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名所江戸百景261  新国立競技場の問題について(8)

2015-12-08 14:00:53 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、前回のブログで話したように本来の「くまドン旅日記」から外れて、再び脱線となりますが、新国立競技場の問題の続きです。(今回は写真は全くありませんが・・・)
 9月に新国立競技場の12月に再コンペが決まり、新国立競技場の問題が一区切りしました。
 11月に本来の「くまドン旅日記」の路線に戻って、上田城の話をしている時も、色々と消費税増税などの政治や外交に不満があって書こうしましたが、上田城の話に関係のない政治の話を入れて話が濁る(にごる)のが嫌だったので、書かないようにしていました。
 元々、政治の話は余り好きではない上に、先月からの仕事の疲れもたまっていたので、ブログを作れず、前回のブログから全く前に進まず、遅くなりました。

 世間一般には色々な問題があり、思うことを話せない事もありますが、「くまドン」は特にしがらみもありませんし、
 小さな個人ブログですので、思った事を自由に書かせていただきます。
 (今まで「くまドン旅日記」を見に来ていただいた方には、「またか」と思っていると思いますが、やらせていただきます。)

(A)新国立競技場の話より先に、国の税金に対する苦情を言います。
 毎回のことですが、「くまドン」は国民に負担を押し付ける消費税増税に反対です。
 (「くまドン」は消費税増税反対!8%にしたのも反対で、5%に戻せ!ですから)
 当然、消費税増税をゴマかす為の軽減税率にも消費税増税と同様に反対しています。
 国民に負担増を押し付けて、企業を優遇する法人税減税にも反対します。
 今年の自民党への企業からの献金は、異常に増えて、特に「建設業界」と「証券業界」からの献金が大幅に増加しているそうです。
 今年の自民党政府の予算案は、経済がバブル状態にも関わらず、公共事業を増額しています。国民の税金を政治献金している所にバラまいて、国民に財政赤字の負担を押し付けているようなものです。公共事業を減らせ!と言いたいです。
 さらに、公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)は、2015年7~9月期の収益が7兆8899億円もの赤字を出したそうです。昨年・平成26年11月以降に年金の株式の運用比率を12%から25%に引き上げた事が原因ですが、元をただせば、安倍首相を含めた自民党政府が政権維持の為に、公的年金の「官制相場」で株価を上げるように年金の株式比率を上げる指示して、高値の株価で買ったことが原因です。バブル気味の経済で割高な株価で購入したり、円安で割高な外国株式を購入している事自体、国民の年金財源に損失を与えているようなものですから、自民党政府と献金している証券業界の責任です!政治家や業界の都合で国民の年金財源に損失を与えないでください。迷惑です!
 TPPも交渉中は農業の重要5品目しか話題に出さないで、TPPがまとまった途端に全農産物への影響が公表されるというあり様で、政府が一部の産業界優遇の為に、日本人の生活を壊しているように思えます。対抗策として出てきた「攻めの農業政策」も「攻める事ばかりを考えて、守る事はおろそかにする」ように思えます。さらに、入手した情報を知る限りでは、その為の農業予算も、来年の参議院選挙の目当て(めあて)の自民党の地方へのバラマキ政治にしかなっておらず、実際の効果は低そうです。税金のムダ使いは止めて欲しいです。

 外交関連の不満は今回は無しで、後回しにします。

(B)前置きが長くなりましたが、今回は、新国立競技場の問題を中心に話します。
 色々話すと話の内容がぼけてくるので、結論を先に言いますと、
(1)東京都が新国立競技の建設に400億円もの多額の都民の税金を使用する事に反対する。
 文部省の外郭団体である「JSC」の施設に対して、東京都は負担する必要はないと考える。
 新国立競技場で行われる競技は日本各地に全国放映される大きな大会に使用されるのであり、東京都の負担は元の50億円以下で十分と考える。

(2)国が新国立競技場の建設費を1550億円に決めようとしているが、新国立競技場の面積や施設を削り、
 さらなる建設費圧縮を要求します。ムダをどんどん削って、建設費総額1000億円以下にして欲しいです。
 新国立競技場に限らず、都税も国税も税金のムダはどんどん削って、財政支出を減らして、国民に負担を押し付ける財政赤字を減らして欲しいです!!!


