くまドン旅日記

写真が趣味です。自然の風景、旅行、歴史に興味を持って撮影を続けています。

名所江戸百景078 第67景 逆井のわたし 白サギ(4) 献灯

2013年08月25日 09時30分18秒 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、献灯明(けんとうみょう)が行われる江東区(こうとうく)の亀戸天神(かめいどてんじん)の近くにある旧中川(きゅうなかがわ)での撮影奮戦記(ふんせんき)の最終回です。
 下の絵は、広重の名所江戸百景「第67景 逆井のわたし」(夏景)です。

 逆井の渡しは、旧中川と竪川(たてかわ)との合流点にあった渡し舟です。

 「くまドン」は、昨年の亀戸天神の献灯明のあった8月25日午前中に、旧中川でシラサギ撮影を行いました。
 8月最後の休日でしたが、この日まで、シラサギを入れた百景の写真を思うように撮影できず、この日を逃すと、9月になり、秋景になってしまいますので、焦っていました。
 「今日が撮影のタイムリミット」と思って、撮影ポイントに行くと、シラサギが旧中川の護岸にいるのが道路から見えました。自転車で行きましたので、迂回して向かった途中、下の写真のように、都営新宿線の東大島駅の下の護岸から中川口方面を見た所にシラサギがいました。とりあえず、1枚撮影して気持ちを落ちつかせる。

 当日は、江東区でカヌーの試乗体験イベントをしていましたので、今までにないカヌーの数でした。
 絵になりそうなので、とりあえず、撮影開始ですが、肝心のシラサギがカヌーの方向を見て、後ろ頭しか見えません。
 「くまドン」が、右向いてくれないかなと待っていた所、左を向きました。なかなか、思うようには、動いてくれません。
(絵画調)

 「くまドン」は、「いや、そっちじゃない。右向いて!右向いて!」と思いながら、
 さらに、待っていると、右を向いてくれました。すかさず、撮影しました!!!
 シラサギは1羽だけで、中川口の方を向いていますが、カヌーが多数と、橋2つ、青い川面(かわも)と揃いましたので、

 この写真を、広重の名所江戸百景「第67景 逆井のわたし」に対応する「くまドン板」の景(確定・夏景)とさせていただきます。
 (このプログは、名所江戸百景の現代版である「くまドン版」を作ることを第一目標としています。)

 「くまドン」の当初の期待としては、「逆井の渡し」の方を見て撮影したかったのですが、
 撮影後、最初に見つけたシラサギの所に向かう途中で、対岸の大島側へ移動してしまいました・・・・・・・・・・・

 シラサギは2羽いたようです。

 シラサギは、下の写真の右下の護岸にいました。後ろに見える橋は、大島小松川公園の「さくら大橋」と「もみじ大橋」、そして、一番奥が、「逆井の渡し」があった付近に架かる「虹の大橋」です。(広重の絵とは逆方向から見てますが)

 もう少し早く到着していれば、ここで、シラサギとボートの両方を入れて撮影することができたので残念です。
 人工の河川とはいえ、自然に生きている野鳥の撮影ですから、思うようには動いてくれません。
 「くまドン」の8月の休みも終わりで、限られた撮影時間の中では限界で、これで良しとしました。

 ただ、旧中川のシラサギは、人慣れしていて、近づきすぎなければ、あまり逃げないので、撮影はし易いです。
(絵画調) 

 釣り人の中には、シラサギに釣った魚を食べさせる人もいて、シラサギは顔・姿を覚えていて、見つけると、釣れるまで隣で待っているそうです。(昼間のシラサギは休息時間らしく、エサを獲らないでボーとしていることが多いです。)

 この日は、江戸川区の平井(ひらい)と江東区の亀戸の間に架かる「ふれあい橋」近くでも、江東区のカヌー試乗体験をやっていました。

 他にも和船(写真の左下)の運行もあったようです。さらに、江戸川区側も小学生に多人数で漕ぐレガッタ(ボート)の練習をしていましたので、旧中川は舟で一杯でした。


 2013年9月中旬には、すぐ近くの荒川放水路で、他の地区に先行して、国体のボート競技があります。
 「くまドン」は、大会とは直接関係ないのですが、日程を再度乗せておきます。
 (「くまドン」も、1日ぐらい撮影するために休みが取ることはできないかなと期待しています。)
【スポーツ祭東京2013(第68回国民大会)】
 今年2013年は、54年ぶりにスポーツ祭東京2013(東京国体、9/28~10/8)が開かれます。
 「江戸川区開催分」には競技にボートがあります。(詳細はインターネット等で検索してください。)
 ボート   9/11(水)~9/15(日) (会期前開催ですので、注意!!!)
   場所: 荒川特設ボートコース(江戸川区平井運動公園付近) JR平井駅が近い。(荒川放水路で行います。)

 昨年8月の最後の撮影となった亀戸天神の献灯明について、一応、平成25年の情報を、再度乗せておきます。
【亀戸天神(かめいどてんじん)の献灯明】
 場所: 亀戸天神の境内
 日時: 平成25年8月24日(土) 9:00~16:00 天神囃子(はやし、葛西囃子天神会) 、18:15~三味線
               25日(日) 9:00~16:00 里神楽(さとかぐら、岩楯社中)、
                      19:00~ 献灯明、薪神楽(たきぎかぐら、かがり火の中での夜神楽)

 夜の境内に、神前から分けられた1000個以上の灯明が灯り、静寂の闇につつまれます。
 灯明の灯りは、天神様(てんじんさま=菅原道真)の霊をお守りしていることを表しています。
 8月最後の日曜日となりましたが、亀戸天神の献灯の火が「心字池」を照らし、神楽と笛・太鼓の音が、夏の1日を締めくくります。

 今回は、これで終わりとさせていただきます。

 今年、平成25年7月28日の羽田神社(はねだじんじゃ)の例祭(れいさい)に行く時に、旧中川に面する江東区の亀戸浅間神社(かめいどせんげんじんじゃ)の例祭(れいさい)があるのを知り、朝の時間帯に撮影に寄りました。
 自然の流れとは言え、逆井の渡し向きに百景を決められなかったのは、なんとなく、心苦しいので、
 次回は、短めですが、亀戸浅間神社の例祭を追加の予定です。

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