こんにちわ、「くまドン」です。
今回は、何年か前に北海道の釧路川(くしろがわ)の源流下りの途中で見たカルガモ親子の話です。
ちょうど、前々回の「名所江戸百景274 第97景 小奈木川五本まつ 仙台堀川親水公園のカルガモ親子」で都会の天敵のいない公園に生きるカルガモ親子の写真を見せましたので、北海道の自然の中に生きるカルガモの話をしたいと思います。
カルガモ親子の写真は、まともに撮影できなかったので、釧路川源流のカヌー下りの写真を追加しておきます。
同じカルガモでも、都会と自然では生き方の違うのが、わかるかと思います。
釧路川の上流部も下流部もカヌーツアーが複数かあります。しかし、夏休前の7月ですから、カヌー下りをする客が「くまドン」一人しかおりませんでした。(いつも一人旅の寂しさを感じる瞬間でもありますが・・・)
なんとか、1人でもOKな所を見つけて案内していただく事にしました。
今回は、この「ペンション&アウトドアガイド アトレーユ」さんのカヌーで川下りです!
(絵画調)
まず、スタート地点は、釧路川の源流は、弟子屈町(てしかがちょう)の屈斜路湖(くっしゃろこ)です。
屈斜路湖の湖岸からスタートです。屈斜路湖はカルデラ湖ですので、周囲の山並みは外輪山(がいりんざん)ですし、水も湖底まで透き通って見えます。
右奥に見える橋が、屈斜路湖から釧路川への流れ込み口です。
(絵画調)
両岸は、木々が覆いかぶさり、北海道の自然らしさを感じます。護岸にコンクリートが見えたら、面白くありませんからね!
川底に沈んだ倒木(とうぼく)の上を通過することもあり、楽しい川下りです。
途中の川底からの湧水もあり、水の透明度の良さは素晴らしいです。水底の倒木もはっきり見えます。
水底には、濃い緑や明るい緑の多様な水草が一杯です。
カヌー下りをしていると、カヌーの左側岸にカルガモの親子がいたのですが、突然、カヌーの左前をバタバタと音を立てながら派手に通過して行きます。
(なんだか分からない写真ですが、親カルガモが「くまドン」達の注意を惹きつけようとしている所です。)
そのまま羽をばたつかせた状態で、カヌーの前方に移動して行きます。
あらかじめ、カヌーの案内をしていただいた方に、野性のカモの習性を聞いていたのですが、これほど派手とは思いませんでした・・・・
ひらすら、何百mも、この状態です。親カルガモも、自然の本能から必死なのでしょうが、・・・・
親ガモは、いざとなれば、飛んで逃げられるので大丈夫なのですが、子ガモの方が親ガモについて行こうとして、はぐれる場合があるそうです。
正直、野性の動物の習性、自然の姿とはいえ、「くまドン」としては、ただ、カヌーを楽しんでいるだけで、何も悪い事をしていないのに、犯人扱いされているようなものです。「何もする気は無いし、子を守る為、必死なのはわかったから、早く子カモの所に戻ってほしい・・・・」という気分でした。
かなり長い距離の間、この姿を続けていましたが、大分離れたので、安心したのか?、この後、カルガモは横の岸に移動して、見えなくなりました。この後、親ガモは回り込んで子の所へ戻ることになります。
「やっと、子ガモの所にもどってくれたか・・・・・」と安心すると同時に、
自然の世界で生きる野性の世界の厳しさと、危機意識の高さを感じざるを得ませんでした。
さて、前々回もカモ類の多くは、子育てはメス(♀)のみで、オス(♂)は子育てには参加せず、池や湖の真中で群れていると話ました。(これも、カヌーの案内していただいた方に聞いて、初めて知ったのですが)
下の写真は、北海道の帯広(おびひろ)地方の海岸線の沼にいたカモです。
小さいので、写真を超望遠で撮影して、さらにトリミング(画面の切り取り)すると、カモの後頭部にちょんまげ(寝ぐせ)がありますので、キンクロハジロ(金黒羽白)のオス(♂)です。
キンクロハジロの大半は、シベリアなどの大陸で繁殖(はんしょく)しますが、その一部は北海道で繁殖しています。
この群れの中に、頭の色が茶色の個体が1羽いましたので、ホシハジロ(星羽白)のようです。この種も北へ渡った一部が北海道で繁殖しています。
続いて、北海道の網走(あばしり)市と小清水町(こしみずちょう)の間にある濤沸湖(とうふつこ)です。網走国定公園の一部で、ラムサール条約の登録地です。
