暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

材料

2018年01月24日 | 古民家

 家具に使われる材料は硬さや・適度な柔らかさの他に・・・

木目の美しさ、木肌のきめ細かさ・・・幅や長さなどのサイズなど・・・・・

テーブルに使う1枚板になると、手に入らない樹種もあって、とても貴重で高価なものになってしまいます。

建具に使う材料も木目が真直ぐで綺麗な・・しっかり乾燥させた材でないと、曲がったり・ねじれたり・・・

建具にした時、合わせ目に隙間が出来たり、ガタついたりしてしまいます・・・

節のあるような材料で建具を造る職人さんは、たぶんいらっしゃらないと思います・・・。

最近ではセルフビルドの家を希望する若いオーナーさんが増えているようで・・・

基礎や構造はプロの方に任せ、仕上げの外装・床・壁・・・

器用な方は水周りの取り付けも自分で行っています。

費用の面や、自分で施工する時間の調整・・・住めるまでの期間にどれだけ時間が取れるか・・・

それらの作業をしっかりサポートしてくれる、業者や職人さんとの関係など・・・

セルフビルドは、思っていたよりも大変で手間がかかり、時間が取られてしまう事が多いです。

でも充実感はありますし、本職さんだったらダメ出しが出るような施工も材料も・・・

自分の家で・・自分で造るので、少しくらい悪い材料でも・少し雑な仕上げでも

それが味となって、思い出となります・・・。

安普請の家と言われる方もいるかもしれませんが・・・・

それを許容して受け止めてくれるのは「木の家」であり「無垢材」の良さです・・・。

古民家のような住まいを手直して住むようでしたら・・・

もっと手間がかかるし時間もかかると思います・・それでもへこたれなければ、その分・・・

もっと、もっと大きな包容力で受け止めてくれます・・・・・

高価な材料でなくても、味のある材を使ったり・・・住まいながら少しづつ手直ししていける楽しみを・・

多くの人に知ってほしいと思います。

 

 

 

 

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