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名所江戸百景162 第106景 深川木場 木場公園の雪の夜景

2014-02-28 07:56:49 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、今年の降雪後に撮影した江東区(こうとうく)の深川・木場(ふかがわ・きば)の風景です。

 「名所江戸百景143 第111景 目黒太鼓橋夕日の岡 目黒の雪景」の続きになりますが、
 昨年・平成25年1月の大雪の日に、目黒の太鼓橋撮影後に木場公園に向かいましたが、
 到着した時には雪はやんでいましたが、木場公園には雪だるまがお出迎えしてくれました。
(絵画調)

 「くまドン版」の百景の中で、六景を雪景に割り当てていましたが、夜景も一枚と言う事で、木場公園で木場公園大橋とスカイツリーのライトアップを絡めて撮影する予定でしたが、肝心要のスカイツリーが見えません・・・・・・・・・・・

 この日は、これで撮影終了となり、翌日以降は仕事で撮影はできませんでした。
 昨年の冬は、それ以後、雪が積もる事も無く春を迎えました。

 そして、今年・平成26年は、雪も積らないで終わるのだろうと思っていたら、2月に20年ぶりに27cmもの大雪が2回も積りました。(大雪が降ると、いろいろ問題が起きるので期待はしていなかったのですが・・・・)
 下の写真は、1回目の大雪の時に、スカイツリーから木場公園の方向を見た風景です。
 真ん中に木場公園の木場公園大橋の吊り橋が見えます。木場公園やビルの屋上は雪で真っ白です。

 手前から流れる大横川(おおよこがわ)が木場公園の所で右に折れ曲がります。
 木場から先は、塩浜(しおはま)・枝川(えだかわ)・潮見(しおみ)・辰巳(たつみ)と続き、その先に新木場(しんきば)の貯木場があります。ここは、木場の貯木場の移転先です。
 その先の東京湾には、中央防波堤の埋立地や羽田空港の滑走路(かっそうろ)が続きます。

 木場公園の少し先には洲崎神社(すさきじんじゃ)があります。この場所は、広重の名所江戸百景の絵の中でも有名な「第107景 深川州崎十万坪」の描かれた場所です。上の写真を見ていると、下の絵を思い出します。

 写真は広重の絵とは全く逆向きの撮影ですが、スカイツリー展望台からの俯瞰(ふかん、上から下を見下ろす)です。

 一年の中で東京に雪が積もる日は限られています。ましてや、仕事の休日と重なる日は滅多にありません。
 残りの雪景は4景もありましたので、一日に4カ所も回らなければならず、木場公園に到着したのは夜になってからでした。休日で天気も良かったので、木場公園の雪はかなり溶けて、歩道の雪かきも完了していました。 

 雪の残っている所を見つけて構図を作ってみましたが、しっくりきません。
(絵画調)

 当日のスカイツリーのライトアップは雅(みやび)です。木場公園からは白の方のみが見えます。
 なんとか、スカイツリーと木場大橋に加えて、木場公園の木々と雪面を入れて雰囲気を出す事が出来ました。

 この写真を、広重の名所江戸百景「第106景 深川木場」に対応する「くまドン板」の景(確定・冬景)とさせていただきます。
 (このプログは、名所江戸百景の現代版である「くまドン版」を作ることを第一目標としています。)

 実は、写真にある手前の金網のある所は、犬を自由に遊ばせることのできるエリアです。広重の絵にも子犬の遊ぶ姿が描かれています。
 下の絵は名所江戸百景「第106景 深川木場」(冬景)です。

 絵の説明は、「名所江戸百景010 第106景 深川木場 桜」でしましたので、省略させていただきます。

(1)木場公園の話は、
 「名所江戸百景010 第106景 深川木場 桜」
(2)昨年の大雪の話は、
 「名所江戸百景142 第99景 浅草金龍山 雷門雪景」
 「名所江戸百景143 第111景 目黒太鼓橋夕日の岡 目黒の雪景」
(3)今年の雪景の話は、
 「名所江戸百景 雪が降りました。しかも20年ぶりの大雪!」
 「名所江戸百景161 第91景 請地秋葉の境内 墨田公園からの雪景」

