クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

満々と水を湛えない沼は? ―星子沼―

2016年12月22日 | 利根川・荒川の部屋
星子沼は、豊野台テクノタウンの中にある(旧大利根町・現加須市)。
沼は公園の一部になっていて、周囲は工場が建ち並んでいる。

沼と言っても水はない。
いや、湿地なのだろう。
一面に葦が生い茂っており、
満々と水を湛えている姿ではないということだ。

それでいて、コンクリートで護岸されており、
自然なのか人工的なのかよくわからない「沼」だ。
星子沼に釣りに行こうという人は、まずいないだろう。

すぐ隣には中川が流れている。
また、「加須商工会大利根支所」が隣接している。
テニスコートもあり、「沼」とのギャップを感じる。

星子沼の大きさは小規模だ。
その周囲は整備されているから、ウォーキングは可能。
緑がたくさんあり、ちょっと息抜き程度に歩くには最適かもしれない。

水が見えない星子沼。
大雨が降ったあとならば、水を湛える姿が現れるのだろうか。
自然系の学芸員はこの沼をどう見るのだろう。
歴史や由来など、何かと気になるところである。


星子沼公園(埼玉県加須市)
コメント
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