暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

薄い壁

2022年07月02日 | 古民家
 コチョコチョと・・・壁を伝う音は・・・
薄い壁を駆け抜けて・・・人と人を繋いでいる・・・。
長屋の壁の薄さを・・・安アパートの壁の薄さと同じように見るのは違うけれど・・・
どこかで見かけた,顔を、どこかで気にして・・・
どこからか聞こえる声に・・・どこかの顔を思い出し・・・
知らない場所でどこかの顔に出会うと・・・知らぬ間に聞こえて来る声に出会う・・・。

安普請の住まいに家族が住んで・・・世代を越えた暮らしがそこにある・・・
誰もが求めた町に・・・ごちゃまぜの人が出会い、集う長屋が出来上がって・・・
お互いに関わり合う、楽しさもいやらしさも全部合わせて・・・暮らしの中に彩りがありました・・・。

道路を歩いて・・・薄暗くなって、オレンジ色の灯りがポロポロとこぼれ始めると・・・
TVの青白さに、こぼれる笑顔とちゃぶ台と・・・心和む一日の終わりが近づいて・・・
おおらかな町の暮らしに・・・気張る事無い人の流れが生まれて・・・
その日が無事終わり・・・働く事のありがたさや、次の日がまた来るありがたさが身に染みると・・・
シンプルな暮らしが少しづつ続く中に・・・一喜一憂で揺らがない毎日が、この先も続くと想えて・・・
人にやさしく・・・出合えば思わず言葉を交わしているのかも知れない。

コメント
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