 最後は、木場公園のイベント池にある角材とカルガモの風景です。

江戸時代の木場(貯木場)は、新木場に移転して、現在は木場公園として残るのみですが、当時の名残りとして、江東区民祭りで木場の伝統芸である「木場の角乗り」を見る事ができます。冬は乗る人もいませんので、カルガモの休憩所となっています。

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
 1週間程度過ぎた後に、順番を整理するために日付を162番の位置に移動させます。

 次回は、名所江戸百景の別の雪景の予定です。桜が咲く前になるべく雪景を終わらすようにします。


名所江戸百景162~163 の取り扱い

2014-02-28 07:26:27 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 再度、申し訳ありませんが、「名所江戸百景161~162・・・・」を飛ばして、亀戸天神の梅まつりのブログを先行させます。申し訳ありませんが、、「名所江戸百景161~162・・・・」時間のある時に作成いたします。
 最終的には、このブログの後方に「名所江戸百景161~162・・・・」を並べるようにします。



名所江戸百景161 第91景 請地秋葉の境内 墨田公園からの雪景

2014-02-27 07:55:56 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、今年の大雪の後に墨田区の隅田公園(すみだこうえん)で撮影した雪景の話です。
 以前のブログ「名所江戸百景012 第91景 請地秋葉の境内 大横川の桜」の続きにもなります。
 隅田公園は隅田川(すみだがわ)沿いにある公園で、隅田川を挟んで対岸の台東区にまたがる公園です。
 墨田区側の墨田公園のある場所には、江戸時代に水戸徳川家の下屋敷があった所です。

 墨田公園は、雪景とスカイツリーの組合わせで雪の景色を撮影する予定でしたから、2月の大雪が降った翌日に撮影に行きました。見ての通り、一面雪に覆われた雪景色にスカイツリーが立っています。

 隅田公園の隅田川両岸の約1km程続く桜並木は、八代将軍・徳川吉宗(とくがわよしむね)の命令により植えられたことで知られています。
 現在でも、公園内には約700本の桜があり、「日本さくら名所100選」に選定されています。

 池は全面凍っていましたが、木の杭の上でユリカモメが羽を休めていました。

 頭上の木には紅梅が花をつけていました。今年も大雪に関わらず、梅の花は春が近い事を知らせてくれます。

 墨田公園のカモメは、人の気配を感じると飛んで逃げますが、この日は池が凍っているので、特別警戒心が強い感じでした。
 1月に撮影に来た時は、もっとリラックスしていて、近づきすぎなければ、下の写真のように水浴びで羽を洗ったり、

 足先で顔をかいたりと愛嬌があります。

 この時は、雪はありませんでしたが、カモメが人の気配で飛んでも、安全になると戻ってくるので、下の写真のような墨田公園に舞うカモメとスカイツリーの組み合わせの写真が撮れました。

 2月に雪が降らなければ、この写真を「くまドン版」の百景にする予定でしたが、雪が降りましたので、再度、撮影となりました。池が凍っているので、カモメも警戒心が強く、回り込んで同じ撮影位置に着く前に、池に人が近づいて、隣の隅田川の方に飛んで行き、いなくなってしまいました・・・・・。
 墨田公園は人が散策を楽しむ為に造られた公園で、人の往来も多いですから、気にしても仕方の無い事です。
 続いて、池の南側の撮影ポイントに移動します。
 1月に雪が降らなかった場合の写真を撮影に行った時は、この場所にはオナガガモの小さな群れがいました。

 オナガガモの羽は、きれいな模様ですね。

 当日は、池が全面結氷してしまいまいしたので、オナガガモは一羽もいませんでした。
 カモ類は水面にいないと落ち着きませんので、隣の隅田川に退避しているみたいです。タカなどの天敵から身を守る為についた習性ですから、生きる為の本能です。

 右の木に、ドバトが多数とまっていました。普段の生活の場である地面が雪で覆われてしまいましたので、木の上に避難しているようです。
 ドバトは季節感がありませんし、ドバトの居る木も、剪定(せんてい)されているので、あまり、百景向きではありません。この場所は、墨田公園の雪景とスカイツリーを絡めて百景を作る予定でしたから、素直に雪景の写真にしました。

