暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

つまみ食い

2022年07月04日 | 古民家
 実りの木々を季節ごとに迎えると・・・
いつの間に大きく色づいたのか、いつ頃が食べ頃なのか・・・バタバタしながら待っている・・・。
明日にはそろそろと思い・・・お家に帰ると、実にはまあるい穴が大きく広がって・・・
一足先につまみ食いされる始末・・・。
どれほどの目にさらされ・・・今か今かと狙われていた事を・・・
平和な顔で眺めて来た、のんびり加減を悔んでしまう・・・。

柿が今ほど食べられなくなる前・・・そこかしこに甘さを感じる草花があって・・・
花の蜜に・・・雑草だったのか、茎の酸っぱさや・・・野イチゴ・・・
妙に信憑性の無い知識の中で・・・おやつにもならない遊びをしていた・・・。
リンゴや梨に葡萄は怖気づいても・・・柿はそこかしこに幅を利かせて実を蓄えて・・・
度胸試しのように・・・甘いか渋いか試して知識を膨らませ・・・
子供の遊びの中に・・・たくさんの学びがありました・・・。

古民家の住いには・・・伝統の造りと技術があるけれど・・・
普段の暮らしで手直しする中にも・・・繋がれて来た技術があり・・・
紐の縛り方から・・・縄の編み方・・・道具の研ぎから刃物の操り方・・・
学校では教わらない教えが家庭にあって・・・小さな世界には子供の教えが繋がり・・・
世代を超えて教え合う社会が・・・そこかしこに自然と育つことが・・・
豊かな暮らしを支えていたんだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする