くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

性夜パワー

2008-12-25 13:44:47 | ノンジャンル


メリクリ~!
今日日、クリスマスはキリストの誕生を祝うとか、愛の思想について思いをはせるとか、そんな深淵とは関係なく、空騒ぎに成り下がった感がありますね。

耶蘇教のお祭り。
大人になってからと言うもの、夜中にサンタさんが来るあてもないわけで、何となく他人事なのよね。
あたしんとこはいい加減な神道で、多神教のゆるゆるさ加減が体の隅々までしみ通ってるみたいで、その天主様だかってのも仏様ってのも八百万の神さんの一人とか思ってる口ではあります。


クリスマス=キリストの降霊祭は、
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もともと冬至の祭りで、その歴史は二千数百年遡ることができる。一方、初期のキリスト教(1~2世紀)では、クリスマスは1月にやったり3月にやったり8月にやったりしていた。また、クリスマスを行なうのは教義に反する、という一派もいたようである。それが12月25日とされるのは、4世紀に入ってからだ。

中略

冬至を境にして、また日は少しずつ延びていく。これで、また暖かい日が巡って来、次の収穫が約束されるのだ。どれほど喜ばしいことであるか! そこで冬至の日には飲めや歌えのどんちゃん騒ぎが繰り広げられることになったのは、ごく自然の成り行きだと言えるだろう。

中略

冬至を祝う習慣は、かなり古くから、世界のあちこちで行われていたふしがある。日が短くなることによる死への恐怖と、再び長くなることによる生への歓びは、いつの時代の、誰にとってもそう変わらないはずだ。
クリスマスの起源から抜粋。
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あぁ~、なるほどねぇ。
「冬至の日には飲めや歌えのどんちゃん騒ぎが繰り広げられる」のは、その起源から見ても、正しいクリスマスの態度なのね。






誰の本で読んだんだったか、「冬」は「殖ゆ」に通ずるのだとか。
そう思うと、冬は何だか呪術的な匂いをおびてくる季節だ。
「殖ゆ」は、秋に植物が枯れ虫たちが居なくなり、
その魂が冬の間に増殖して再生の春に備えるんだそうです。
なんか、ステキじゃない?

余計に冬が好きになっちゃったりなんかして。




北半球の広範囲に散らばる原始宗教のカケラに思いをはせたりなんかしてね。
あやしうこそものぐるおしけれ。
A(^_^;

奥三河に残る花祭りも、縄文文化の再生の祭りとの関連を取りざたされたりするねぇ.....
花祭

クリスマスも元々は「冬至」に行われる土着的な死と再生の祭りとキリスト教が融合したんだってことは、言い換えると、砂漠の一神教と高緯度地方の多神教の融合。
ドラマだわぁ....

world music #4: "kol nidre" ("כל נדרי" - jewish prayer)
Bruch Kol Nidrei全曲



ところで、伊達政宗の領地であった岩手県藤沢町大籠(おおかご)地区での大迫害で生き残ったかくれキリシタンの末裔が書いているサイトを見つけました。
その末裔氏、今はプロテスタントの牧師だと言うのですが、それがホントならなかなか味わい深いサイトだなぁって思うんですよ。

ちょっと抜粋

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日本の歴史教科書はキリシタンが日本の娘を50万人
も海外に奴隷として売った事は教えないのはなぜか?
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/5a197e856586baf726f6a0e68942b400

かの少年使節団の書いた(50万人の悲劇)を、火薬一樽で50人の娘が売られていった悲劇をどうして語り継ごうとしないのか。キリシタン大名たちに神杜・仏閣を焼かれた悲劇の歴史を無視し続けるのか。
鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」P249~257から


秀吉は準管区長コエリヨに対して、「ポルトガル人が多数の日本人を奴隷として購入し、彼らの国に連行しているが、これは許しがたい行為である。従って伴天遠はインドその他の遠隔地に売られて行ったすぺての日本人を日本に連れ戻せ」と命じています。

◆バテレン追放令 2002年7月9日 北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/kagakikou/ukon/ukon19.html
もう1つの国内向けとみられる法令は11カ条からなっている。一条から九条までの内容は▽キリシタン信仰は自由であるが、大名や侍が領民の意志に反して改宗させてはならない▽一定の土地を所有する大名がキリシタンになるには届けが必要▽日本にはいろいろ宗派があるから下々の者が自分の考えでキリシタンを信仰するのはかまわない―などと規定する。

 注目すべきは次の十条で、日本人を南蛮に売り渡す(奴隷売買)ことを禁止。十一条で、牛馬を屠殺し食料とするのを許さない、としていることである。

 以上の内容からは
▽右近が高槻や明石で行った神社仏閣の破壊や領民を改宗させたことを糾弾
▽有力武将を改宗させたのはほとんどが右近によってで、右近に棄教をさせることで歯止めがかかると見た
▽バテレン船で現実に九州地方の人々が外国に奴隷として売られていること―などが分かる。秀吉の追放令は、ある意味で筋の通った要求だった。
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あらまぁ、びっくり!
それにしても、現在の日本のクリスマスは、すっかり骨抜き状態だねぇ。
プレゼントの見返りにエロ行為をはたらくお祭り?に成り下がってしまっている。


見方によっては、切支丹弾圧よりも手厳しい、民衆パワーとも取れなくもない。
てなわけで、やりたくなったらやっチャイナ!
A(-_-;