ちょっと趣の違う2冊を読みました。
2冊とも 小説ではなくて“ ドキュメントもの”っていうのかな、良かったです。
≪ 露の身ながら ≫ 著: 多田富雄 & 柳澤桂子
これは、ファン友さんからご紹介頂いた本。感動しました!
お互い 病に倒れ、寝たきりに近い状態になった二人の科学者の往復書簡集。
脳梗塞で、声を失い半身不随となった免疫学者 多田富雄さん
原因不明の難病を患い、車椅子生活を余儀なくされた遺伝学者 柳澤桂子さん
左手でパソコンを打ち、1通の手紙を仕上げるのに 1か月以上を要するような環境の中
二人は1年半に及ぶ往復書簡を交わす。
お互いの専門分野を軸に、いのち・病・科学・平和・世界情勢・芸術・ときに愛 について
幅広い意見を交わしていく。
人は病を得ても、こうも前を向いて積極的に思考できるものなのか…
「知」の人だからなのか、お二人の意欲なのか、学ぶべきところ「大」なり。
お二人のお互いを気遣いながらの書簡に、心洗われました。
健常な私も ウカウカ してられないわ、と発奮!← いつまで続くやら?!
「車椅子に乗るときは、お洒落をして乗ります」という柳澤さんの 女性らしさにニコリ
≪ 銀座 名バーテンダー物語 ≫ 著:伊藤精介
もう古い本で、書店にも出版社にもなかったので、図書館で借りました。
新聞の書評で見て、どうしても読みたかった本です。
私の人生で、いわゆる本格的な”バー”って、3回しか行ったことがありません。
でも、あのバーの雰囲気、男性が惹かれるのがわかるんです。。。
あきさんやヒロシさんも、バーを時々ブログにアップしてらっしゃいますね。
昭和4年にバーのボーイとなり、戦後いち早く バー「クール」をオープン。
60年間 銀座一筋に歩んできた、名バーテンダー「古川緑郎」さんの一代記。
戦時中、ウィスキーを疎開させた話、アメリカの禁酒法時代のもぐり酒場のような営業をしたこと。
それは昭和の歴史そのものだった。
古川氏の良きバーテンダーとしての心構え…
*バーテンダーは良き医者でなくてはならない
*残り香のように、忘れることのできない店作り
*カクテルは、空想とエピソードに包まれた楽しい飲み物
それらを実践した彼のバーに集まったのは
文化人・文士・マスコミ関係者…客が良い店を作って行ったのだった。
「ありがとうございました。いってらっしゃいまし」
という古川の言葉を聞きたくて、客は集まってきたのだろう。
そんな古川氏のいる「クール」という空間に行ってみたかった
え?2冊で¥900?お安いです
私ね、仕事についての本が好きなのです。
「宇宙飛行士選抜試験」
「鳶(とび)」の2冊もオススメ!
知らない世界が広がります。
リビング見てくださったのね
まだこれからも出るかもなので注意してみてね(^o^)
6/9が楽しみだなあ♪