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名所江戸百景186 5月の葛西臨海公園(5) 一本足のコチドリ

2014-05-31 09:30:16 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回も、5月下旬の江戸川区・葛西臨海公園の野鳥の最終回です。
 初回でもお見せした大観覧車の近くの芝生広場の花畑で撮影した写真です。

 インターネットで葛西臨海公園のホームページを検索したら、「ポピーの花摘み」イベントがあるようです。
 日時:平成26年5月31日(土)、6月1日(日) 10:00~15:00 ※荒天中止

 さて、再び葛西臨海公園の「西なぎさ」に話は戻ります。風の強い日でしたので、白波が立っています。西なぎさの干潟では潮干狩りをする人が平日にも関わらず、結構いました。後方見えるのは江東区の若洲公園です。
 なお、西なぎさ(葛西海浜公園)については、開園時間がありますので、ご注意ください。
  開園時間:9:00~17:00 (土日・祝日や夏季は延長あり)

 たまたま、カモメが一羽だけ西なぎさにきていました。「くまドン」は、あまり鳥の知識がありませんので、「このカモメは何カモメ?」となります。下の写真は、元データの縮小なしで、カモメだけトリミング(画像の切取)してみました。
 関東でも繁殖するウミネコ(足が黄色、クチバシが黄色で先が黒と赤)です。ネコに似た鳴き声で有名ですね。


 今回、葛西臨海公園に行った目的の一つであるコチドリの写真を撮影する為に、鳥類園のウォッチングセンターに寄ります。掲示板には、観察できる鳥の種類と場所の最新情報が記入されています。

 初日は夕方遅くなってから、ウォッチングセンター近くの観察舎で、コチドリを撮影することができました。
 下の池にある亀島の手前にある干潟の小さな島にコチドリはいました。コチドリは小さく、最初は全く動かないので、コチドリがいる事すら気づきませんでした。何か動いたかなと思って見ても、石ころがあるような雰囲気でした。
 よく分かりませんので、試しに撮影して、拡大してみたら、コチドリだったというラッキー(幸運)でした。
 (距離が近いので大きめ撮影できましたが、今回も鳥のアップ写真は、縮小率を下げてのトリミングです。)

 撮影には成功しましたが、じっとしていて、ほとんど動きませんでした。
 よく見ると、このコチドリ片足立ちです。もう一つの足は、体に付けて足指は、だらりと下がっています。
 ずっと、この格好でしたので、足でもケガしているのかなと思いました。

 下の3枚は、あまりにコチドリが小さいので、デジタルテレコンの機能を使用してみました。画像処理により、レンズの焦点距離を2倍にする機能です。超望遠300mm(フィルムカメラ換算600mm)は2倍の600m(フィルムカメラ換算1200mm)となります。画像の画素数が変わらないので、中間をソフト処理で補間しているだけでしたが、2倍の大きさになるので、元画像の見た目は大きくなります。しかし、使用方法がブログに載せる時に元画像データを縮小するので、ほとんど意味がありませんでした・・・・・・・
 何枚か撮影した後で、一回だけですが、コチドリが急に羽をバタつかせてました。でも一本足のままです。

 一瞬バランスを崩したのかと思えましたが、再び体制を整えて、一本足のままで、変わりません。

 撮影した写真を見ると、コチドリが一本足のままで、「くまドン」の方を見ているのに気がつきました。

 家に帰り、他の方のコチドリを撮影したブログを見てみると、同じような格好で一本足で立っているコチドリの写真がいくつもありました。どうやら、これはコチドリの擬傷だったようです。コチドリが一本足で立っているのは、野性の本能のようです。

【コチドリ(小千鳥、夏鳥)】
 エサは昆虫やミミズなど動物食です。海岸の砂浜や埋立地や内陸の畑などに営巣しますが、親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。

