暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

種類

2018年01月16日 | 古民家

 「蔵」は大切なものを保存・保管しておく為の建物です・・・。

その用途によって、酒蔵・米蔵・穀蔵・店蔵・・・・

商いの数だけ「蔵」の種類はあります・・・。

そんな蔵ですが・・基本的な造りは同じで・・・

屋根の造りが「置屋根」か

破風・ケラバが漆喰で造られているかで、用途も変わってきます・・・。

壁も漆喰だけでは無くて・・・海鼠壁だったり・・

板張りだったり・一部が銅版だったり・・とさまざまです・・・。

漆喰も白色だけでなく、黒漆喰や土佐漆喰の芸術品のような仕上げから・・・

藁・スサを塗り込めているような荒々しい仕上げだったり・・・

変わった造りでは、大谷石やレンガを積み上げた「石蔵」もあります。

今のように物流が発展していない時代・・地域で取れる材料を地域で消費する・・・。

雨・風の多い地域では壁が痛みにくい工夫を・・・

暑い地域や、温度差を嫌う商品を扱う蔵は、置き屋根で安定した空間を確保出来るように工夫をしたり・・・

必要なものは、買うのでは無く、人や職人さんが工夫して造り出して来た時代・・・

当たり前にものづくりをして来た生活が無くなりつつあると思います。

「餅は餅屋」と言いますが、ものづくりの楽しさや、面白さは、各家庭の親から子へ受け継がれていく

大切な文化だと思います。

 

 

 

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