〔15.3.10.日経新聞:企業2面〕
三菱重工業は9日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからロケット打ち上げ事業を受注したと発表した。海外での受注は韓国、カナダに続いて3カ国目で、受注額は数十億円とみられる。三菱重工は同社の基幹ロケット「H2A」の打ち上げを21回連続で成功させており、高い信頼性と予定時刻通りの発射という実績が決め手となった。
ドバイの政府系機関である先端科学技術研究所( . . . 本文を読む
〔15.3.4.日経新聞:社会1面〕
宇宙航空研究開発機構は3日、小惑星探査機「はやぶさ2」が搭載する機器の初期段階における機能確認を終え、イオンエンジンを連続運転する本格的な運用に入ったと発表した。今年末に予定する地球の重力を利用した軌道変更に向けて速度を増す。
はやぶさ2は昨年12月の打ち上げから約3カ月間、搭載するエンジンや通信機器などの機能確認を進めていた。
3月2日までに問題が . . . 本文を読む
米航空宇宙局(NASA)が2030年代に目指す有人火星探査に一歩踏み出した。2014年12月に新型宇宙船「オリオン」の無人試験機を打ち上げ、回収に成功した。米政府が「宇宙探査の新章の幕開け」(アーネスト米大統領報道官)と位置づける探査計画が動き出したことで、人類が到達したことのない月よりも遠い「深宇宙」が間近に迫ってきた。
真っ暗だった宇宙が白く輝き、やがて光は紫、深紅、黄金色に変わっ . . . 本文を読む
〔15.1.11.日経新聞:国際面〕
【ワシントン=川合智之】宇宙ベンチャーの米スペースX社と米航空宇宙局(NASA)は10日、ケープカナベラル空軍基地(米フロリダ州)からロケット「ファルコン9」を打ち上げた。ロケットの再利用に向けて1段目ロケットを船上に軟着陸させる試験に初めて挑んだが、着地に失敗した。今後の試験で軟着陸に成功すれば、再び燃料を詰め、年内にも再利用ロケットの打ち上げを実現したい . . . 本文を読む
〔15.1.10.日経新聞:総合1面〕
政府は9日、2015年度から10年間の宇宙政策の方針などを定めた新しい宇宙基本計画(総合2面きょうのことば)を決定した。衰退の危機に追い込まれていた宇宙産業の強化と、安全保障分野での人工衛星整備など宇宙利用促進を両輪として推進を図る。宇宙関連メーカーの投資を促すと期待され、宇宙産業の立て直しと成長を狙う。
産業振興では今後の衛星やロケットについて . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:総合1面〕
米フロリダ州の米軍基地から打ち上げられた高性能の偵察衛星 =米空軍宇宙軍団提供
地球上で紛争が広がっても、宇宙だけは平和だと思われてきた。ところが、宇宙でも、米中などによる軍の攻防が始まっている。日本も蚊帳の外ではすみそうにない。
4万人精鋭集団
全米有数のスキーリゾートで知られるコロラド州。そのロッキー山脈のふもとに、風変わりな名の米軍司令部がある . . . 本文を読む
〔14.12.06.日経新聞:国際2面〕
【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)は5日午前7時(日本時間午後9時)5分、新型宇宙船「オリオン」の無人試験機をフロリダ州のケープカナベラル空軍基地から初めて打ち上げた。1969年に月面に着陸したアポロ宇宙船に似たカプセル型で、有人で小惑星や火星へ向かう予定の宇宙船だ。スペースシャトルの退役後に米国が描く新たな宇宙開発の第一歩となる。
米 . . . 本文を読む
〔14.12.04.日経新聞:国際2面〕
【ルクセンブルク=竹内康雄】商業衛星の打ち上げを巡る競争が激しくなってきた。欧州20カ国でつくる欧州宇宙機関(ESA)は次世代ロケット「アリアン6」の開発を決めた。市場価格の半値で台頭する米宇宙ベンチャー、スペースXに対抗。現行ロケットの半額をめざす。日本の次期主力ロケットも費用半減を狙っており、米国発の価格破壊が世界に波及している。
欧州を突き動か . . . 本文を読む