暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ほんもの

2018年01月19日 | 古民家

 海外へ行くと、日本の細かなところまで行き届いたサービスや真面目な民族性が良く解ると言います・・・。

電車もほぼ時間通り来るし、お店の営業日も予定通り開くし・・・・

お店に並ぶ商品の包装・パッケージもしかっりしていて清潔感もあるし・・(少し過剰すぎると思いますが・・)

街中の掃除も行き届いていると思います・・。

最近は古着のお店も多くなって、中古の住宅の流通も、中古車の流通もそれなりにありますが・・

それでも新築や新車を望む人がまだまだ多いのでは・・?と思います。

江戸時代は究極のリサイクルシステムが確立した都市だった・・・と言われますが・・・

捨てるものが無いくらいの社会が、どうして新しい物に、大きな価値を求める民族になったのでしょうか?

戦後の復興もその一因だと思いますが・・・・新しい時代へ向け、社会が一丸となった大切な時だったと思いますので・・

否定する訳ではありませんが・・・お手本となるべき事があった時代に、少し目を向けて考えて見てはどうでしょうか?

2030年には住宅の1/4が空き家になるようです・・・古民家は少しブームになってるとは言え・・・

地方に集中している建物では、住む方も見つからず、解体に進んでしまうケースが多いそうです・・・

少し新しい建物は耐震強度が心配で中古住宅が敬遠される原因とも言われています・・・。

建物は国の大切な資産です・・・炭素を長期間固定する(カーボンフィグゼイション)と言う考え方で・・

木材を焼却せずに建物や家具などで、炭素として使い続けましょうと言っています・・・

その為には、新しい建物を建て続けるだけでは無く・・・今ある物を修理して大切に使い続け・・・

解体してもその材料を使って、次の役割をしてもらう・・・そんな循環型の社会の仕組みを創る事だと思います。

几帳面で清潔でかっこよさも大切ですが・・・古くて少し高価でも・・長持ちして時間が経っても飽きのこない

本当の良さとは何かを見つめ直す時だと思います。

 

 

 

 

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