暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

非日常

2022年07月28日 | 古民家
 ザワザワと、墨を落とした空の色は・・・気が付けば、夜の姿に消えて行き・・・
色を落とす雨の勢いが・・・燃えるアスファルトを溶かしてゆけば・・・
昼の色合いも変わり・・・ヒグラシの唄声が、涼を運んでくれる・・・。

夕立の時間も無いほど・・・季節の変化は短く切り取られ・・・
山や川のせせらぎは・・・季節感の無い、あいまいな毎日に取って代わり・・・
体を癒す自然からの恵みは・・・人の営みについて行けなくなってしまいました・・・。
青赤黄色の小さなお家が並んで・・・夜になれば、大きなホタルがあちらこちらにひしめくように灯れば・・・
非日常を作る為の日常を過ごす・・・そんな暮らしが続いているのかも・・・。

古民家が非日常になったのはいつの頃か・・・
毎日がキャンプのような暮らしに・・・手間の掛からない便利な非日常を夢に見ていたのに・・・
いつの間にか・・・廻り廻ってしまい、炎を見つめる時間が至福と思えるなら・・・
豊かな暮らしを積み重ねて来た、時代の流れは・・・
どこまでも行ったり来たりするのかも知れない・・・。
終わりのない欲望に・・・贅沢な悩みは尽きないと思う。
コメント
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