鉛筆を削る時間も・・・手際の良さも、ナイフを持つ事さえも許されないと・・・
より一層文字を書く機会も減り・・・人前ではお見せ出来ない筆不精になり・・・
毛筆の滑らかさは、どこに行ってしまったのか・・・
個性あふれる文字は・・・遠くに行ってしまった気がする・・・。
六角形をとがらせて・・・キレイに整えるのは恰好良く・・・
どうにも安定しないナイフ使いが危なっかしさを・・・我慢させて続けると・・・
不器用ながら・・・さめざめと、立派な鉛筆の仕上がりとなる・・・。
危なっかしく見えるモノも排除しすぎると・・・安心や危険の分別が持てず、世間知らずになりそうで・・・
今更、筆をペロンと舐めながら綴る機会も無ければ・・・
鉛筆削りでシリシリと・・・
手早く削りこなす時間は・・・簡単には戻って来そうに無いのかも・・・。
アナログからデジタルに足を漬けていても・・・アナログが無くなるはずは無くて・・・
見直され・・・この先も必要になるのかな、と・・・どこかで本物と出会う事を望んでいるから・・・
便利も効率も大好きで・・・仮想空間も好きだけれど・・・
少々のリアルは期待しているみたいで・・・直接聞こえる声や質感が、人の暮らしには必要なんだと思う・・・。