暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

移築

2018年01月08日 | 古民家
今年の秋口から築100年以上の蔵を移築する事が決定致しました。
蔵と言っても、土蔵と言って…
壁の仕上げは藁と土で塗り固められているくらいで、漆喰仕上げにも、海鼠壁にもなってはいないのですが…
堅牢な梁や柱、40坪ほどほある大きさが特徴的です。
1階は入口が2ヶ所あって、2階は一つの空間になっています…
当時日本ではほぼ全国どこでも養蚕はやられていた様で、国の基幹産業でした。
実際そこでは養蚕の作業をしていたわけでは無く、仮置き、貯蔵が目的の様でしたが…近くに富岡製糸場もありますので、それらに関わる仕事は多かった様です。
そんな当時の繁栄ぶりを今に残す建物ですが、よほどの豪農、豪商さんのとてつもなく立派な建物以外は取り壊されているのが現状で、その価値に当の本人さんが気付いていない事が多い様です。
縁あって携わる事になったこの機会を、次に繋がるさらなる縁となる様、精一杯力を振るって行きます。
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