歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

通勤電車の中でいかに仕事をするか

2009-02-26 23:18:05 | Weblog
 最近、通勤電車のロングシートでノートパソコンを膝に乗せて仕事をしている方を多く見かけます。私も時々やっていますが、左右を挟まれ窮屈な姿勢でキーボードを打っていると非常に肩が凝るのでもうやめたくなります。
 しかし多忙を極めてくると、長い通勤時間がいかにももったいなく感じられます。そこで仕事用デバイスの選択肢として浮上するのがスマートフォンです。

 私が使っている携帯電話はウィルコムのスマートフォンWS011SH、いわゆる「アドエス」です。使い始めて1年以上になりますが、充実した機能と長文メールの入力が容易なフルキーボードに私は満足しています。
 「アドエス」にはマイクロソフトのオフィスソフトが搭載されており、機能限定版ですがワード、エクセル、パワーポイントが使えます。これらのソフトについては、普段は電子メールに添付されたこれらのファイルを閲覧するのに使う手段に過ぎないのですが、これらを使えば窮屈な通勤電車であっても(座れさえすれば)ちょっとした報告書を作成したり数表を作ったりする作業をある程度はこなすことができます。

 しかし、キーボードも小さくタッチタイピングで文字入力することなどとてもできないため、なかなか作業がはかどらずイライラしてきます。また何しろ画面が小さいので長時間作業を続けると目が疲れ、やはり肩が凝ってしまいます。
 結論としては、通勤電車の中でオフィスソフトを使って仕事をするのは始めから諦めるか、それともお金を払ってグリーン車に乗るかしかないようです。しかし、乗り物の中で書き物をしていると意外に良いアイデアが沸いてくる気がします。さて、どうしたものか。

インクスが倒産してしまいました

2009-02-26 07:18:37 | ものづくり・素形材
 昨日、金型メーカーの(株)インクスが東京地裁へ民事再生法の適用を申請したというニュースが飛び込んできました。自動車業界からの受注の大幅減により資金繰りが逼迫したことが原因であるとのことです。

倒産・動向記事
2009/02/25(水) ソフト受託開発
自動車メーカー減産関連
株式会社インクス
民事再生法の適用を申請
負債169億300万円

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2935.html

 インクスは金型作りに必要な日数を大幅に短縮するために熟練技能を徹底的にデジタル化したことで、マスコミでも製造業におけるIT革命の旗手として取り上げられることが多かった金型業界では有名な企業で、中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社」、経済産業省の「ものづくり日本大賞」にも選ばれています。私も2006年に長野県にある同社の茅野零工場を訪問し、その大胆なデジタル化、無人化の状況に驚嘆したことがあります(こちら)。金型業界では同社のビジネスモデルについて批判的な意見も少なくなかったようですが、業界に新風を送り込んだ同社の倒産は大変残念です。
 タイ・サミットグループが日本を代表するプレス金型メーカー、オギハラの筆頭株主になったという先日のニュースにも驚きましたが(こちら)、これも驚きのニュースです。今回の不況が金型業界に及ぼしている深刻な影響がうかがえます。