![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/36/4f0a8cd542e7d16afd0c8fa14e215b94.jpg)
志多見(しだみ)という地名は面白い。
その字面だけを見ると、
どうしてこんな地名がついたのか首を傾げてしまう。
志多見の地名由来にはいくつか説がある。
この地域は地形の高低差があり、
低いところは低湿地で水が常に浸っているような状態だったという。
ゆえに、“浸水”(しだみ)からついたという説。
一方、古利根川と赤城おろしによって形成された“河畔砂丘”が、
志多見は良好に残っている。
日本では珍しい内陸砂丘だ。
この砂丘の上に登ったとき、
集落が下に見えたことから“下見”とする説。
なお、「志多見」の字面は、
この地域の名主松村氏はもともと伊勢におり、
こ土着した際にかつて領有していた一志、多気、飯南(見)から、
それぞれ一字取ったという説を、郷土史家の“松村勝”氏は唱えている。
地元の人なら馴染みのある地名だが、
初めて見ると読み方に迷うかもしれない。
その地名の由来もはっきりしない。
ただ、古利根川とその営みによって形成された地形が、
最も由来に近いのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/0b/e4cb5d5435987c6969d82f3563861aa1.jpg)
志多見の松林(埼玉県加須市)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/3d/9c0f493bd094fc61f8f1734b48a9987c.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/0e/679643ca31816c8065988f8fc0a7cc21.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/59/8b17f98e09e6f36a2675ffeaff030dbe.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a9/7facd92e75df931f1215956966476d9a.jpg)
その字面だけを見ると、
どうしてこんな地名がついたのか首を傾げてしまう。
志多見の地名由来にはいくつか説がある。
この地域は地形の高低差があり、
低いところは低湿地で水が常に浸っているような状態だったという。
ゆえに、“浸水”(しだみ)からついたという説。
一方、古利根川と赤城おろしによって形成された“河畔砂丘”が、
志多見は良好に残っている。
日本では珍しい内陸砂丘だ。
この砂丘の上に登ったとき、
集落が下に見えたことから“下見”とする説。
なお、「志多見」の字面は、
この地域の名主松村氏はもともと伊勢におり、
こ土着した際にかつて領有していた一志、多気、飯南(見)から、
それぞれ一字取ったという説を、郷土史家の“松村勝”氏は唱えている。
地元の人なら馴染みのある地名だが、
初めて見ると読み方に迷うかもしれない。
その地名の由来もはっきりしない。
ただ、古利根川とその営みによって形成された地形が、
最も由来に近いのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/0b/e4cb5d5435987c6969d82f3563861aa1.jpg)
志多見の松林(埼玉県加須市)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/3d/9c0f493bd094fc61f8f1734b48a9987c.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a9/7facd92e75df931f1215956966476d9a.jpg)
すごく面白かったです。
私は最近、郷土史に興味を持ちはじめた知識の浅いものですが、うちの親父が「志多見」の地名について個人的に調べた事を聞いたことがあります志多見ッ原に多く生えている椎の木、この実を岩手では「しだみ」と言うそうです。
岩手の郷土料理のリンクです
http://www.bunka.pref.iwate.jp/seikatsu/ryouri/shousai/ryouri_150.html
あくまでもソースがウチの親父なので眉唾でお願いします。
岩手の方ではドングリを「しだみ」と言うことは初めて知りました。
志多見の地名由来のお父さまの説。
大変参考になりました。
歴史は史実が大切なのですが、
いろいろな考えに触れることができるのも楽しさの一つだと思っています。
その土地に深く関係している地名は、大切に守っていきたいですね。
ちなみに、ドングリで作ったクッキーを食べたことがあるのですが、
なかなかの美味でした。
伊勢には、外宮の摂社である志等美(しつみ)神社があり
村松氏の故郷である伊勢にも村松町があります。
外宮の世襲禰宜の一族である度会氏の支族である
村松氏は、故郷に関連のある志等美という名を
埼玉に持ってきたのかもしれません。
そして、「しつみ」から、「したみ」に訛ったのかもしれません。
ご教示ありがとうございます。
新しい切り口で目から鱗です。
なるほど、その説はかなり有力ではないでしょうか。
氷川神社も西国から来た人が祀った神社で、
やはりその名前も転訛と読んだことがあります。
貴重な情報をありがとうございました。
名古屋市守山区にも志段味(しだみ)という地名があり、こちらも「水が滴る場所」という由来だと言われています。
なお「志段味」になる以前の明治期には「志段味」の隣に「志談」と書いて「しだみ」という地名もあり、合併により一体化して「志段味」になったそうです。
貴重な情報をお寄せいただき、ありがとうございます。
名古屋市にも「しだみ」があるのですね。
しかも、「志談」と書いて「しだみ」と読む地域もあったとのこと。
物心がついた頃から「しだみ」の地名に親しんでいたのですが、ふと立ち止まってみると不思議な地名に思えてきます。
色々な由来があって奥が深いです。
改めて地名は面白いですね。