 この写真を、広重の名所江戸百景「第91景 請地秋葉の境内」に対応する「くまドン板」の景(確定・冬景)とさせていただきます。
 (このプログは、名所江戸百景の現代版である「くまドン版」を作ることを第一目標としています。)

 下の絵は名所江戸百景「第91景 請地秋葉の境内」(秋景)です。

 絵の説明は、「名所江戸百景012 第91景 請地秋葉の境内 大横川の桜」でしましたので、省略します。

 墨田公園の雪の中に咲く紅梅は印象的でした。

 大正12年の関東大震災では、地震の揺れによる被害だけでなく、火災により多くの地区を延焼させ、多くの死傷者が出ました。この災害を教訓に隅田川には鉄製の橋が多く架けられます。また、延焼を食い止める防火帯の設置が重要な課題となりました。当時の技術レベルで問題を解決するため、幅の広い道路(昭和通りなど)と公園の確保が必要となりました。
 この結果、隅田公園、浜町公園(はまちょうこうえん)、錦糸公園(きんしこうえん)の3公園が震災復興公園(しんさいふっこうこうえん)として造られました。公園には「防災用緑地の機能」と「災害時避難場所の確保」の役割があります。当時は西洋式の庭園だったそうです。

 墨田公園北側にある牛嶋神社(うしじまじんじゃ)も雪で覆われています。

 平安時代の貞観年間(西暦859~879)の頃に慈覚大師(じかくだいし、円仁(えんにん))が建立したと伝えられている古い神社です。昔は現在の場所より、少し北の隅田川堤防の常夜灯の東にあったそうです。旧地には記念標石が建っています。牛嶋神社も関東大震災で焼失する被害を蒙りましたが墨田公園ができた当時の昭和7年に現在地の場所に移りました。

 墨田公園の北側に架かる「言問橋(ことといばし)」も、震災時に逃げ場を失って焼死した方が多数いた事から、避難ルートを確保する為に架けられた鉄橋です。下の写真は、言問橋からスカイツリーを眺めた写真です。


 言問橋のたもとには、「小梅だんご」と呼ばれる3色のダンゴを売っている団子屋(だんごや)さんがあります。「言問団子」と共に、この付近では有名な店です。

 広重の名所江戸百景に「小梅堤」と呼ばれる絵がありましたので、「くまドン」も、みやげに買って帰ることにしました。3つの味が楽しめる美味しい団子でした。

(1)以前の墨田公園の話は、
 「名所江戸百景012 第91景 請地秋葉の境内 大横川の桜」
(2)行徳のユリカモメとオナガガモの話は、
 「名所江戸百景148 第96景 堀江ねこざね(1) 行徳の野鳥病院」
 「名所江戸百景149 第96景 堀江ねこざね(2) 行徳の野鳥病院」

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
 気がついてみれば、梅が咲いている時期になりました。都内の梅園でも梅の開花情報が流れています。
 今週と来週は、あまり、ブログを作成している時間がありませんので、かなり飛ばして、梅の景の話になります。

 次回は、名所江戸百景の別の景です。

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名所江戸百景160 第107景 深川州崎十万坪 タワーホール船堀からの雪晴

2014-02-26 15:30:02 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、今年・平成26年2月の降雪後に撮影した江戸川区(えどがわく)のタワーホール船堀(ふなぼり)からの風景です。以前のブログ「名所江戸百景025 第107景 深川州崎十万坪 空からの風景」で、この場所からの風景を「くまドン版」の百景に加えると申したのですが、一年待って、やっと雪景が撮れました。
 「名所江戸百景 雪が降りました。しかも20年ぶりの大雪!」で、タワーホール船堀からの筑波山の写真をお見せしましたが、その続きになります。
 2月の一回目の大雪の翌日に、勇んでタワーホール船堀の展望室に到着した所、一面雪景色でした。

 上の写真は、東側の江戸川区側を見た眺めですが、手前から左上に走る都営新宿線の線路も真っ白です。
 真ん中奥には、房総半島(ぼうそうはんとう)と東京湾が見えます。

 下の絵は、広重の名所江戸百景「第107景 深川州崎十万坪」(冬景)です。

 絵の説明は、「名所江戸百景025 第107景 深川州崎十万坪 空からの風景」でしましたので、省略させていただきます。

 天気は曇りでしたが、天気予報では晴れだったので、少し待てば日も差すだろうと思っていたら、先頭の写真撮影直後から日が差し始め、30分も待たずに青空の広がる晴天になってしまいました。