カモがいましたが、遠すぎるので、センターの望遠鏡を通して、撮影しました。
写っているのは、マガモ(真鴨)のオス(♂)の群れとウ(鵜、左の黒い個体)です。
マガモも、北海道や本州中部の山地では少数が繁殖します。
カモ類のメス(♀)は下の写真のような草陰のある水辺で子育てしているので、滅多に見る事はできないようです。
その他にもアオサギは多数いました。関東では留鳥ですが、北海道では普通の夏鳥です。シラサギ類は北海道では珍しいので、ニュースになるぐらいですが、最近は繁殖はしませんが、夏に観察できる個体が増えているそうです。
北海道の夏は海岸線に行くと、セグロカモメ(北海道では夏鳥、関東では冬鳥)が多数いて、なんだか、冬の葛西臨海公園の水鳥が、引っ越してきたような風景です・・・・(汗)
(北海道だけで見られるタンチョウやオジロワシなどの鳥もいますが、今回は冬の関東でも見れる水鳥だけです)
これだけだと、寂しいので、すぐ近くの湖畔にいた馬の写真もいれておきます。
(絵画調)
同じ濤沸湖の海岸側の小清水原生花園のユリの写真は以前のブログにあります。
(1)前々回と前回のブログです。
「名所江戸百景274 第97景 小奈木川五本まつ 仙台堀川親水公園のカルガモ親子」
「名所江戸百景275 第70景 中川口 旧中川の灯篭流し」
(2)以前、作成した北海道のブログです。
「旅日記 初夏の北海道」
「城002 鳥取神社 (北海道・釧路市、模擬天守)」
「旅日記 初夏の北海道」
北海道は、カヌーツアーも盛んで、時にはカヌーと自然保護、漁業との間に生じる問題を教えてもらう事もありました。この問題に関して、北海道旅行した場所は、上手に両立させている方でした。そうなると、問題となるのは、旅行者側のマナーや一部の利益目的の犯罪(花の盗掘や密猟など)の防止となります。このブログを見て、北海道へ旅行する人がいるならば、良い人である事を祈ります。
今回のブログを作った後に、なんとなく気になったので、追記しておきます。
今回はこれで終了とさせていただきます。
都会と野性のカルガモ親子の対比で載せました。次回の話は東京に戻ります。
お盆に作成した旧中川の灯篭流し(とうろながし)のブログを作成中に、昨年の北海道へ行くフェリー「サンフラワー大雪」の事故を思い出しました。フェリーは今年の春には復帰して、通常通り運行しているようです。
今年は、家庭の都合により、春休み(GW)や夏休みの長期休暇は、遠くへ旅行に行くこともなかったので、北海道や東北地にも行く事もありませんでした。
今回の北海道のブログをもって、鎮魂とさせていただきます。
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今回は、何年か前に北海道の釧路川(くしろがわ)の源流下りの途中で見たカルガモ親子の話です。
ちょうど、前々回の「名所江戸百景274 第97景 小奈木川五本まつ 仙台堀川親水公園のカルガモ親子」で都会の天敵のいない公園に生きるカルガモ親子の写真を見せましたので、北海道の自然の中に生きるカルガモの話をしたいと思います。
カルガモ親子の写真は、まともに撮影できなかったので、釧路川源流のカヌー下りの写真を追加しておきます。
同じカルガモでも、都会と自然では生き方の違うのが、わかるかと思います。
釧路川の上流部も下流部もカヌーツアーが複数かあります。しかし、夏休前の7月ですから、カヌー下りをする客が「くまドン」一人しかおりませんでした。(いつも一人旅の寂しさを感じる瞬間でもありますが・・・)
なんとか、1人でもOKな所を見つけて案内していただく事にしました。
今回は、この「ペンション&アウトドアガイド アトレーユ」さんのカヌーで川下りです!
(絵画調)
まず、スタート地点は、釧路川の源流は、弟子屈町(てしかがちょう)の屈斜路湖(くっしゃろこ)です。
屈斜路湖の湖岸からスタートです。屈斜路湖はカルデラ湖ですので、周囲の山並みは外輪山(がいりんざん)ですし、水も湖底まで透き通って見えます。
右奥に見える橋が、屈斜路湖から釧路川への流れ込み口です。
(絵画調)
両岸は、木々が覆いかぶさり、北海道の自然らしさを感じます。護岸にコンクリートが見えたら、面白くありませんからね!
