くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

仕事関係の写真を撮りに

2005-03-27 10:28:50 | ノンジャンル
御苑に行ったら、どこぞのお店の方とすれ違った。
昼間見てもかわいいわねぇ。

と、また、数人連れだって。
ん?
ひょっとして?

気の早い新緑の写真なんぞを撮ったあと、良からぬ匂いのする方向へとさまよってみた。

んげ、予想外の規模。
しかも濃いぃわぁ~!!
どしよ。でももう発見されちゃってる。
今さら敵前逃亡できないわっっ(T_T;
怖いけど、えいっ、仲間に混ざっちゃえ。>って、誰の台詞よ?

地上の花に囲まれて、なかなか楽しかったです。
図々しくも飛び入り参加のボク。
なんだかねぇ。

それにしても"OHANAMI"というのは何かの会合の暗号な訳なのね?
雄々しく猛々しくあでやかな地上の雄花たち以外、
めぼしい花は他になかったんですけど。
ソメイヨシノは来週あたり1分か2分咲きってとこかしらね、きっと。
そんなことはどうでもいいさね。
おびただしい雄花の太いおしべたちの間を、
ボクはミツバチマーヤのように飛び回ったのであった。



ソメイヨシノは蕾が出た株もあると言った程度。
散り始めは江戸彼岸。
修善寺寒桜はすでに葉桜。

見頃は寒緋桜と枝垂桜。

ともあれ、花のタペストリーをごらんあれ。

遊べ、飲め、抱け、抱かれろ。

2005-03-18 10:32:08 | ノンジャンル
開高健の言葉だそうな。
彼が『週刊プレイボーイ』編集部員へむけて残した教訓、編集者マグナ・カルタ九章のなかの言葉だと。

読め。耳をたてろ。眼をひらいたまま眠れ。右足で一歩一歩歩きつつ、左足で飛べ。トラブルを歓迎しろ。遊べ、飲め、抱け、抱かれろ。森羅万象に多情多恨たれ。補遺一つ。女に泣かされろ。上の諸原則を毎食前食後、欠かさず暗誦なさるべし。御名御璽
開高健

うむ、まだまだじゃのう。
たまたまもらって読んだ週刊文春に紹介されていたのだよ。
たまに読むと、週刊誌も面白いね。


注)
御名御璽(ぎょめい-ぎょじ)
天皇の名前と天皇の公印。詔勅などの末尾に御名と御璽が記されていることを表す。法律の公布にあたっても記される。


まことに慈雨でございます

2005-03-11 14:10:25 | ノンジャンル
雨のおかげで花粉が飛ばない。
文字通り、一息ついて胸なで下ろしてますよ。

夜でもものすごいんだねぇ、スギ花粉。
昨夜は自転車で出掛けたのは良いけれど、
なぜだか高円寺あたりに大量の花粉が渦巻いていて、
目はかゆい、くしゃみは止まらない。
部屋に帰って目を洗っても、すっかりただれてしまって、
目薬をさしてもかゆみが収まらないときたもんだ。
花粉症の薬を飲んで寝るしかないね。

気分的には腐海の森に入り込んだ感じ。
「少し肺に入った....。」なんてね。

実際笑いごとじゃなくってねぇ。
以前はよく点媚薬、ちがうっ!、点鼻薬を使ったりしたもんなんだけど、
この頃控えているわけは、あれでうっかり鼻の通りが良くなってしまうと、
肺の中まで花粉を吸い込んでしまって、それはもう七転八倒。
鼻水垂らして鼻血流してた方がまだましというもの。

それにしても、これがまだほんの前ふりなのだから恐ろしいです。


ああ、生命生命生命!

2005-03-08 11:07:02 | ノンジャンル
館野泉のピアノを聞きに行って、彼の歩き方に惚れ込んでしまった。 ピアノまでのほんの数歩で、彼は木の間隠れにフィヨルドの煌めきが見える春の林をつれてきてしまった。 いつもの林の中を散歩している、そんな何気ない弾きはじめも、ふっと梢からふってくる儚い歌を唇にとらえて、鼻歌交じりに歩く作曲家を思い起こさせた。 あぁ、フィンランドに行きたい。 さっそく彼の本を買い込んだりなんかしてね。



「北欧の夏と言えば、まず野菜だろうか。一年のほぼ半分が冬といってもよい北国に、生命の塊のような新鮮な野菜が出まわりはじめる時の鮮烈な感動は、雪と氷と冬の闇をくぐってきた人間にしかわからないだろう。新じゃが、新キャベツ、新玉葱、新人参と何にでも新がつく。そして色彩である。市場の屋台はトマトの赤、キャベツやきゅうりや葱の緑、茄子や蕪、唐辛子などの様々な色彩で溢れこぼれるようである。白と黒しかなかった半年の冬のあとで、それはまさに生命の氾濫としかいいようのないものだ。
中略
とびきり美味しいものをごちそうするからというので、いそいそ出掛けたら、ただ新じゃがにディルの葉をいれて茹で、それにバターをつける、本当にそれだけしか出てこなかったこともある。それでも夏の光の中で食べていると、こんなに美味しいものはどこにもない、なんて幸せでよい時が流れていくのだろうと思ってしまうから不思議だ。」
「つかの間の夏の輝き 館野泉」から抜粋
のべつ幕なしというのは、エントロピーの増大に他ならず、それは生よりもむしろ死に近いもののように思われる。
冬を知らない野菜を食べ、窓の外にも目をやらずゲームにいそしみ、やり部屋でセックスにどっぷりつかる、それって、僕には生きてないような気がするのだ。
春が来ないのは困るけど、来るなら遅い春が良い。
待ち望んで待ち望んで、さらに待ち望んで、やっと訪れる雪解け。
心の雪解けに涙してみたいの、などと言ってみたい今日この頃であった。
そう、氷河期も良いものだよとかなんとか。
ははは