 雪も多く残っていて、遠くまで、すっきり見える撮影日和です。かなり運が良かったのですが・・・・・・・・・
 なんと、撮影目的の丹沢山塊(たんざわさんかい)の上にあるはずの肝心要の富士山が見えません・・・(汗)
(絵画調)

 東京タワーも丹沢山塊の山並みも、はっきり見える雪景色なのに、この千載一遇の機会に富士山が見えないとは・・・・・
 しかし、高層ビル群の上に浮かぶ丹沢山塊は堂々としています。

 富士山は見えませんでしたが、普段見る事ができないの北関東の山並みまで見る事ができました。
 下はタワーホール船堀から北方向を眺めた写真です。真ん中の少し右に筑波山(つくばさん、標高877m)が見えますが、この写真では分かりませんが、その左に北関東の山並みが見えています。空気の透明度が、かなり良い時にしか見る事ができません。

 まずは、下の写真の首都高速中央環状線の上に、富士山か?と見間違えそうな山があります。
 カシミール3Dという地図ソフトで確認してみた所、奥日光の男体山(なんたいさん、標高2,486m)であることがわかりました。その右に日光連山の大真名子山(おおまなこさん、標高2,375m)、女峰山(にょほうさん、標高2,483m、写真の右端外)が連なります。(ガラスの反射が除去しきれなかったのが残念ですが・・・・)

 男体山の左側にも日光連山が続きます。下の写真の真中左付近にある小さなピークが日光白根山(にっこうしらねさん、標高2,578m)です。手前の前衛の山並みも雪で真っ白です。

 周辺の山も結構標高があるので、良く分からないのですが、日光白根山の左の方に皇海山(すかいさん、標高2,144m)、袈裟丸山(けさまるやま、標高1,961m)、武尊山(ほたかやま、標高2,158m)と並んでいます。

 下の写真のように荒川放水路が左に大きく曲がります。その先(写真左上)に、赤城山(あかぎやま、標高1,827m)が大きくその姿を横たえています。赤城山はカルデラの周りに複数の山頂があるので、横に広がって見えます。さすがに距離が遠くなるので、薄っすらとしか見えません。

 左の方には、榛名山(はるなさん、標高1,449m)もあるはずなのですが、周辺の山と高さが変わらないので、山並みの中に埋もれて、全くわかりません。
 さらに左に目を向けると、スカイツリーの右にも、白く雪を被った富士山のような山が見えます・・・???

 さらに超望遠で拡大しますが、カシミール3Dで調べた所、浅間山(あさまやま、標高2,568m)でした。

 タワーホール船堀から浅間山までの距離は150km程あります。これほどはっきり見えるとは思いませんでした。
 「くまドン版」の百景を作るには富士山が無いと絵になりませんが、それ以外の景色は滅多に見れない景色です。

 1月に雪が降らなかった場合を想定して、仮景として富士山の写っている写真があったので、そちらにするべきか?と迷っている間に、2回目の大雪が降りました。この時の大雪は、交通混乱だけでは済まず、各地に被害をもたらしたので、あまりありがたくは無かったのですが、降雪の翌日は曇りだったので、翌々日に撮影に出かけました。
 この日は晴れていましたが、スカイツリーは強風で営業中止という状態で、タワーホール船堀も朝のうちは展望可能だったのですが、その後、強風でタワーが揺れるようになり、営業中止になる大荒れの展開でした。
 展望室は強風で、ゆっくり揺れていましたが、なんとか展望終了になる前に撮影できたのが下の写真です。

 1回目の大雪に比べて、雪がかなり溶けているのですが、富士山が見えますので、
 この写真を、広重の名所江戸百景「第107景 深川州崎十万坪」に対応する「くまドン板」の景(確定・冬景)とさせていただきます。
 (このプログは、名所江戸百景の現代版である「くまドン版」を作ることを第一目標としています。)
 
