
――つっこみどころの多いドラマ。
松岡昌宏が時代劇初主演となる「天と地と」(テレビ朝日)が、
1月6日に放送されました。
脚本はジェームズ三木。
“上杉謙信”役は松岡昌宏、
宿敵“武田信玄”役は渡部篤郎でした。
大河ドラマ「風林火山」を意識しての制作だったのでしょうか。
武田家の重臣で登場したのは“山本勘助”のみ。
1年間通して放送した「風林火山」に対し、
「天と地と」は約2時間番組です。
その内容の薄さは否めません。
総じて「天と地と」で描いたのは、謙信の恋と武田信玄との戦いでしょう。
宇佐美定行の娘“ナミ”(木村佳乃)に心を寄せる謙信は、
「風林火山」にはなかった要素です。
毘沙門天の化身と言われた謙信と雖も、血の通った人間。
生涯不犯を通したと伝えられますが、
若い頃は恋のひとつやふたつはあったことでしょう。
ところで、「天と地と」はその中身よりも、
総じて細部が目に付くドラマでした。
登場人物たちの背後に見える仰々しい“石垣”や“天守閣”。
しかも城は鬱蒼とした樹木に覆われ、
雪が降っているのに木の葉はみずみずしい緑色。
絢爛豪華な城を背後にした謙信は、
まるで江戸時代の大名のよう……。
昨年の今頃は万俵家の主として君臨していた北大路欣也は、
特撮戦隊物のごとく毘沙門天の姿で登場。
道には自動車が通ったような轍がくっくり残り、
第4次川中島合戦では信玄は出家前の「晴信」の名で呼ばれていました。
あまつさえ、チャンバラ時代劇のように“刀”で切り倒していく武将たち。
謙信があえて信玄を討たずに立ち去る一騎討ち。
創作を前提にしていても、
リアリティの欠落は興醒めするばかりです。
「天と地と」で最も血が通っていた登場人物は、
長尾晴景(佐野四郎)とお藤(床嶋佳子)だけだったかもしれません。
2008年大河ドラマ「篤姫」も同日にスタートしました。
男くさかった「風林火山」から一転して、
宮崎あおい主演の女の世界が描かれます。
時代も戦国時代から幕末。
万俵大介(「華麗なる一族」)から毘沙門天になった北大路欣也のように、
だいぶ変わったようです。
よかれあしかれ……。
松岡昌宏が時代劇初主演となる「天と地と」(テレビ朝日)が、
1月6日に放送されました。
脚本はジェームズ三木。
“上杉謙信”役は松岡昌宏、
宿敵“武田信玄”役は渡部篤郎でした。
大河ドラマ「風林火山」を意識しての制作だったのでしょうか。
武田家の重臣で登場したのは“山本勘助”のみ。
1年間通して放送した「風林火山」に対し、
「天と地と」は約2時間番組です。
その内容の薄さは否めません。
総じて「天と地と」で描いたのは、謙信の恋と武田信玄との戦いでしょう。
宇佐美定行の娘“ナミ”(木村佳乃)に心を寄せる謙信は、
「風林火山」にはなかった要素です。
毘沙門天の化身と言われた謙信と雖も、血の通った人間。
生涯不犯を通したと伝えられますが、
若い頃は恋のひとつやふたつはあったことでしょう。
ところで、「天と地と」はその中身よりも、
総じて細部が目に付くドラマでした。
登場人物たちの背後に見える仰々しい“石垣”や“天守閣”。
しかも城は鬱蒼とした樹木に覆われ、
雪が降っているのに木の葉はみずみずしい緑色。
絢爛豪華な城を背後にした謙信は、
まるで江戸時代の大名のよう……。
昨年の今頃は万俵家の主として君臨していた北大路欣也は、
特撮戦隊物のごとく毘沙門天の姿で登場。
道には自動車が通ったような轍がくっくり残り、
第4次川中島合戦では信玄は出家前の「晴信」の名で呼ばれていました。
あまつさえ、チャンバラ時代劇のように“刀”で切り倒していく武将たち。
謙信があえて信玄を討たずに立ち去る一騎討ち。
創作を前提にしていても、
リアリティの欠落は興醒めするばかりです。
「天と地と」で最も血が通っていた登場人物は、
長尾晴景(佐野四郎)とお藤(床嶋佳子)だけだったかもしれません。
2008年大河ドラマ「篤姫」も同日にスタートしました。
男くさかった「風林火山」から一転して、
宮崎あおい主演の女の世界が描かれます。
時代も戦国時代から幕末。
万俵大介(「華麗なる一族」)から毘沙門天になった北大路欣也のように、
だいぶ変わったようです。
よかれあしかれ……。
北大路欣也の毘沙門天コスプレには、テレビの前で凍り付いてしまいました。敢闘賞を差し上げたいです。
本当に役者さんが気の毒な感じでしたね。
松岡昌宏氏が熱演だっただけになおさら……
北大路欣也氏のコスプレにフリーズは共感します。
あの瞬間チャンネルを変えた視聴者も多いでしょうね。
ソフトバンクCM犬の声もやっているし、
確かに敢闘賞ものです(^^)