 2日目は、昼間にこの場所に行きましたが、コチドリは下の池の干潟に出て、エサを探していましたので、残念ながら見つかりませんでした。コチドリが営巣した事のある亀島は、他の鳥にとっても居心地が良いらしく、次から次へと葛西臨海公園の常連の鳥が来ていました。どのような鳥がいたかと言うと、
 まずは、ハクセキレイです。コチドリが営巣する亀島はこんな感じの場所です。草が生い茂っていたのを春先に鳥類園とボランティアの方々が営巣できるように、きれいにしたそうです。

 別の展望広場で撮影した写真ですが、キジバトです。

 これも展望広場で撮影したムクドリです。

 当然、スズメも来ました。コチドリは営巣すると、近くに来た小鳥を追い払うらしいのですが、この状態で、今年のコチドリは葛西臨海公園の亀島で営巣できるのでしょうか・・・・?

 シラサギが夕日を浴びながら、干潟でエサを探し続けています。あの大きな体を維持するには、エサもかなり必要です。


 葛西臨海公園の水族館のドームに夕日は沈んでいきます。今日も一日が終わろうとしています。


 今回は、5月の葛西臨海公園は、これで終了とさせていただきます。
 「くまドン旅日記」のブログを見ていただきありがとうございました。

 次回は、山王祭(今年は本祭)のブログか、4月のGW旅行の続きのブログの予定です。 

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名所江戸百景185 5月の葛西臨海公園(4) シラサギの婚姻色

2014-05-30 07:55:25 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回も、5月下旬の江戸川区・葛西臨海公園の野鳥の続きの4回目です。
 葛西臨海公園の各所で花が見頃を迎えています。鳥類園に向かう途中の海岸沿いの道には花が咲いています。

 後方に見えるのは、東京ディズニーランドのマウンテン(山)です。

 さて、再び葛西臨海公園の「西なぎさ」に話は戻ります。通常、シラサギと呼ばれるのはダイサギ・チュウサギ・コサギの3種です。大きさで大・中・小と呼び名が分かれています。3種とも体色は全体が白ですね。
 「くまドン」は野鳥は素人ですから、撮影しても種類を見分けるのに苦労しています・・・・・・・・(汗)
 まずは、西なぎさの波打ち際でエサを探すダイサギ(大鷺)です。体長90cmもある日本では「アオサギ」と共に最大サイズのサギです。
 エサは、魚、両生類、ザリガニ、昆虫などですから、干潟のカニや浅瀬にいる小魚は格好のエサです。
 (サギは大型なので、大きめに撮影できますが、鳥のアップ写真は、今回も縮小率を下げてトリミングです。)

 雄(♂)と雌(♀)は同色です。足は全体が黒ですが、夏は基部が少し黄色になります。くちばしは夏は黒色(冬は黄色)です。夏には胸や背中に長い飾り羽(冬はない)が伸び、眼先が緑がかります(婚姻色)。
 上の写真を拡大したのが、下の写真です。逆光気味で分かり難いですが、目の周りに緑色(冬は黄色)のアイシャドウがあります。ダイサギは目の後ろまで、この緑の切れ込みが伸びている所が特徴です。

 チュウサギやコサギに比べて首が長いです。下のコサギの写真と比較すると長さが分かります。

 次にコサギ(小鷺、留鳥、体長60cm)ですが、コサギもエサは魚、カエル、ザリガニなどですから、ダイサギと同じような場所に生息しています。

 コサギの足の指は黄色で、クチバシは通年で黒です。ダイサギやチュウサギと見分ける上で一番簡単な方法です。大きさ以外に、夏羽では頭に2本の長い冠羽があること、背の飾り羽は先が巻いていることでも区別できます。
 (この写真では分かりませんが・・・・・)
 足の指や目元は通常黄色ですが、繁殖期の一時期に足と目元がピンク色(婚姻色)になります。
 下の写真は顔の部分だけ拡大した写真ですが、まだ黄色に若干ピンク色が混ざっているような感じです。


 続いて、葛西臨海公園の下の池(汽水池・潮入の池)の観察窓に移動します。
 下の写真は下の池の観察舎から対岸の擬岩の観察窓を見た写真です。岩を模した場所から窓越しに野鳥観察です。

