〔15.3.6.日経新聞:総合2面〕
シャープがメガバンクや三菱商事などが共同出資する企業再生ファンドに出資を要請したことが5日わかった。最大300億円規模の調達を目指す。シャープは不採算事業の損失処理で2015年3月期に大幅な最終赤字に陥る見通しだ。主力取引先2行への1500億円の資本支援要請と並行して独自の資本増強策も進め、財務の健全性回復を急ぐ。
出資要請先のファンドはジャパン・イ . . . 本文を読む
〔15.3.3.日経新聞:企業2面〕
三菱電機は体を切らずにがんを治療する粒子線治療装置の小型化にめどをつけた。現行装置の直径は約20メートルだが、3分の1程度にする。小さくなれば病院が導入しやすくなる。治療施設が増えることで、現在300万円程度といわれる患者の治療負担が軽くなる可能性がある。
粒子線治療装置はがん細胞に原子レベルのイオンを照射して治療する。三菱電機が小型化するのは炭素イ . . . 本文を読む
〔15.3.1.日経新聞:日曜に考える2面〕
ソニーの解体的出直しがはじまる。創業来の看板事業であるエレクトロニクス事業で分社を進め、経営スタイルは「持ち株会社経営」にぐっと近づく。分社戦略を推し進めた後、ソニーはうまく動くのだろうか。
2月18日にソニーが開いた経営方針説明会で出席者の注目を集めたのは、エレキ事業の分社戦略だ。発表した方針通り、携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」を含む本体の . . . 本文を読む
〔15.2.28.日経新聞:企業2面〕
NECは27日、埼玉と長野両県にある2つの工場を2017年3月までに閉鎖すると発表した。それぞれ従来型携帯電話と車載機器などを生産している。計約700人の従業員は静岡県掛川市などにある企業向け情報・通信機器の工場に異動させ、生産効率を上げる。
閉鎖するのは携帯電話を生産する埼玉日本電気(NEC埼玉、埼玉県神川町)と、車載機器や医療機器などを生産する長 . . . 本文を読む
〔15.2.27.日経新聞:企業2面〕
日立製作所は26日、4月1日付で研究開発体制を再編すると発表した。事業分野などで分けていた従来の体制から、世界の大手企業や政府機関などと連携する仕組みに変える。同社は顧客に入り込んで新しいビジネスモデルを提供する事業体制の構築を掲げており、研究開発部門もこれに合わせる。
顧客の収益モデル構築に関わることを目的にした「社会イノベーション協創センタ」、 . . . 本文を読む
〔15.2.27.日経新聞:消費Biz面〕
パナソニックは4月に家庭用エアコンなど空調機器事業を強化するための組織改革を実施する。同社の空調事業は年間売上高3000億円を超え、国内の家庭用向けシェアが首位。現在は社内に43ある事業部の一つだが、収益面では不振が続いてきた。新組織「エアコンカンパニー」に格上げして投資や人事などの権限を拡大し、国内外で成長戦略を加速する。
パナソニックは2013 . . . 本文を読む
〔15.2.27.日経新聞:消費Biz面〕
施設ではパナソニックの介護用品を活用する
パナソニックは26日、ショートステイ(短期入所)や訪問介護など複数のサービスを1カ所で提供できる介護施設を全国展開すると発表した。2019年3月期までに現在の2拠点から200拠点に増やす。政府が在宅介護の普及を後押しし、地域ごとに多様な介護サービスの需要が高まっている。介護事業の新たな柱として収益源を多様に . . . 本文を読む
〔15.2.26.日経新聞:企業2面〕
ソニーの平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は25日、日本経済新聞などの取材に応じ、「テレビ事業は黒字化が前提だが、事業を継続していく必要がある」と述べた=写真。2015年度からの中期経営計画でエレクトロニクス全事業を順次、分社する方針を出したが、「分社化が即、事業売却や撤退とイコールではない」とした。
ソニーは昨年7月、10年連続で赤字を計上し . . . 本文を読む
〔15.2.26.日経新聞:1面〕
TDKは250億円を投じ、スマートフォン(スマホ)や自動車向け電子部品の新工場2棟を秋田県に建設する。国内での大規模工場棟の新設は8年ぶりで、2016年末の稼働を計画している。円安の追い風を受けて国内生産の採算性が向上したと判断した。電子部品では村田製作所や太陽誘電も国内工場の建設を進めており、製造拠点の国内回帰が広がりそうだ。
TDKの新しい工場棟は、秋 . . . 本文を読む
〔15.2.25.日経新聞:企業1面〕
日立製作所が過去最大のM&A(合併・買収)に踏み切る。24日、約2600億円を投じ、イタリアの防衛・航空大手、フィンメカニカから鉄道車両・信号事業を買収すると正式発表した。買収で日立の鉄道関連売上高は4100億円と2倍以上に増加。将来は8千億円に引き上げる計画だが、規模拡大だけが狙いではない。ビッグデータ解析などと組み合わせ、鉄道を切り口に世界の社会イ . . . 本文を読む
〔15.2.24.日経新聞:企業1面〕
キヤノンは23日、「ナノインプリント」と呼ぶ技術を使った次世代半導体製造装置を2015年にも発売すると発表した。線幅が10ナノ(ナノは10億分の1)メートル台の微細な回路を加工する工程に使う装置でまずフラッシュメモリー向けに売り込む。
ナノインプリントは微細な凹凸のついた原板をウエハーに押しつけて半導体回路を形成する技術。キヤノンは昨年、同技術を持つ米 . . . 本文を読む
〔15.2.24.日経新聞:消費Biz面〕
カシオ計算機は高級腕時計の国内生産を6割増強する。訪日外国人の増加を受けて販売が好調なためで、主力工場の山形カシオ(山形県東根市)で10万円以上の商品を生産するラインの能力を8月までに月1万6千本に増やす。同工場は昨年夏に増産したばかり。円安を追い風に輸出も好調なため、一段の増産が必要と判断した。
カシオは山形工場で2004年からアナログ時計のムー . . . 本文を読む
〔15.2.23.日経新聞:企業面〕
日立製作所はセキュリティー分野でアジアに進出する。シンガポールで4月から、オフィスの入退館などを管理する監視システムなどを構築したり、企業からシステム運営を受託したりする事業を始める。2016年にはインドネシアなど5カ国程度に広げて事業を拡大する。
シンガポールを本拠地とするインフラ関連の子会社に専門部署を設けた。日本の高精細のカメラ技術や現地のIT(情 . . . 本文を読む
〔15.2.21.日経新聞:企業2面〕
TDKは自動車用磁気センサー事業に本格参入する。主に電動パワーステアリング向けで、現在は数億円の売上高を2018年3月期に200億円に増やす。売上高営業利益率は10%以上を狙う。自動車のIT(情報技術)化需要を取り込み、主力のスマートフォン向け電子部品などに次ぐ収益源に育てる。
磁気センサーの働きでパワステの動きを細かく制御し、燃費改善につなげる。磁気 . . . 本文を読む
〔15.2.20.日経新聞:企業1面〕
中小型液晶のジャパンディスプレイは19日、消費電力を99%以上削減した液晶パネルを開発したと発表した。腕時計型のウエアラブル端末向けで、太陽光などをパネル内部で反射させて映像を表示する。消費電力の約8割を占めるバックライトが不要になる。電池が長持ちするようになればウエアラブル端末の普及にもつながりそうだ。
3月からサンプル出荷する。パネルの画素ごとに半 . . . 本文を読む