クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

山梨県庁の一角で“東武鉄道”と出会う? ―山梨近代人物館―

2016年10月15日 | ふるさと人物部屋
山梨県の県庁舎別館の1部に“山梨近代人物館”が設置されている。
その名のとおり、日本の近代化に尽力した山梨出身の人物たちを紹介したもの。

ふらり立ち寄った。
立派な展示室だ。
構成もしっかりしているし、
見せ方もあれこれ工夫されている。

聞けば学芸員が手がけたとのこと。
人物たちの功績をわかりやすく丁寧に、
かつ少しでも興味を持つよう作られている。

ぼくが足を運んだとき、“根津嘉一郎”と出会った。
東武鉄道など私鉄経営に尽力した人物である。
羽生っ子にとって東武鉄道はなじみ深い。
ぼくが生まれて初めて乗った電車もおそらく東武鉄道だ。
そういう人は少なくないに違いない。
その大元を作った根津嘉一郎に、山梨県庁の一角で会うとは……。

なお、人物館では旧知事室などが復元されている。
この別館は、昭和5年創建時の姿によみがえらせたというから、
建物それ自体が一つの資料のように思える。
これまでどんな行政の人たちが敏腕を振るってきたのだろう……
と、そんな想いを馳せてしまう。

ちなみに、義理の妹も、
山梨に行ったときにこの近代人物館に足を運んだという。
特に歴史に興味があるわけではないし、
ひいきにしている偉人がいるわけでもない。
それでも足を運んだ山梨近代人物館。

彼女は20代半ば。
若者を引き付ける何かがあるのかもしれない。

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