子供の頃学校の近くに、モニュメント的な物が建っていました・・・
体育の時間往復するには丁度良い距離で、小高い丘の上にあるので気分も良く
思い出の場所でもありました・・・
車でも上がっていける場所と思っていましたが、数十年も経って行くと、雑草や立ち木の枝やら・・・
歩いて行くにも躊躇するくらい手入れがされて無く、ほぼ誰も通らなくなっているようでした。
別荘地で数ヶ月・・・数年・・・人が来る事も無く、窓の開けたてもすることが無い建物は
湿気や雑草などで、どんな立派な建物でも見る影も無い状態になってしまいます・・・
空き家問題でいろんな取り組みも行われていますが・・・
人が住み続けることで守られているものは建物だけで無く・・・・町並みがあります・・・・・
子供達が遊ぶ声、人と人が交し合う言葉、車や人が行きかう様子・・・
ごく普通に人が暮らし・生活する事で、町は生き生きとしてきます・・・
それには、建物を新しくして住む事では無く、人同士の息遣いが感じられる暮らしがあって・・・
地域に交わり共に生活していき、引き継がれて来た事を、次の世代に残そうとする取り組みがあってこそだと思います・・・
住み継ぐのは子や孫だけとは限りません・・・移住してくる若者・・・・第二の人生を歩む方々・・・
海外から移ってくる方など・・・・
わずらわしいと思う方もいるかと思いますが・・・「普請講」や「結」といった相互扶助の想いが
これからの社会にこそ、大切で必要になってくる考えかただと思います。