9月26日、広島国際会議場で、仏教講演会がありました。
一昨年に続いて、清水寺貫主”森 清範”氏のお話です。
「言葉のちから」というテーマでお話しされました。
森氏 : 今、清水寺は平成の大修理をしてます。
屋根の葺き替え、柱の根継ぎに 後2年かかります。
修理が終わった清水に参られますと、観音さんの浄土に参られますので
後2年、どうぞ皆さん、一人も欠けることなく(笑) 見に来てくださいね。
今年の漢字一字は「広」やないかと思うんです。(拍手)
私は「虎」がいいんですけどね(笑)
今年の漢字一字について、ある子どもさんが 「知ってるでー」と。
「おじちゃんが書いてるんやで~」 「そら知らん!」
そうですわな、顏はテレビに映りません、書いてる後ろ姿だけですわ。
テレビの人に「顔も映してくれ」言うたんですが「あきまへん」と…。(笑)
話はちゃいますが、この揮毫する筆は 広島の熊野筆です。
牛耳筆といって、たっぷり墨を含む牛の耳の毛を中に植えてあります。
背中しか映らへんてことなんですが、この「背」という字、「北」が付いてますね。
「北」というのは、人が背中合わせに座ってるという意味です。
背中合わせではわからない、”ことば”を掛けねば心は通じません。
”ことば”には力があります。魂・エネルギーがあります。
「布施」というのは、物の施し と ことばの施しがあります。
ある会合で、スリランカの代表のこんな言葉がありました。
「憎しみは、憎しみを以って憎しみを越えることはできない。ただ、愛を以って越えることができる」と。
同席していた吉田茂氏は、これを聞いて涙したそうです。
私(森氏)の”座右の銘”は、「一日存命の悦び」です。
朝目覚めた時、目覚めたことへのありがとうを感じてください。
皆さんも、座右の銘を持ちましょう。
* * * * *
そのほか、森さんが遭遇された、ことばの大切さを感じたエピソードをいろいろお話し下さいました。
いつものように惹き込まれ あっという間の1時間15分でした。
今年も心に栄養を頂きました。森さん、ありがとうございます。
因みに、私の座右の銘はあきさんが色紙に書いてくれた 「今を全力で生きよう!」です。
自分のやってることが誰かの役に立っているのかと自問自答しています…これもあきさんの言葉。
全力で生きることが、誰かの役に立つのかな・・・。
きっとそうだ。 がんばろう!
講演会、行かれなかったのね、ザンネンでしたね。
いつもながらの、胸打つお話でしたよ。全部ご紹介できないのが私の腕の無さ…
全力で生きてるつもりでも、なかなかお役には立てませんね。頑張るわ!
2年後、清水参りをいたしましょうね