ジェットストリーム

　パソコンとインターネットなしにはすっかり仕事が成り立たなくなっている私ですが、依然として手書きというアナログな情報の伝達、記録の手段を取る機会は多いです。ヒアリング先で話をうかがう際は、私は録音などせずひたすらボールペンでメモを取りまくります。また、デジタルな時代であるからこそアナログな手段で気持ちなどを伝えることが重要であると感じるようになり、最近は意識的に手書きの礼状や季節の挨拶をお世話になった方々に送るようにしているので、ますますボールペンを握る機会が増えています。
　これまでボールペンは会社が支給しているものをずっと使用してきたのですが、最近どうも書き味に不満を感じるようになりました。ものづくりの現場の職人さんに学んでちょっとは道具にこだわってみよう、と思って書き味の良いボールペンを探した結果、選んだのが三菱鉛筆の「ジェットストリーム」という製品です。普通の事務用ボールペンに比べるとちょっと値段は高め（それでも廉価モデルは157円です）ですが、「書きやすさ、ここに極まる」というキャッチコピーは伊達ではありません。書くという行為が本当に心地良くなる優れもので、私はもう会社支給のボールペンには戻れなくなりました。お勧めです。

　でも「ジェットストリーム」といえば、やはりFM東京の長寿番組「JET STREAM」を忘れてはなりませんね。平日の深夜0時から1時にかけて放送される日本航空提供のイージーリスニングの音楽番組で、中学、高校の頃にはよくこれを聴きながら試験勉強をしたものです。心地良い音楽もさることながら、パーソナリティ（番組では「機長」と呼ばれる）を務めていた今は亡き城達也氏の上品な低音のナレーションが実に魅力的でした。



　現在のパーソナリティは伊武雅刀氏が務めていますが、私は城達也氏のナレーションがない「JET STREAM」にはあまり興味が湧きません。伊武雅刀氏の声も魅力的だとは思うのですが、どうしても彼の声は私にとってはスネークマンショーであり宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統なんですよね。。。