ所に矢倉明神の石の祠があり、木製の展望台も設置
されていた。
展望は360度と言いたい所だが、北側の展望は林に阻まれてよく見えない。
何と言っても西に聳える富士山が、遮る物もなく見えると言うのが凄い。

ちょっとズームアップしてみよう

下側の暗い尾根は、登山口の有る足柄万葉公園の尾根である。

さらに左に目を向けると

手前左が金時山、その奥に小さく見えるのが愛鷹山である。

さらに左に目を向けると

明神ヶ岳と神山

さらに左に目を向けると、相模湾から東京湾、そして遙かに房総半島まで見えた
房総半島は、なかなか見ることが難しいと他の登山者が話していた。


この写真の大きさでは房総半島を確認するのは難しいかも知れないが
水平線とおぼしき当たりが、水平ではないのが判ると思う
手前の突き出している半島は三浦半島

後は丹沢方面なのだが、立木にジャマされて写真が撮れなかった

写真を撮り終えたので、私もカヤトの原にシートを広げてお弁当にした。
うーんやっぱりガスで暖かいコーヒーが入れたかったナー。
休んでいる内に、風が冷たくなってきて手が冷えきった。

隣近所なのだろうか、子連れの夫婦が数組コンロを囲んでいた。
その子供達は、父親と鬼ごっこに夢中でカヤトの原を駆け回っている。
富士山をバックに鬼ごっことは、何と素晴らしい事ではないか。
楽しそうな子供達の甲高い笑い声が何時までも響いていた。

私は最後にもう一度富士山の写真を撮って、矢倉岳に別れを告げた。



距離は片道2.95Km
登りは1時間少々、下りは55分ほどであった
駐車場に戻ったら午後の2時であった。

注1、愛鷹山(あしたかやま)について補足

本文中では説明不足だったので、補足します。
愛鷹山は静岡県の富士山の南に有る山で、愛鷹山自体は
標高1,188mの山です。
ただこの山を含めて9つの峰からなる愛鷹連峰を総称として
愛鷹山と呼ぶ場合も有り、紛らわしい。
愛鷹連峰に含まれる山々の名称と標高、(最高峰は越前岳)
黒岳 標高 1,087m
越前岳 標高 1,504m
呼子岳 標高 1,310m
鋸岳 標高 1,296m
位牌岳 標高 1,458m
前岳 標高 1,336m
袴腰岳 標高 1,248m
大岳 標高 1,262m
愛鷹山 標高 1,188m

注2、展望図の方位について
展望図の方位は、地図上の方位で、コンパスで計る方位ではない。
コンパスの場合は、ほぼ6.5度から7度度前後西に偏っているので
修正が必要です。
この偏差は、地域によって異なりますので、正確な偏差を知りたい
方は専門書で調べて下さいね。