con te. bravo!

仲良し夫婦の日記です。

そのすご技に どきっ。

2014-08-13 15:06:05 | 美術

先日から、ひろしま美術館の前を通るたびに 「どきっ。」

  

のぞいてきました。 版画の世界。

『そのすご技に どきっ。 版 ー 技と美の世界』

 

版画って、絵画と違って 直に完成させていくのではなくて、

刷り上がった図をイメージしながら、彫って、色を入れて、重ねて・・・と、

そういう制作の”プロセス”が、きっと魅力なんだろうな。

逆に出来上がった作品を見ると、彫っていく手の感覚や、

出来上がった版木の凹凸、作家の色の入れ方まで想像できて 面白い。

 

版画には、大きく分けて4つの技法がある。

1)  木版画

   

   木を彫っていき、凸に残った部分にインクをのせて刷る凸版である。

   主に浮世絵などがそれ。

 

2)  銅版画

   

   銅板に直接彫ったり、薬品で銅を腐蝕させて凹ませて、そこにインクを入れて印刷する方法。

   これには、金属の硬さを感じるモノトーンの作品が多かった。

 

3)  リトグラフ

    

   版を彫りこむことはせずに、絵の具の油性と水性を使い分け、インクを乗せたりはじいたりして

   印刷する方法。描いた絵がそのまま印刷されるので、画家の、版画への参入を容易にさせた。

  

4)   シルクスクリーン

   

   木枠に張ったシルクの布の孔(あな)からインクを透過させて印刷する方法。

   上の版画は、ルイ・ヴィトンとコラボして話題になった「草間弥生」さんの「南瓜」。

 

 

総展示数 124点。

技法別に展示されていたので、とても見やすかったです。

私の好みから言うと、「版画」はやはり「木版画」! 素朴な味わいがあるな~。

ブラボーマンも 「温かみがあって、柔らかみがあって、木版画がいいね。」と。

版画に興味のある方は是非。 8月31日迄ですよ~ \(^o^)/

 

   

     <おまけ>

   特別展会場を出た右手に、素敵な“像”があります。

   船越保武・作 「りんどう」 少女の優しい顔

   

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (zucchero)
2014-08-14 10:39:37
なるほど~。
すごくわかりやすい解説ですね。
それぞれの素材が違うと、作品の雰囲気が
全然違いますね。「適材適所」なんですね。
ブラボーマン様とkumikoさんは、趣味も好みもぴったり
同じなんですね~
返信する
zuccheroさん (kumiko)
2014-08-14 11:49:50
そうそう、技法によって、全然味わいが違うの。
これ、写真?! 絵?! っていうのもありました。
そんな中、木版画の「これぞ版画!」にホッとします

どちらがどちらとは申しませんが、”牛にひかれて善光寺”です・・
返信する

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