日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

6301 コマツ、純利益1%増 4~12月 北米好調 6305 日立建機は11%減益

2015年01月29日 | 15.機械
〔15.1.29.日経新聞:投資情報面〕


 建機大手のコマツと日立建機は28日、2014年4~12月期の連結決算を発表した。ともに北米や欧州の販売が好調な一方で中国など新興国は苦戦。先進国の売上比率が高いコマツは円安効果も出て純利益(米国会計基準)が前年同期比1%増だったが、日立建機は11%減益となった。両社とも15年3月期の業績見通しは据え置いた。

 コマツの9カ月間の売上高は3%増の1兆4366億円。油圧ショベルなどを扱う建設機械・車両部門は欧州が26%増、北米が13%増となった。対照的に中国は23%減。日米欧向けの売上高比率は45%と前年同期に比べて2ポイント上昇した。

 営業利益は10%増の1818億円だった。中国不振に加え、資源価格下落で採算の良い鉱山機械の販売台数が落ち込み187億円の利益下押し要因になった。これを約300億円の円安効果と値上げなどによる単価改善効果で補った。

 日立建機が減益になったのは、中国販売の落ち込みがコマツより大きかったうえ、日本で排ガス規制に伴う駆け込みが発生した前期の反動で、単価が安い小型機種の販売が増えて採算が低下したためだ。

 引き続き円安メリットなどが見込める一方で、日立建機の桂山哲夫最高財務責任者は「原油安の影響はすぐには出てこない」とし、今期業績への影響には中立という見方を示した。

 27日に決算発表した米キャタピラーも中国販売などが振るわず、14年12月期の連結純利益が前の期比2%減少。15年12月期は9%減収という厳しい見通しを示した。 

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