〔15.2.6.日経新聞:企業1面〕
民事再生法の適用を申請した国内航空3位のスカイマークは5日、投資ファンドのインテグラル(東京・千代田)とスポンサー契約を結んだと正式に発表した。再生手続き中の運転資金として最大90億円のつなぎ融資を受けるほか、再生計画案の策定に向け、人材も派遣してもらう。財務と事業の両面で民間ファンドが主導する異例の企業再生が動き出す。
「デューデリジェンス(資産査 . . . 本文を読む
〔15.2.6.日経新聞:国際2面〕
タイのドンムアン空港にはLCCのカラフルな機体が並ぶ=写真 小林健
東南アジアで格安航空会社(LCC)の成長に陰りがみえ始めた。低賃金の職員を確保できず、フィリピンのセブ・パシフィックは大規模な欠航を余儀なくされた。シンガポールのタイガーエアは合弁事業の海外路線から相次ぎ撤退した。旅客数の増加は続くとみられるが、競争の過熱により、低コストで新規路線を開 . . . 本文を読む
〔15.2.5.日経新聞:総合2面〕
経営が行き詰まり、民事再生法の適用を申請していた国内航空3位のスカイマークは4日、東京地裁が再生手続きの開始を決定したと発表した。同社は5月29日をめどに再生計画案を策定し、事業の再生を目指す。
手続き開始の決定により、債権者は3月18日までに裁判所に債権を届け出る。スカイマークは5月29日を期限に再生計画案を裁判所に提出。その後、一般的には6月下旬ごろ . . . 本文を読む
〔15.2.1.日経新聞:1面〕
日本の空港がアジアの空港運営に乗り出す。成田国際空港会社(NAA)は三菱商事と組み、ネパールで運営権を獲得する。日本の空港による初の海外進出となる。羽田空港も双日と連携し、インドネシアの空港の運営参画をめざす。アジアで広がる空港運営の民間開放では、シンガポールや韓国勢が先行してきた。日本は官民一体で巻き返しをはかる。
NAAは三菱商事や空港施設運営を手掛 . . . 本文を読む
〔15.1.29.日経新聞:1面〕
国内航空3位で経営不振が続く東証1部上場のスカイマークが自力での経営再建を断念し28日、民事再生法(総合2面きょうのことば)の適用を東京地裁に申請、受理された。投資ファンドのインテグラル(東京・千代田)が当面の資金を融資する方針で、燃油費などの支払いや運航は継続する。国内航空大手の経営破綻は2010年に会社更生法の適用を申請した日本航空以来、約5年ぶり。 . . . 本文を読む
〔15.1.22.日経新聞:企業1面〕
全日本空輸と日本航空は21日、3月29日から始まる夏ダイヤの路線計画を国土交通省に申請した。昨年から交渉中のスカイマークとの共同運航については両社ともに準備が整っていないなどとして申請を見送った。スカイマークは共同運航を業績不振の打開策と位置づけており、大手2社は「早急に申請したい」(全日空)としている。
21日に申請を見送った理由について、全日空は「 . . . 本文を読む
〔15.1.16.日経新聞:総合2面〕
▽…航空機の発着数が増えすぎて事故につながらないよう、国土交通省は空港ごとに発着枠を決めている。同省は2010年から、国内線の拠点空港だった羽田の国際化にかじを切り、国際線の発着枠を段階的に増やしてきた。14年3月には出張や旅行に便利な昼間時間帯の発着枠を3万回増やし、年間の発着枠を9万回にした。内訳は昼間時間帯が6万回、深夜早朝の時間帯は3万回だ。
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〔15.1.16.日経新聞:1面〕
関西を中心に運航する格安航空会社(LCC)大手のピーチ・アビエーションは今年夏にも羽田空港へ乗り入れる。国土交通省も認可する方針で、国内のLCCでは初めて羽田空港の国際線枠(総合2面きょうのことば)を使い、台北線を就航する。都心に近く、利便性の高い羽田に低運賃が武器のLCCが乗り入れれば航空会社の競争が広がり、日本を訪れる外国人旅客の増加にもつながりそうだ . . . 本文を読む
〔15.1.12.日経新聞:総合・経済面〕
日本の国際貨物便が上向く兆しが出てきた。2014年を通じた羽田空港の国際貨物の取扱量は27万6738トンとなり、前年に比べて79%伸びた。成田空港も5%増の204万3372トンと2年ぶりに増加した。
目立つのが羽田からの輸出数量の増加だ。1年間の伸びは6万トンを超え、前年比で2倍弱となった。そのうち、経由便の伸びが2.2倍、5万トン強と目立った。 . . . 本文を読む
〔15.1.11.日経新聞:企業面〕
業績不振が続く国内航空3位のスカイマークが10日発表した2014年12月の搭乗実績は、全路線平均の搭乗率が54.5%と前年同月比5.6ポイント下落し、12月としては過去5年で最も低い水準となった。主力の羽田空港発着路線では14年6月から順次機材を大型化しているが、提供座席数の増加に見合う新規旅客を獲得できていない。
主力の羽田―福岡線では機材の大型化など . . . 本文を読む
〔14.12.29.日経新聞:企業面〕
業績不振が続く国内航空3位のスカイマークが経営再建への正念場を迎えている。日本航空や全日本空輸と提携交渉を進めているが、合意は年明けとなる見通し。提携による増収効果が現れるまでは、減少傾向にある手元資金の手当て策が不可欠だ。航空自由化を象徴する健全な「第三極」を維持できるか。スカイマークにとっても航空業界にとっても重要な局面に差し掛かっている。
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〔14.12.19.日経新聞:企業2面〕
国内航空3位のスカイマークは搭乗率が低迷する米子空港(鳥取県境港市)発着路線から撤退する方向で検討を始めた。米子―神戸・那覇の2路線を2015年9月にも廃止するほか、15年3月末の運航再開を表明していた米子―羽田線についても再就航を取りやめる方向で、年内にも国土交通省に届け出る方針だ。日本航空、全日本空輸との共同運航に向け路線を整理するとともに収益の . . . 本文を読む
〔14.12.13.日経新聞:国際2面〕
【パリ=竹内康雄、ニューヨーク=杉本貴司】欧州エアバスがボーイングのお膝元、米国市場の開拓を本格化する。小型機ながら航行距離の長い新型機を、建設中の米国工場で生産する。大西洋をノンストップで飛行できる能力を備え、乗客を小さい飛行機で多くの目的地に頻繁に運びたい航空会社のニーズに応える。迎え撃つボーイングは対抗機となる小型機を大幅に増産する。
エ . . . 本文を読む
〔14.12.11.日経新聞:総合1面〕
日本航空と提携交渉中のスカイマークは10日、全日本空輸にも提携を通じた支援を要請すると正式に発表した。日航との共同運航で年80億円としていた増収効果は最大で2倍になるという。日航単独の支援に難色を示していた国土交通省に背中を押された苦渋の決断だが、3社の思惑は交錯する。国内航空「第三極」の先行きはまだ見通せない。
「常識的にはありえない」「民間 . . . 本文を読む
〔14.12.10.日経新聞:1面〕
日本航空と提携交渉を進めている国内航空3位のスカイマークは全日本空輸にも提携を通じた支援を要請する方針を固めた。日航とは羽田発着便の共同運航を検討しているが、国土交通省は日航単独での支援に難色を示しており、全日空を交えての共同運航とし理解を得たい考え。大手2社との提携によって、搭乗率を改善し収益の立て直しを目指す。
スカイマーク幹部が近く全日空の幹部と . . . 本文を読む