くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

熱中時代

2007-08-17 20:13:58 | ノンジャンル


何事も熱中するのは、美徳の一つではありましたが、この頃の日本の暑さは尋常じゃありません。
「もう一がんばり」が命取りに!

と、まぁ、そんなことを書いたのはつい数日前でしたが、事態はかなり深刻なようですね。
昨日16日のニュースに、環境省が昨年度に開設した「熱中症予防情報サイト」のことが紹介されてました。
そして、今日のニュ-スではこんな恐ろしい話しも。

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史上初、3日連続の40度超 関東以西で猛暑続く
気象庁によると、国内の観測点で40度以上を記録した日はこれで3日連続。1994年や2004年夏の猛暑で2日連続の40度以上はあったが、3日連続は観測史上初めてという。
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東京都心は17日未明の最低気温が30.5度と観測史上最も暑い「熱帯夜」に。
これから年々温暖化が進むと、そのうちマラリアなんかも蔓延するようになると言う予測もあるくらい。

我慢強さとか頑張りが利くとかが美点とされてきたこの国の風土。
ですが、ここ5年ぐらいから尋常じゃない暑さに見舞われてます。
何事も堪え忍んでやり過ごす国民性では、この酷暑下、返って命の危険にさらされてしまいます。
この変化に柔軟な対応が出来ない人間は、これから5年ぐらいの間にどんどん淘汰されてしまうんじゃないかと、さすがに心配な今日この頃です。

スーツとネクタイに身を固め、炎天の空の下、熱中症で殉職しないためにも、これからの行動パターンを変えてみる必要があるんじゃないでしょうか?



ちょっと抜粋。

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■運動中止を
http://www.excite.co.jp/News/society/20070816210700/20070817M40.086.html
 環境省は昨年度に開設した「熱中症予防情報サイト」で、都道府県ごとに熱中症の危険性を5段階で予測している。17日は日中の時間帯に、西日本を中心に10県で最も警戒が必要な「運動の原則中止」が必要な状態になると予報した。

 予測は、湿度や温度などを基にはじき出した「暑さ指数」を3時間ごとに掲載。指数が「31度」以上になると、皮膚温より気温の方が高くなり、特別の場合以外運動の中止が必要としている。気温とは正確に連動しないが、ほぼ35度以上に相当する。
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じゃぁ、35度を超えたときは?




「熱中症予防情報サイト」からちょっと抜粋。
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/

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暑さ指数(WBGT)とは
WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算します。

※WBGT(湿球黒球温度)の算出方法

屋外:WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内:WBGT = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
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早い話が、僕たちが子どもの頃慣れ親しんできていた「不快指数」の焼き直しなんだね。
改良点は、黒球温度による輻射熱の影響も評価に加えた点なのかな。



環境省の「熱中症予防情報サイト」に載っていた「熱中症と暑さ指数の関係(運動時)」の表は、かなり把握しやすくまとめられている。
いちいちこんな表を参考にしなくても、自己管理出来るのが良いんだと思うんですけどね。
一方、「熱中症と指数の関係(作業時)」の方は、なにやら訳のわからない数表が並んでいる。
とてもじゃないけど、暑くてボ~ッとなってるときに、参考にする気が起きない代物。
この表を睨みながら、熱中症で倒れてしまうかも知れない。
「熱中症患者速報」を見ても、圧倒的に働くオジサンたちが倒れる数が多いというのに、だよ。

ぐだぐだ言ってないで、お昼時から午後3時まではシェスタの時間。
炎天に働くのは自殺行為。
働かせる会社は取り締まる。
早くそんな世の中にならないかなぁ.....と、愚考するばかりです。



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