 今回、百景に確定した写真は、手前に江戸川区の町並と荒川・中川放水路の流れ、その先に深川・木場方面の江東区の町並み、都心の高層ビル群と東京タワー、そして富士山という多層構造からなっていて、どちらかと言えば、広重の「第1景 日本橋雪晴」に近いかもしれません。この「日本橋雪晴」に対応する景で、富士山と雪景の組み合わせができませんでしたので、この写真を選択しました。
 
 下の絵は、広重の名所江戸百景「第1景 日本橋雪晴」(春景)です。

 絵の説明は「名所江戸百景085 第43景 日本橋江戸ばし 築地市場」でしましたので、省略させていただきます。

 当初の予定としては、広重の「第107景 深川州崎十万坪」に対応するくまドン版の景として、広重の絵と同じく夜景を考えていたので、1回目の大雪後の夕方にも、タワーホール船堀にいきました。
 昼間に富士山が見えなかったのですが、このようなチャンスは二度とないと思って行きました。
 全く忘れていたのですが、この日・平成26年2月9日は、タワーホール船堀からダイヤモンド富士が撮影できる日だったのです。当然のことながら、ダイヤモンド富士を撮影に来た人が多かったです。
 しかも、なんと・・・・・・・・・・・日が沈む直前に富士山が現れ、見事にダイヤモンド富士です・・・・・・・・・(汗)

 富士山の山頂下に、山体と夕日の影ができていますが、窓ガラスの反射の特徴だそうです。

 富士山の山頂に夕日が沈んで行きました。今まで、撮影できず、苦労したダイヤモンド富士が今年2回目です・・・

 夕日が沈むと同時に、再び、富士山山頂に雲がかかり、タワーホール船堀からの(夜景+富士山+雪景)の組み合わせはできませんでした。この日は夕方になっても、荒川の河川敷に雪が多く残っていました。

 東京で雪が積もる日数は限られています。仕事もありますので、休日と重なる可能性は極めて低くなります。
 1回目は、「タワーホール船堀」→「墨田公園」→「スカイツリー」→「タワーホール船堀」→「木場公園」と移動して、
 1日で雪景の残景4枚を撮影しなければならないので、大変な撮影日でした。

(1)深川洲崎とタワーホール船堀の話は、
 「名所江戸百景025 第107景 深川州崎十万坪 空からの風景」
(2) 広重の名所江戸百景「第1景 日本橋雪晴」の絵の説明は、
 「名所江戸百景085 第43景 日本橋江戸ばし 築地市場」
(3)昨年の大雪の話は、
 「名所江戸百景142 第99景 浅草金龍山 雷門雪景」
 「名所江戸百景143 第111景 目黒太鼓橋夕日の岡 目黒の雪景」
(4)今年の雪景の話は、
 「名所江戸百景 雪が降りました。しかも20年ぶりの大雪!」
 「名所江戸百景161 第91景 請地秋葉の境内 墨田公園からの雪景」
 「名所江戸百景162 第106景 深川木場 木場公園の雪の夜景」
 順番が前後しますが、スカイツリーの話は、後日作ります。

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 昨年・平成25年の3月18日に「くまドン旅日記」のブログを始めて、1年近く経ちますが、
 おかげさまで今回の確定で、ブログを始めてから、「くまドン版」の景が確定したのが、ちょうど100景となりました。
 (中間を飛ばして、番号順に並べ直すので、後から見ると100番目になりませんが・・・・)
 くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございました。
  確定していない残りの景は119景中の19景(二代目広重が描いたと考えられている1枚を含む)となりますが、
  残景の内訳は、11月の紅葉の残景が4景、1月と2月の残景が5景、春の桜景が10景となっています。
 すでに、江戸川区や江東区周辺では、早咲きの河津桜が満開になっていて、桜景のブログを準備しなければ・・・
 とも思っているのですが、もう少し、1月と2月の残分を作らせていただきます。
 なお、1週間程度過ぎた後に、順番を整理するために日付を160番の位置に移動させます。

 次回も、名所江戸百景の別の雪景の予定です。桜が咲く前になるべく雪景を終わらすようにします。

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名所江戸百景159 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(6)

