くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

もくじ2005/9/30~2005/6/2

2007-01-11 15:05:05 | ノンジャンル
2005/9/30「おてんばセット
2005/9/27「ふひ~、良い湯でしたがな
2005/9/24「ただいま療養中
2005/9/22「記憶
2005/9/22「やんわりと
2005/9/20「真人間セット
2005/9/18「北岳バットレス
2005/9/18「鳳凰三山
2005/9/17「猿の群れに会ったよ
2005/9/16「今朝の間ノ岳(あいのだけ 3189m)は
2005/9/15「快晴の仙丈ヶ岳
2005/9/14「山頂直下なんも見えん
2005/9/13「あずさ7号の怪
2005/9/12「明日からまた山ごもりです
2005/9/11「The water is wide
2005/9/11「形、形、形

2005/9/10「いたそう?よさそう?
2005/9/7「良い歌だよね
2005/9/7「野分
2005/9/6「聞きたくもない話しが、オタク話なんだね
2005/9/6「男子五楽坊
2005/9/4「集中豪雨
2005/9/2「ただいま~!


2005/8/29「雲海の富士
2005/8/28「北岳山頂
2005/8/28「やっと見えた北岳山荘
2005/8/26「巨大な時間の堆積
2005/8/25「秋絣
2005/8/23「いけませんわ、ホンモノですわ!
2005/8/21「ゆりかごのゆめ
2005/8/21「大腸内視鏡ゲームって?
2005/8/20「エロということ
2005/8/19「昼下がりのできごと
2005/8/17「なにをか言わんやな国
2005/8/16「祭りの夜

2005/8/15「うまのりになって」
2005/8/15「ひさいしぶり
2005/8/14「気まぐれな散歩者の夢想
2005/8/12「ばったもん
2005/8/11「60年たった今
2005/8/9「6週間で培われる俺の中のアタシ
2005/8/9「勇壮と言うか
2005/8/8「残暑おみまいですぅ~
2005/8/7「旧暦のたなばた
2005/8/7「四日市の
2005/8/5「久々のヒットかな
2005/8/4「夏休み課題図書


2005/7/29「今日の名言
2005/7/26「ふう
2005/7/23「ゆかたまつり
2005/7/23「ゆかたまつり
2005/7/22「衝動買い
2005/7/19「ただいま~
2005/7/16「君たちキウイ
2005/7/15「直したばかりの
2005/7/11「久しぶりの木場でした
2005/7/10「青葉若葉の日の光
2005/7/6「発展中?
2005/7/1「も一つ実験


2005/6/24「今度は愛しのiBookがっ!!
2005/6/24「今年一番暑かったのが
2005/6/22「んも~限界!
2005/6/21「リンク先とか探してますのよ
2005/6/20「永遠と一日
2005/6/18「ハニ~フラ~ッシュ!
2005/6/16「雨に咲く花
2005/6/16「そういえば
2005/6/13「初六尺焼けならず
2005/6/12「目を覚ましたら
2005/6/12「アリァ~!
2005/6/11「魔法の言葉 その2>もういいって!
2005/6/11「魔法の言葉
2005/6/11「魔法の時間
2005/6/8「女の園
2005/6/7「マトリョーシカ
2005/6/7「薔薇の園にて
2005/6/6「薔薇よ薔薇よ
2005/6/5「雨粒のハンモック
2005/6/3「不屈のペコちゃん
2005/6/2「アニミズム大国日本


立ったまま眠っている

2007-01-09 00:49:30 | ノンジャンル

お屠蘇気分が抜けなくて、松花堂弁当みたいな花を遊んでみました。
おつまみか、お重みたいでしょ。


  何事も
  する気がなくて
  寝正月

そんな感じ。
A(^_^;

いや、無気力というのではないのだ。
ただただのんべんだらりんと、正月を過ごしてしまった。
冬の日は良い。
キリリとして気持ちが良い。

 勤勉だけが取り柄なら蟻と変わるところがない。
 なんのためにせっせと働くかが問題だ。
      ヘンリー・デイビッド・ソロー

散歩の道すがら冬の花を眺め、庭に遊ぶ鳥を眺め、流れる雲を眺め、白い日差しを浴び、凛とした寒気を呼吸する。
心の休息、ですね。

ところで、上の句、一茶にそんなのがあったと思うのだけれど、見つけられない。
一 茶 発 句 全 集って所で4句見つかったけれど、子どもの頃から聞かされてきたこの句は、紹介されてなかったなぁ。
ま、いいけど。

ちなみに、こんなのが出てました。

霞む日も寝正月かよ山の家
正月を寝てしまひけり山の家
正月を寝て見る梅でありしよな
正月やごろりと寝たるとつとき着

最後の句が良くわからなくて、もう一度検索してみる。
あった。

*****************
正月やごろりと寝たるとつとき着
(しやうぐわつや ごろりとねたる とつときぎ)
とっとき(とっておき)の、よそ行きの着物だけど・・・まあいいか 。(1768)
*****************

なるほど、なかなか良いね。


それにしても、冬の日差しの白いこと。

「影白し」と言う、冬の季語の美しさ。


物陰も人影も、儚げに白い。


街角のすべてが、パントマイムを演じている。
そんな、現実感に乏しい光。


と、不意に、現実が虚構の世界に滑り落ちてしまった。
いつの間にか、僕は懐中時計をぶら下げたせわしげな兎に変身して、場末のアリスを追いかけている。
世間は、なぜだか、寺山修司状況劇場へと変質してしまっていた。

現実というのは、どうしてまたこうも、非現実的展開を臆面もなく繰り広げるのだろう?
フィクションの方が、遙かにリアリティーというものを保ち続けて居るではないか。

ついでに言わせてもらうと、ウィキペディアの記述ってのは、どうしてまたこうも寒~いのが多いんだろうねぇ。書いてはいけないような技量のない人に限って書きたがるというのが、世間の常という物なのかしらん?>ぼかっ!
A(^_^;

まぁね、どれもこれも書きかけなんだろうから、手を出す気にもなれない僕みたいな人間がとやかく言うべきでは無いのだけれど、過度に重宝がったり鵜呑みにするのはアホよね。


とは言え、1月にもなってまだ青々としている街中のプラタナスなんか見ると、虚構も現実も、再びその輪郭が曖昧になってしまうのだった。
歩いていると汗ばんできて、コートなんか羽織っていられない。
冬は、いったい都会の冬はいつになったらホントにやってくるのか?


そんなことは、もうイイ。
今日は初仕事をしてきたのだった。
新たしき年の、「水」のほとばしり。
「水」に見えるかな?
もちろん、それは隠されたイメージなのだけれど。


メインを紅白の水引に付け替えてきたのだ。

眠い。
血は立ったまま眠っている
そんな気分だ。
赤い水引の束の垂直性を調整しながら、そんなフレーズを思い出していた。
あのころのみんなは、どうしてるのかなぁ?
タリさんとかシーザーさんとか、懐かしいなぁ。
きっともう忘れられてるよなぁ......。
まぁ、いいか。


ひとしきり仕事を終えて、コーヒーブレイク。
またもや視界の端を、都会のアリスが駆け抜けていったけれど、もうそんなことはどうでも良かった。
眠い。
そしていつの間にか、血は立ったまま眠っているのだから。

  一本の
  樹にも
  流れている血がある
  こゝでは血は
  立ったまま眠っている
        寺山修司