暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

可能性

2022年07月18日 | 古民家
  向こうの景色がキラリと歪んで・・・ひっくり返ってみたり、丸く見えてみたりと・・・
花柄に幾何学模様の向こう側に見える古さを感じると・・・
手作りの懐かしさと、心地よくいい加減な時代を思い出して・・・
何でもかんでもキチンとした暮らしぶりは・・・肩と首に重たいものが乗っている気がしてしまう・・・。

悪さをすると・・・いろいろ規則が生まれて、多大なる迷惑と思う人もいれば・・・
決まり事があると安心する人もいて・・・何となく曖昧に暮らして来た緩さは無くなり・・・
あちこちと・・・人の流れが増えて来る楽しさや複雑さは、お互い様が生まれてこないのかも知れない・・・。

伝統の技や徒弟制度は、とても時間がかかる繋がりの時間を過ごして・・・
身体で覚える技術は・・・誰もが身に付く訳でも無く・・・
辛抱や我慢・・・忍耐で過ごす時間には乗りたくなくて、クルクル回るほど毎日が変化しないといけないように・・・
同じことの繰り返しが悪者のようです・・・。
積み重ねが5年なのか10年続くのか・・・それは誰にも決められない・・・
手作りが既製品のように同じモノ造りなら・・・手作りはいらなくなって・・・
修行の中で、個性は手に入り生まれて・・・他には無い技術は育って行きます・・・。
歪んだ景色の中に・・・可能性は生まれて来るような気がします。



コメント
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