2014-02-25 12:25:59 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、江戸川区(えどがわく)の葛西臨海公園(かさいりんかいこうえん)で野鳥撮影した話の続きです。
 名所江戸百景の残分を作成していますが、ブログ作成の間隔が一ヶ月以上空いたら、思うように進みません。百景の確定のない残分で、最も楽な回を先に作る事にしました。
 (このブログは平成26年10月作成しましたが、しばらくしたら、番号整理の為、平成26年2月に移動させます。)
 さて、秋になりますと、木の枝の上でモズ(百舌)が「キィーキィーキィー」という鳴き声で縄張り宣言する「モズの高鳴き」が聞こえたとの話が、あちこちで聞こえてきます。
 今年・平成26年の2月に葛西臨海公園で撮影したモズ(オス)の写真です。
 (小鳥は小さいので、今回の写真は縮小率を下げて、トリミング(画面の切取り)をしています。)
 2月の大雪の数日後に行った時の写真です。

 真冬でしたが、この時も、声高々に鳴き続けていました。しかも下に向かって・・・???
 しばらく、撮影していると、下に向かって、すばやく、飛び降りて行きます。

 ・・・・???・・・・・

 モズの飛んで行った先のケンカ相手は、アカハラ(赤腹)でした!!!
 モズ(体長19~20cm)は、小型でも猛禽類(もうきんるい)ですから、するどいクチバシを持っています。
 体の大きいアカハラ(体長24cm程)も、モズに襲われると、さすがに逃げます。しかし、アカハラも、かなり怒ったらしく、逃げても、元の場所に戻ってきて、2度も木の上にいるモズとニラメッコです。

 良く見ると、アカハラの腹の部分が赤味(オレンジ色)の部分があるのが見えています。
 モズもアカハラもケンカに集中している為、「くまドン」に気がつかず、結構近くまで近寄れました(笑い)

 猛禽類のモズ相手では、さすがにアカハラも、二度目・三度目は、モズが攻撃してくる前に逃げました。

 アカハラが去った後も、モズの縄張り宣言の鳴き声が、大きく続きます。
 次に、「くまドン」がいる場所の左のにある水たまりに飛んできたのは、ハクセキレイです。

 普段は、撮影しようとすると、後ろ向きに歩いて行くのに、この日は、「くまドン」の方に向いて歩いてきます・・?

 全く、「くまドン」を気にすることなく、水たまりを過ぎて、かなり、こちらに近づいてきました。

 この後、モズの縄張り範囲内に入ったのか、モズがハクセキレイ(体長21cm程)に攻撃を仕掛けました。
 撮影した写真が無いのが残念ですが、ハクセキレイの方が、やや大きいとはいえ、モズ相手ではかないません。
 ハクセキレイは、足でモズの突撃を防いだ後に、慌てて退散です。モズは、ハクセキレイを追い払うと、元の場所に戻って、縄張り宣言の鳴き声を続けます。
 モズというと、小鳥を襲う猛禽類というイメージでしたが、今回は、ひたすら縄張り宣言をして、他の鳥を追い払うモズの異種格闘技戦のような状態でした。

 「くまドン」の方を向いても、全くひるむことなく、ひたすら、縄張り宣言の大きな鳴き声を続けます。

 野性の本能とは言え、ものすごい闘志ですね!十分撮影したので、この後、モズから離れることにしました。
 (もっとも、野鳥撮影しているのに、鳥とケンカしたら、アホですが・・・・)
 ただ、このモズの縄張りは、葛西臨海公園の鳥類園の外でした。モズも縄張り作るなら、冬とはいえ人の通る場所を縄張りにしないで、もう少し安全な所にすればよいのに?と思ったりもしました。

 葛西臨海公園で今冬もモズは見れるでしょうか?(猛禽類が来ると他の鳥が逃げ出しますから一長一短ですが)
【モズ(百舌)】
 留鳥、北日本や山地では冬に南や低地に移動する。葛西臨海公園では秋から冬に見る事が多い。
 エサは動物食(昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類など)
 猛禽類(もうきんるい)で、クチバシは鋭いが、タカ類などと異なり、足の力は弱く、獲物を捕まえる力がない。
 秋になると、木の高い所で縄張り宣言の高鳴きをすることで有名で、また、秋になると、捕らえた獲物を木の枝に突き刺す「モズのはやにえ(早贄)」と呼ばれる行為が行われるが、この理由は現在の所、はっきりしていません。
 モズは他の多くの種類の鳥の鳴き声のマネをする事で知られています。この事から「百舌」の名が当てられたと言う話もあります。
 モズの繁殖は、抱卵から巣立までの期間が1カ月程度で短いですが、繁殖期間は2月~8月と長めです。

