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仲良し夫婦の日記です。

読書日記 ~98~

2022-09-25 20:48:48 | 読書

やっと読書の秋らしくなりました。例によって ”積ん読” を4冊片付けました。

積ん読があるうちに次を買っちゃうから、山がどんどん大きくなるのですよ~

 

 《 一本の水平線 》 著:安西水丸

 

安西水丸さんのイラストが好き。シンプルで心に残る。

各ページに1本引かれた水平線、そこに描かれた玩具や貝殻。

添えられた言葉がなんとも詩的でいいのだ。

彼は、海が好きなんだと思う。

 

 

 《 おいしい子育て 》 著:平野レミ  絵:和田誠

イラストレーターの和田誠さんと電撃結婚した平野レミさん。

テレビで見る通りの、明るくポップな女性。

二人の男の子を育てる日常を楽しく描く。

お料理のレシピもあり、作ってみたものも。

二人の息子たちの嫁、上野樹里さん・和田明日香さんとの対談も、家族のありようが想像できて楽しい。

 

 

 《 その本は 》 著:又吉直樹 ・ ヨシタケシンスケ

話題の二人の競作。

ある国の本好きな王様が目が見えにくくなり、二人の家来に依頼する。

「世界を回って面白い本を読み、それを私に聞かせてくれ」と。

帰ってきた二人は、一晩ずつ本の内容を王様に話す。

それは、哲学的であったり、SFチックな内容、自省的な内容であったり、

初恋の芽生えや、辛い出来事であったり(ウルウルした)

又吉さん・ヨシタケさんらしく、アイデアとウィットに富んだ本だった。

「エッ?!」と思わせるラストに苦笑。

(あ!地元で「ヨシタケシンスケ展かもしれない」をやってるから行こう!)

 

 

 《 誰も断らない 》

    ~こちら神奈川県座間市生活援護課~  著:篠原 匡

作家でジャーナリストの篠原さんが取材したのは、座間市の市役所。

そこの生活援護課で奮闘する職員たちを追うドキュメンタリー。

困窮者支援のために枠を超えて飛び回る職員たちのその熱意は

ネットワークを生み出し、困窮者を救い支えとなっている。

日本中の自治体がこんな風に動いていけば

救われる人はもっと増えると思うのだが…。

身近な自治体を見てみると、縦横の連携は悪いし、たらい回しにされることも。

支援に関わる方に、ぜひ読んでほしい1冊。

 

 

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