 
(1)ます、「東京都が新国立競技の建設に400億円もの多額の都民の税金を使用する事に反対する」ですが、
 最初に舛添要一・東京都知事の話を並べてみます。

①競技場の旧計画では、国が500億円を支出するよう都に要請したとき、舛添知事は「数字の根拠が理解できない」と批判していました。

②9月頃に政府側が新国立競技場を防災の拠点にするので、東京都に200億円負担して欲しいと突然猛烈に言い出した所、すかさず、舛添・都知事が「防災用であれば、200億円出すと言い始めています。
 この辺りから、舛添・都知事の言動があやしくなってきました。

③12/1のニュースでは
「舛添要一・都知事が都内で遠藤五輪相、馳文部科学相と会談し、総工費に関連経費を加えた約1581億円のうち、都が4分の1にあたる約395億円の負担要請を受け入れた。負担割合は国が2分の1の約790億円で、残りを1/4ずつは、東京都と事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC、スポーツ振興くじ(toto)の売り上げの一部を財源)とする。」
さらに12/1のその後のニュースで、
「東京都は競技場と周辺施設を結ぶデッキ整備も全額負担で実施するため、整備そのものの実際の負担は432億円になる。」
という具合に、突然、東京都に400億円以上もの負担を押し付けてきました。
 これに対し、舛添要一・東京都知事は全く反論せず、「新国立競技場は防災施設としても使用するので、負担を受け入れる」とあっさり受け入れています。都民に知られる事も無く、完全に裏で口裏を合わせて合わせています。

④その後のマスコミの記事で、「新国立競技場整備に都が395億円の負担をすることになった。舛添氏は『納得できないからカネは出せない』と言っていたが?」との質問に対して、
 舛添要一・都知事の回答は以下の通りでした。
 「『どういう根拠で、誰の責任でやるのか』と言っていたのであって、出さないと言っていたわけではない。(395億円の負担で合意した際は)マスコミフルオープンで遠藤利明五輪相、馳浩文部科学相と会談し、明確に遠藤氏は『国の責任でやる』と言った。たとえ都の負担が800億円になったとしても、都民が納得すればいい

 舛添要一・都知事が都民に知らせることも無く、裏で話を進めて置いて、ずいぶんと勝手な回答です。
 舛添要一・都知事の目は、東京都民にではなく、国政復帰に目が向いているのでは?と疑いたくなります。
 「くまドン」を含めて、普通の人は普段の仕事で忙しく、年末のなおさら忙しい時に、新国立競技場の話をいきなり出しても、そんな事を考える時間も暇(ひま)もないのですから!
 「くまドン」は「東京都が新国立競技の建設に400億円もの多額の都民の税金を使用する事に反対する。当初の負担分50億円以下で十分。」と思いました。
 正直、400億円もあれば、新国立競技場でなくても、隣接する「代々木公園陸上競技場」や「駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場」などの東京都の施設を防災施設した方が効果的で同じ予算で多く造れます。文部省の外郭団体であるJSCに予算を出す必要は無いでしょう。
 こんな有様なら、以下のような東京都の自民党議員が考えている新国立競技場を建設しないで、オリンピックする案でも良いと思いました。
 「現在のわが国の財政状況を考えれば、五輪といえども無駄なコストをかけるわけにはいかない」として「ゼロ・オプション」(建設しない)を提案。陸上競技やサッカーなどは駒沢陸上競技場(東京都世田谷区)といった既存施設で代替し、開会式や閉会式は競技場以外(国立競技場跡の更地など)での実施。」
(言いかえれば、オリンピックができるなら、無理してオリンピックまでに新国立競技場を造る必要も無いわけです。)


(2)国が新国立競技場の建設費を1550億円に決めようとしているが、新国立競技場の面積や施設を削り、
 さらなる建設費圧縮を要求します。ムダをどんどん削って、建設費総額1000億円以下にして欲しいです。

 新国立競技場の建設を白紙撤回した時に「0ベースで見直す」と言っていましたが、
競技場の敷地面積や過大な施設の面積がそのままであることは、
 「名所江戸百景253  新国立競技場の問題について(6)」と
 「名所江戸百景257  新国立競技場の問題について(7)」で話した通りです。

 以前、書いたブログから新国立競技場の見直しの内容を再度載せておきます。
(A)新国立競技場(8/28の白紙見直しをした新たな整備計画)
(a1)総工費の上限を1550億円とする。
(a2)観客収容人員 :五輪開催時6万8000人(ただし、フィールド部に増設して最大8万人収容を可能にする)
(a3)総面積は旧計画に比べ13%減となる約19.5m2。(旧計画は22.4万m2)
   競技場の機能はスポーツ競技に限定。
(a4)運営本部や会議室、設備室などの維持管理機能は記載なし?
(a5)地下駐車場も縮小する。
(a6)ラウンジや観覧ボックス席などの面積を縮減。
   VIP席やVIP専用エリアの設置は“最小限”にする。
(a7)スポーツ博物館やフィットネスクラブの設置などは取りやめ、
   屋外展望通路の設置は取りやめ。