川底に沈んだ倒木(とうぼく)の上を通過することもあり、楽しい川下りです。
途中の川底からの湧水もあり、水の透明度の良さは素晴らしいです。水底の倒木もはっきり見えます。
水底には、濃い緑や明るい緑の多様な水草が一杯です。
カヌー下りをしていると、カヌーの左側岸にカルガモの親子がいたのですが、突然、カヌーの左前をバタバタと音を立てながら派手に通過して行きます。
(なんだか分からない写真ですが、親カルガモが「くまドン」達の注意を惹きつけようとしている所です。)
そのまま羽をばたつかせた状態で、カヌーの前方に移動して行きます。
あらかじめ、カヌーの案内をしていただいた方に、野性のカモの習性を聞いていたのですが、これほど派手とは思いませんでした・・・・
ひらすら、何百mも、この状態です。親カルガモも、自然の本能から必死なのでしょうが、・・・・
親ガモは、いざとなれば、飛んで逃げられるので大丈夫なのですが、子ガモの方が親ガモについて行こうとして、はぐれる場合があるそうです。
正直、野性の動物の習性、自然の姿とはいえ、「くまドン」としては、ただ、カヌーを楽しんでいるだけで、何も悪い事をしていないのに、犯人扱いされているようなものです。「何もする気は無いし、子を守る為、必死なのはわかったから、早く子カモの所に戻ってほしい・・・・」という気分でした。
かなり長い距離の間、この姿を続けていましたが、大分離れたので、安心したのか?、この後、カルガモは横の岸に移動して、見えなくなりました。この後、親ガモは回り込んで子の所へ戻ることになります。
「やっと、子ガモの所にもどってくれたか・・・・・」と安心すると同時に、
自然の世界で生きる野性の世界の厳しさと、危機意識の高さを感じざるを得ませんでした。
さて、前々回もカモ類の多くは、子育てはメス(♀)のみで、オス(♂)は子育てには参加せず、池や湖の真中で群れていると話ました。(これも、カヌーの案内していただいた方に聞いて、初めて知ったのですが)
下の写真は、北海道の帯広(おびひろ)地方の海岸線の沼にいたカモです。
小さいので、写真を超望遠で撮影して、さらにトリミング(画面の切り取り)すると、カモの後頭部にちょんまげ(寝ぐせ)がありますので、キンクロハジロ(金黒羽白)のオス(♂)です。
キンクロハジロの大半は、シベリアなどの大陸で繁殖(はんしょく)しますが、その一部は北海道で繁殖しています。
この群れの中に、頭の色が茶色の個体が1羽いましたので、ホシハジロ(星羽白)のようです。この種も北へ渡った一部が北海道で繁殖しています。
続いて、北海道の網走(あばしり)市と小清水町(こしみずちょう)の間にある濤沸湖(とうふつこ)です。網走国定公園の一部で、ラムサール条約の登録地です。
カモがいましたが、遠すぎるので、センターの望遠鏡を通して、撮影しました。
写っているのは、マガモ(真鴨)のオス(♂)の群れとウ(鵜、左の黒い個体)です。
マガモも、北海道や本州中部の山地では少数が繁殖します。
カモ類のメス(♀)は下の写真のような草陰のある水辺で子育てしているので、滅多に見る事はできないようです。
その他にもアオサギは多数いました。関東では留鳥ですが、北海道では普通の夏鳥です。シラサギ類は北海道では珍しいので、ニュースになるぐらいですが、最近は繁殖はしませんが、夏に観察できる個体が増えているそうです。
北海道の夏は海岸線に行くと、セグロカモメ(北海道では夏鳥、関東では冬鳥)が多数いて、なんだか、冬の葛西臨海公園の水鳥が、引っ越してきたような風景です・・・・(汗)
(北海道だけで見られるタンチョウやオジロワシなどの鳥もいますが、今回は冬の関東でも見れる水鳥だけです)
これだけだと、寂しいので、すぐ近くの湖畔にいた馬の写真もいれておきます。
(絵画調)
同じ濤沸湖の海岸側の小清水原生花園のユリの写真は以前のブログにあります。
(1)前々回と前回のブログです。
「名所江戸百景274 第97景 小奈木川五本まつ 仙台堀川親水公園のカルガモ親子」
「名所江戸百景275 第70景 中川口 旧中川の灯篭流し」
(2)以前、作成した北海道のブログです。
「旅日記 初夏の北海道」
「城002 鳥取神社 (北海道・釧路市、模擬天守)」
「旅日記 初夏の北海道」
北海道は、カヌーツアーも盛んで、時にはカヌーと自然保護、漁業との間に生じる問題を教えてもらう事もありました。この問題に関して、北海道旅行した場所は、上手に両立させている方でした。そうなると、問題となるのは、旅行者側のマナーや一部の利益目的の犯罪(花の盗掘や密猟など)の防止となります。このブログを見て、北海道へ旅行する人がいるならば、良い人である事を祈ります。
今回のブログを作った後に、なんとなく気になったので、追記しておきます。
今回はこれで終了とさせていただきます。
都会と野性のカルガモ親子の対比で載せました。次回の話は東京に戻ります。
お盆に作成した旧中川の灯篭流し(とうろながし)のブログを作成中に、昨年の北海道へ行くフェリー「サンフラワー大雪」の事故を思い出しました。フェリーは今年の春には復帰して、通常通り運行しているようです。
今年は、家庭の都合により、春休み(GW)や夏休みの長期休暇は、遠くへ旅行に行くこともなかったので、北海道や東北地にも行く事もありませんでした。
今回の北海道のブログをもって、鎮魂とさせていただきます。
日本プログ村に参加しています。良ければ、「江戸時代」と「風景写真」のどちらかを「ポチッ」応援お願いします。
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