さて、銀座から歩いて5分もかからずに「歌舞伎座」に到着。
夜の部の演目です。見どころは 「口上」 と 「勧進帳」
開場前に着いたのは、5階の”歌舞伎座ギャラリー”を見たくて。
ギャラリーには、今回の出し物の展示がしてあって、気分を盛り上げてくれます
朝の部の”松王丸”の衣裳
夜の部の”弁慶”の衣裳
口上の場面のパネルも展示してありました。
いよいよ、開演です!
東京に行く直前にチケットを買ったので、当然前のお席はなく、2階席の後ろでした。
でも前回の1階席よりは全体が見通せて、いいお席だったような。
楽しみにしていた「口上」が始まりました。
*松本幸四郎 改め 松本白鸚
*市川染五郎 改め 松本幸四郎
*松本金太郎 改め 市川染五郎
父・息子・孫 の、三代同時襲名の「口上」
三人だけではなく、出演者。縁者の役者さん、総勢22名の口上は、
笑いあり、裏話ありの、楽しくも身の引き締まるものでした。
白鸚さんは、三代襲名の重みを語られ
幸四郎さんは、名跡を継ぐ重責を語り
孫の染五郎さんは、これからの決意を、それぞれ語られました。
染五郎さんはまだ12歳。でも立派な口上でしたよ。
大きな拍手と、大向こうからの”高麗屋”の掛け声が、ファンの期待を表すかのようでした。
休憩を挟んで4時間半。
長時間には思えない、見応え、聴き応えのある時間でした。
幕間にあった、歌舞伎座には付き物の”緞帳”の紹介を。
① 今回の襲名披露のために作られたもの。松並木と富士。
② 「朝光富士」 松尾敏男:画
③ 「夕顔図」
④ 「水辺の四季」 上村淳之:画
⑤ 「春秋の譜」 中島千波:画
どれも素晴らしい織物、これも目の保養になりました。
昨日は「LEGEND」、今日は「歌舞伎」
趣きは違えど、オペラはイタリアの、歌舞伎は日本の ”古典芸能” です。
もとはそれぞれ”大衆文化”だったようですものね。
今はどちらも、何となく敷居が高いイメージがありますが、
そんなことはありません、楽しい娯楽の要素がいっぱい
歌舞伎を堪能した今宵は、楽しい一夜と ~チョン!~ 相成りましてござりますぅ~!チョンチョン!
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