 アカハラの写真が、分かりづらかったので、別の日に撮影した写真を載せておきます。

【アカハラ(赤腹)】
 平地から山地の森林にすむ。日本の本州北部以北では夏鳥、本州北部以西では冬鳥。葛西臨海公園では冬に観察されることが多い。
 胸部にオレンジ色になっているので、見分けやすい。頭部は暗褐色の羽毛で覆われ、顔や喉は黒ずむ。
 クチバシの上側は黒く、下側は黄色みを帯びたオレンジ色。足は黄色みを帯びたオレンジ色。
 エサは、動物食好みの雑食(主に昆虫類の他、果実も食べる)
 亜種にオオアカハラがいますが、普通のアカハラに比べて、頭の黒みが強いとかクチバシが太いとか程度の違いしかなく、両者の中間型の個体もいるとかです。鳥は素人の「くまドン」レベルでは、とても見分けがつきません・・・・

 冬の葛西臨海公園では、他にも腹の赤(オレンジ)色の鳥を見る事ができました。
 下の写真は、ジョウビタキのオスです。体長は14cm前後と小さいです。

【ジョウビタキ(尉鶲)】
 日本では冬鳥ですが、たまに、北海道や長野県で繁殖している「つがい」が観察される時があるそうです。
 冬は、オス・メスに関係なく、1羽ずつの縄張り、オス・メスの間でもケンカになります。この為、今年の葛西臨海公園では、オスの縄張りが展望レストハウス・クリスタルビュー付近にあったようでした。(葛西臨海公園の鳥類園のブログを見ると、メスは鳥類園センター付近にあったようです。「くまドン」は見る事はできませんでしたが・・・)
 その割に、人間に対する警戒心は薄いらしく、冬の日本では都市部の公園などでもよく見られる冬鳥だそうです。

 荒川・中川・江戸川の河口部ある公園ですから、水鳥に関しては圧倒的な数が見れる葛西臨海公園ですが、陸の小鳥に関しては、武蔵野の雑木林を持つ公園に比べれば、やはり数や種類は少ないです。葛西臨海公園の植物相は常緑樹が多いですが、これは夏の南からの台風などによる強烈な潮風や、冬の陽光と北風のある太平洋南岸の植生に合わせたの結果ですから、問題ないでしょう。一昔前に比べれば、都市部に木が増えましたから、鳥や虫にとっては、随分住みやすくなった方だと思います。例えば、以前は、夏に東京の下町でアブラゼミの鳴き声を聞く事はなかったですからね・・・・・・・・。
 葛西臨海公園の鳥類園のブログを見ると、秋の渡りの季節になったので、北から南に渡る色々な鳥が観察されているようです。鳥にとっては、便利な中継点なのでしょうね。

 最後は、今年平成26年2月の大雪の後に撮影した展望レストハウス・クリスタルビューの写真です。

 かなりの大雪(20数年ぶりの20cm越えの積雪)なので、降雪数日後でも消えずに雪が残っていました。

 下の絵は、広重の名所江戸百景「第71景 利根川ばらばらまつ」(夏景)です。

 「名所江戸百景153 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(1)」で説明済みのため、省略です。

 過去の葛西臨海公園のブログは、以下の通りです。
 冬の2月分
 「名所江戸百景153 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(1)」
 「名所江戸百景154 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(2)」
 「名所江戸百景155 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(3)」
 「名所江戸百景156 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(4)」
 「名所江戸百景158 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(5)」 (未作成)
 「名所江戸百景159 第71景 利根川ばらばらまつ 葛西臨海公園(6)」 (今回分)

 春の5月分
 「名所江戸百景182 5月の葛西臨海公園(1) 春の旅鳥・シギ」
 から
 「名所江戸百景186 5月の葛西臨海公園(5) 一本足のコチドリ」
 までの5回分

 今回は、これで終了とさせていただきます。引き続き、名所江戸百景の残分の作成を続けます。

 次回も、名所江戸百景関連になると思います。

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