クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

あだたらの“林間学校”の思い出を訪ねませんか? ―郷土資料館―

2011年08月03日 | お知らせ・イベント部屋
現在、羽生市立郷土資料館にて、
「あだたら高原少年自然の家回顧展」が開催されている。

羽生っ子は、林間学校で“あだたら”へ行ったと思う。
スキー学校へも行った人もいるだろう。
その少年自然の家が、
平成22年3月31日をもって惜しまれながら閉所となった。

時代の流れと言えるかもしれない。
そんな羽生っ子にとって思い出深い少年自然の家を偲び、
その記憶を永遠のものにしようと、今回の特別展は開催された。

宿泊所の2段ベッド、1日目の夕食のカレー、
キャンプファイアー、ダンス、肝試し、山登りなど、
たくさんの思い出が詰まっていると思う。

不真面目なぼくは、
林間学校で山登りがあるとは当日まで知らず、
いきなりあだたら山を登ったときはびっくりしたのを覚えている。
肝試しは怖くもなんともなかったし、
ゲームボーイで「レッドアリーマー」をやっている同級生が、
ちょっと羨ましかったりもした。

ダンスでは、好きな子とペアになるかならないかの絶妙なタイミングだったし、
同級生の誰もが、手をほんの少し触れるだけだったのに、
その子はがっしり握ってきたことに戸惑いを覚えたのは、
帰らない日々の懐かしい思い出である。

回顧展は8月28日まで。
思い出の品を貼り付けたり、
メッセージを書き込むコーナーもある。
人の数だけ、それぞれのあだたらがあるだろう。
最後の少年自然の家を目にし、心に刻んでほしい。
ありがとう、あだたら。






食堂


廊下


二段ベッド


風呂


いざ、肝試しへ












羽生市立図書館・郷土資料館
http://www.lib.city.hanyu.saitama.jp/

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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うわー ()
2011-08-06 11:31:52
なっつかしいいい!あの二段ベッド!
トイレに起きて帰ったら誰かが寝てて、幽霊か!?と怖くなった思い出が。
(ただ列を間違えただけですが

今の子は林間学校とか、ないのかな
返信する
懐かしいねぇ (ヒロシマン)
2011-08-07 16:28:55
食堂で座った場所が炊飯器に近くて、ご飯よそり係になったのも懐かしい(*^-^)
オリエンテーリングで道間違えたコトもあったし…(^^;)
そんなあだだらの家が閉鎖になったの、初めて知ったのでショックです(T_T)
返信する
しおり保存しときます (またの名を昭和っこ)
2011-08-07 21:02:02
私はオープンの年(羽小五年生)に林間学校いきました。

そして今度はうちのこどもが閉鎖になる前年、5年生のときあだたら最後の林間学校にいきました(2泊)。しおりがありますが、ふとんのたたみかたの指示とか同じで懐かしかったです。こどもの人数も減ったので市内の小規模校は2校でまとめて行ってました。経費節減だと思います。キャンプファイヤーは、2校で協力してかなり盛り上がって、たった3日間でしたがお別れのときには女子は泣いてたとか。6年生の修学旅行は1泊で箱根。うちの子は『さすがにガタがきてた』なんて言ってました。

翌年からの林間は日光に1泊になり、かわりに修学旅行(箱根)が2泊になったようですね。
返信する
天さんへ (クニ)
2011-08-07 22:24:59
二段ベッド懐かしいですよね。
怪談話もまことしやかに囁かれていて、
泣き出してしまう子もいたとか……
列を間違えていたというオチはいいですね。
羽生っ子にとって避けて通れなかった自然の家が閉所になってしまったことは残念です。
幽霊さんも引っ越しでしょうか。
返信する
ヒロシマンさんへ (クニ)
2011-08-07 22:25:43
炊飯器に近いと、強制的にお母さん役になってしまいましたね。
中1のスキー学校のとき、
食堂で担任の先生に初めてあだ名で呼ばれたというささやかな思い出があります。
ウノも盛り上がりました。
自然の家は閉所になっても、思い出はこれからも生き続けていきますね。
返信する
またの名を昭和っこさんへ (クニ)
2011-08-07 22:27:34
しおりはいずれ“史料”になるかと思います。
ぼくも当時のしおりを持っていますが、いまだ捨てられない思い出です。
ふとんのたたみ方も、右と左とで違っていましたね。
風呂桶は記憶のままですが、
浴室は記憶よりも小さく見えるかもしれません。
親子で自然の家の思い出があるのですね。
ぜひ語り継いでいただきたいものです。
2校でまとめていくなんて、子どもにとっても新しい出会いができて楽しそう。
中学校に入って再会して、林間学校の思い出話が出るかもしれません。
羽生っ子にとって、少年自然の家との接点がなくなってしまったことは寂しいですが、
新しい時代を迎えたことは確かですね。
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