暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2022年07月24日 | 古民家
 風が通り抜ける住まいの心地よさは・・・
軒の出が深い大きな屋根が・・・おひさまと上手にお付き合いして・・・
夏と冬の不釣り合いも受け止め・・・四季の顔を暮らしの中に流してくれます・・・。
ヒラヒラの障子が頼りなく・・・イ草の触り心地に心を寄せて・・・
三和土にひと風通り抜ければ・・・夏の過ごし方が懐かしさを運んで来る・・・。

ピカピカに冷えた場所に・・・一時腰を下ろしても、安堵は頂けなく・・・
長くずっと腰を据えるには・・・安らぎや、安心を感じられないと、落ち着いていられないように・・・
急に変わって行く町や景色に・・・住む人が追いつかず、心が残ったまま違和感を抱えて・・・
建ち並ぶどこにでもあるような街に、暮らしは隠れて行ってしまう・・・。

場違いな街の隙間に・・・瓦屋根と板張りの外壁で、和の佇まいが残っていても・・・
すっかり朽ちて寂しそうに頬杖をついている・・・。
ホロホロと泣いているか、ガサガサと隠れようとしているみたいで・・・
家族の都合や・・・やんごとない理由が山積みの輪の中で・・・
取り残されてしまったのか・・・?
出来る事なら手を差し伸べたいと思う心の中に・・・どうしようもない理由が頭に落とされて・・・
同じような理由で、意味の解らない力が降り注ぎ、壊されて行く古民家があちらこちらで生まれると・・・
一つではない物事の進め方を・・・いろんなところに運べられたら、と・・・思います。


コメント
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