①まず、新国立競技場のコンパクト化(面積縮小)して、建設予算を圧縮する為には、
 「名所江戸百景257  新国立競技場の問題について(7)」に書いたように、
 観客収容人員が8万人から6万8000人に1万2000人も減らしたにも関わらず、
 (a3)の競技場面積(観客席を含む)が全く減少していない問題があり、
 さらに(a6)のわずか1500人のVIP席(VVIP150人を含む)が、観客人数6万8千人の新国立競技場の面積8万5300㎡に対して、同じ競技場内にVIP席が1万7100㎡の追加面積が割り当てられている問題があります。

  「新国立競技場計画は本当に白紙見直ししてるのか?」という建築専門家の森山高至(もりやまたかし)氏のブログの中にあったように、見直しの要件の中に、

1.新国立競技場の合計面積19万4400㎡の95%以上100%以下となっており、各室の面積条件に所定の面積±5%としているため、新国立競技場のコンパクト化した設計ができない。
2.高さ制限を70mに引き上げたまま下げていない。(70m以下という文字になっている。)

 という指摘がありました。
この問題に対する森山高至氏の指摘に対して、JSCおよび文科省および内閣府は、
 「面積は上限を+5%とし、より合理的に機能を満たし面積を低減することはかまわない。
  高さについては、70メートル以内まで計画可能だが、より低くすることを推奨。」と、
 今すぐ募集要項をアップデートする必要について提案してきたそうですが、はたして、実行しているのでしょうか?

 現在の政府の対応を見ていると、新国立競技予算を1550億円に固定して減らそうとしていないので、競技場をコンパクト化して、建設予算を下げる気がないのではと疑問を感じます。
 その他の関連施設もムダを省いて、ドンドン建設予算を下げて欲しいです。
 12月の再コンペの最中でも問題があれば、ドンドン苦情を上げて行くべきだと思います。
 

 新国立競技場の面積が縮小できれば、競技場の周囲に広い空間を確保できて、防災上の安全も確保できます。
 周辺の設備も、隣の競技場の間を結ぶ連絡通路だけで十分なので、東京都の負担は元の50億円で十分と考えています。


(3)最後にテロ対策の話題で、「警察を含めてやっているが、やはり、コミュニティーで目を光らせておくということが効果がある」と書いてありましたが、
 「民泊」などは、地域の治安悪化やテロ対策を考えれば問題になると思いますので、反対します。
東京オリンピックで東京都の宿泊施設が不足すると書いてありましたが、周囲には簡単に東京に行ける神奈川県・埼玉県・千葉県の宿泊施設がある分けですから、問題ないでしょう。わずか2週間の東京オリンピックや、その時の情勢で大きく変動する外国人旅行客のブームを理由に、東京の治安悪化や過大な施設を造らないでください。迷惑です!!!
 特に最近は、「テロ」の問題だけなく、「外国人窃盗団」の問題や「外国人の家で大麻栽培」など、ろくでもないニュースが続いています。


前回までのブログは、以下の通りです。政治の話が嫌な割に随分と作ったと思いますが、正直、現在の舛添・東京都知事の「新国立競技場への400億円拠出」発言を聞くと、空しく(むなしく)なります・・・・
 「名所江戸百景257  新国立競技場の問題について(7)」
 「名所江戸百景255 オリンピック競技場問題(3) カヌー・スラロームの競技場」
 「名所江戸百景254 オリンピック競技場問題(2) 海の森水上競技場(ボート、カヌー・スプリント)」
 「名所江戸百景253  新国立競技場の問題について(6)」
 「名所江戸百景250 オリンピック競技場問題(1) 過大な建設需要が最大の問題」
 「名所江戸百景246  新国立競技場の問題について(5)」
 「名所江戸百景244  新国立競技場の問題について(4)」
 「名所江戸百景240  新国立競技場の問題について(3)」
 「名所江戸百景237 新国立競技場の問題について(2)」
 「名所江戸百景236 新国立競技場の問題について(1) ラクビーワールドカップ2019」


 今回は、これで終わりとさせていただきます。

 国民や都民の税金が湯水のように使用されている今・現在を見て、嫌で仕方がないのですが、
 政治関連のブログは気が進まないので、なかなか前に進みませんでした。
 年末も仕事や個人的な用事が多く、あまりブログをつくる時間もありませんが、少しずつでも脱線モードながら作って行こうかと思います。

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