con te. bravo!

仲良し夫婦の日記です。

読書日記~みたび~

2014-05-16 22:22:22 | 読書

 

図書館で予約してた本が 4冊一度に来ちゃってアセアセ

まだ読みかけの、自分の本もあるんですけど~。

でもこちらは期限があるもの。こちら優先で、時間を作って (私の場合、たいてい夜中デス) 読みました。

 

   『荒地の恋』  ねじめ正一:著

    

あきさんのソロコンで聞いた、「谷崎潤一郎」の妻を好きになった「佐藤春夫」のお話。

谷崎の妻と暮らし始めた佐藤の心情を歌った 『秋刀魚の歌』 の前振りでしたね。

俗にいう”不倫”?! ふむ。。ふむ。。

詩人界にもありました! 同じお話。(これも実話らしいです)

親友「田村隆一」の奔放な妻・明子を好きになった「北村太郎」。

北村は、自分の妻子を捨て、明子と暮らし始めました。

それまで寡作だった北村ですが、

明子との昂揚した生活を機に、北村の“ことば”が躍動を始めます。

詩集も、この時期に何冊か上梓。 評判になります。

しかし、その生活にはいつも 元夫・田村の影が・・・親友としての確執・・・

北村の妻として読むと悲しい筋書。 明子として読むとうなずけるストーリー。

おススメです。 「秋刀魚の歌」が心に染みた方はぜひ!

 

  

   『きいろいゾウ』  西 加奈子:著

   

これは、娘の友達から勧められた本。 なるほど、若い感性の文体です。(作者は30代)

若い夫婦の 田舎暮らしの日常が淡々と描かれていきます。

作家の夫「ムコ」さんと、 動物や植物と話しができる妻「ツマ」さん。

「ツマ」さんの、近所の人との交流や、ノラ犬との会話は独白形式で、

そしてそれを優しく見つめる「ムコ」さんの心は日記形式で、綴られていきます。

そんな穏やかな日常ですが、 ある日、夫の過去が波紋を呼び起こします。

夫の背中に彫られた”鳥の刺青” ・・・その謎は・・・

題の『きいろいゾウ』は、物語のチャプターの間に出てくる『童話』のタイトルです。

2013年 映画化されました。

「ムコ」・・・・向井 理      「ツマ」・・・・宮崎 あおい

ピッタリだな~

 

 

   『俺だって子供だ!』  宮藤 官九郎:著

   

作家・脚本家・俳優・歌手・・たくさんの肩書を持つ 宮藤官九郎、 通称「クドカン」。

これは、クドカンとそのオクサンの「子育て日記」です。

愛娘 「かんぱちゃん(仮名)」 の出産前から 3歳の誕生日までの記録。

かんぱちゃんは、赤ちゃんにしてその態度のデカさは 既に<部長級>!!

泣き声一つで大人は右往左往~  

寝たかな?と ベッドに置くと大泣き~

離乳食は食欲旺盛、何でも食べちゃう

ウッカリしてたら うんちを口に

父さん・母さん 可愛いかんぱちゃんに合わせて、ドタバタあたふた。

でも、どこか冷めているクドカンの視線。

1つ1つのシーンを、監督の目で見てる?

抱腹絶倒。 子育ての苦労を笑い飛ばせちゃいます (●^o^●)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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