
オタクと研究者の違いは何か?
両者ともに誉め言葉ではありませんが、
前者はときとして悪意をもって使われます。
「あなたオタクね」と言われて喜ぶ人はあまりいないでしょう。
逆に後者はどことなくアカデミックな匂いがします。
悪意的に使われることはありません。
しかし、豊富な知識とデータを持つという意味では、
両者はとても似ています。
オタクは研究者だし、研究者はオタクです。
4月から新しくスタートしたドラマ「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ)に登場する“須藤威一郎”(松山ケンイチ)は、
ロボットオタクとして紹介されていました。
部屋には数々のロボットフィギアが立ち並び、
そのどれが好きかというだけで、
相手の年齢や出身地までわかってしまうという知識の持ち主です。
豊富なデータが彼の頭の中にインプットされていることは間違いありません。
しかし、彼は「オタク」。
「研究者」とは呼ばれず、偶然出会う“ニコ”(大後寿々花)にも、
「私にはロボットフィギアもゴミに見える」と言われてしまいます。
彼女の父も牛乳の蓋を集めるという癖を持っており、
その方面の知識に明るいと思われますが彼もまた奥さんに、
「嵩張るからいらない。死んだらすぐに燃やす」と言われてしまうのでした。
得てして人の価値観とはそれぞれです。
興味のない者には「ゴミ」同然ですし、取るに足らないものです。
いくら文化的価値があると言っても、
興味がなければ惜しげもなく焼却されています。
(いままでどれほどの文化財がその末路を辿ったことでしょう)
“オタク”と“研究者”の違い。
それは、アウトプットをしているかどうかの違いだと思います。
インプットから脱却して自分なりの表現を始めたら、もう立派な研究者。
それに関する論文を書いたり、オリジナルデザインを作成して発表したりすれば、
その時点でいち表現者です。
収集することで自分の生きた証を残すとドラマの中で誰かが言っていましたが、
コレクターはオタク、
コレクター+表現は研究者だと思います。
自ら生産したものが誰かのためになるのだとしたら、
尊敬に値する域でしょう。
例えば、ドラマの須藤(松山ケンイチ)が自らロボットフィギアを作り、
それが少年たちの心を潤したとしたらバカにはできません。
能動性は頗る重要です。
何かを集めたり、凝ったりしている人を見てすぐに「オタク」と決めつけるのは軽率で、
同日放送中の「なんでも鑑定団」(テレビ朝日)に出演している鑑定員などは、
みなオタクになってしまいます。
さほど難しく考える必要はなさそうですが、
「オタク」という設定が今後どのように効いてくるのか気になるところです。
妙な個性を放ってスタートした「セクシーボイスアンドロボ」。
キャラクター以外の個性が期待されます。
両者ともに誉め言葉ではありませんが、
前者はときとして悪意をもって使われます。
「あなたオタクね」と言われて喜ぶ人はあまりいないでしょう。
逆に後者はどことなくアカデミックな匂いがします。
悪意的に使われることはありません。
しかし、豊富な知識とデータを持つという意味では、
両者はとても似ています。
オタクは研究者だし、研究者はオタクです。
4月から新しくスタートしたドラマ「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ)に登場する“須藤威一郎”(松山ケンイチ)は、
ロボットオタクとして紹介されていました。
部屋には数々のロボットフィギアが立ち並び、
そのどれが好きかというだけで、
相手の年齢や出身地までわかってしまうという知識の持ち主です。
豊富なデータが彼の頭の中にインプットされていることは間違いありません。
しかし、彼は「オタク」。
「研究者」とは呼ばれず、偶然出会う“ニコ”(大後寿々花)にも、
「私にはロボットフィギアもゴミに見える」と言われてしまいます。
彼女の父も牛乳の蓋を集めるという癖を持っており、
その方面の知識に明るいと思われますが彼もまた奥さんに、
「嵩張るからいらない。死んだらすぐに燃やす」と言われてしまうのでした。
得てして人の価値観とはそれぞれです。
興味のない者には「ゴミ」同然ですし、取るに足らないものです。
いくら文化的価値があると言っても、
興味がなければ惜しげもなく焼却されています。
(いままでどれほどの文化財がその末路を辿ったことでしょう)
“オタク”と“研究者”の違い。
それは、アウトプットをしているかどうかの違いだと思います。
インプットから脱却して自分なりの表現を始めたら、もう立派な研究者。
それに関する論文を書いたり、オリジナルデザインを作成して発表したりすれば、
その時点でいち表現者です。
収集することで自分の生きた証を残すとドラマの中で誰かが言っていましたが、
コレクターはオタク、
コレクター+表現は研究者だと思います。
自ら生産したものが誰かのためになるのだとしたら、
尊敬に値する域でしょう。
例えば、ドラマの須藤(松山ケンイチ)が自らロボットフィギアを作り、
それが少年たちの心を潤したとしたらバカにはできません。
能動性は頗る重要です。
何かを集めたり、凝ったりしている人を見てすぐに「オタク」と決めつけるのは軽率で、
同日放送中の「なんでも鑑定団」(テレビ朝日)に出演している鑑定員などは、
みなオタクになってしまいます。
さほど難しく考える必要はなさそうですが、
「オタク」という設定が今後どのように効いてくるのか気になるところです。
妙な個性を放ってスタートした「セクシーボイスアンドロボ」。
キャラクター以外の個性が期待されます。
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