暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

見知らぬ

2022年07月25日 | 古民家
 目に見えない・・・見知らぬ誰かは恐怖で、受け入れられない何かに生まれ変わり・・・
廻りと相容れない誰かを排除するような暮らしが、ずいぶんと長い時間流れて行きました・・・。
妖怪や幽霊は・・・人の恐怖が生み出した物語で、各地で色濃い物語が生まれています・・・。

農村の暮らしや、里山の暮らしが・・・日本の原風景でも・・・
古民家の暮らしは見知らぬ暮らしになり・・・住空間が変えられてしまった環境では・・・
和室の続き間に・・・壁の少ない、建具だらけで風通しの良い住まいでは・・・
今の暮らしにはそぐわない・・・見知らぬ住環境になってしまったんだと思います・・・。

地震にも弱くて・・・夏や冬も住みづらい、とレッテルを張られた古民家にも・・・
懐かしさや・・・落ち着いた空間だと、集まる若者やお店に企業・・・
どこか安らぎを感じられる空間は・・・日本の原風景が運んでくれた住処です・・・。
柔らかく力をいなす柔構造の造り・・・大きな屋根で、おひさまを受け止めて心地よい風が流れ行くのが伝統の工法で・・・
時代が変われば見知らぬ歴史が過ぎて行くばかりでも・・・残されなければいけない相容れない歴史もあって・・・
姿を少しづつ模様替えしながらも・・・地域で生まれる伝統に技術や、見知らぬ物語は生み出れて行くんだと思います。

コメント
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