 この時期の下の池ははエサのカニなどが豊富なのかサギ類、シギ・チドリ、カルガモなどが多く見れます。
 今回の1回目に登場したキアシシギの向こう側にダイサギがエサをさがして歩きまわっています。

 下の写真は、このダイサギの顔のアップです。この個体の目元は、きれいな緑色の婚姻色をしています。


 下の写真も、1回目に登場したチュウシャクシギ(左下)が歩いている先の草むらにコサギ(右上)が2羽います。

 二羽揃って、仲良く羽づくろい中です。よく見ると二羽とも目元が薄いピンク色(婚姻色)です。


 チュウサギ(中鷺、夏鳥、全長68cm)は、ダイサギやコサギと異なり、エサが水を引く前の田圃や休耕田などで、バッタなどの昆虫類が主食となっているのですが、葛西臨海公園では、他のサギと同様に下の池で生息しているらしいです。さらに、足は全体が黒、くちばしは夏は黒色(冬は黄色)です。夏には背中に飾り羽(冬はない)が伸び、眼元が薄く緑がかる(婚姻色、冬は黄色)ので、素人目にはダイサギとの特別がつき難い所があります。
 大きさ以外の区別方法として、チュウサギの方が首が短いとか、くちばしが短いとかありますが、
 目元の切れ込みがダイサギは目の後ろまで伸びていて、チュウサギは目の下で止まっている所で、容易に判別できるそうです。(素人には大変なのですが・・・・・)

 撮影した中で、悩んだのがこの個体??? クチバシも黄色のままで、目元も婚姻色としては薄い!(何故?)

 首の長さや、目元の切れ込みが目の後ろまで伸びているので夏羽に変わる途中のダイサギかなと思います?

 調べていくと、日本のダイサギは、夏鳥の「チュウダイサギ」と冬鳥「オオダイサギ」の二つの亜種に分かれているらしい・・・・・・・(逆に言うと、夏羽の写真と冬羽の写真は別の亜種の可能性がある?)

 葛西臨海公園は、運が良ければ、クロツラヘラサギ、アマサギ、カラシラサギ、アカガシラサギなどの珍鳥・迷鳥が観察できる年もあります。

 観察舎で撮影中に池の反対側に飛び降りたのが、この鳥です。形からサギらしいのですが、見た事がない?

 結局、後ろ向きの写真しかとれず、家に戻って調べた結果、多分、ゴイサギの若鳥(ホシゴイ)らしい。
 観察舎ではバードウォッチンググループがおりまして、色々と教えてもらいました。ありがとうございました。
 (念のため、赤字部分追記します。)
 似たような鳥にササゴイの幼鳥がいるのですが、上の写真の鳥の頭を拡大すると、下の写真になります。
 目の部分が赤いので、ゴイサギかな?と判断しました。幼鳥から成鳥になる途中のようです。
 同じ下の池にササゴイの成鳥がいて、ササゴイの幼鳥は背中に☆の模様は無いので、結構、混乱しました。



 この日の夕方も夏の大きな雲が東の空に広がり、そろそろ梅雨と熱い夏の始まりでしょうか。


 次回は、「5月の葛西臨海公園」の最後となりますが、コチドリやその他の鳥の写真です。

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 「くまドン旅日記」のブログを見ていただきありがとうございました。

 山王祭(今年は本祭)まで日があるので、少し軽い雰囲気で、葛西臨海公園の野鳥を入れさせていただきます。
 

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名所江戸百景184 5月の葛西臨海公園(3) コアジサシのダイビング 

2014-05-29 07:55:44 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回も、5月下旬の江戸川区・葛西臨海公園の野鳥の続きの3回目です。
 まず、季節の花の話題として、大観覧車の近くにある蓮池では、スイレンの花が咲き始めています。


 さて、話を前回のブログの最後に戻ります。葛西臨海公園の二つのなぎさの間にある水路で、カンムリカイツブリ(冬鳥)を撮影していると、近くの水面の水が跳ねました。何かいます!
 (今回も鳥の写真は、縮小率を下げて、トリミング(画像の切取)です。)

 水面から飛び出してきたのは、今回の撮影目的の一つであるコアジサシ(夏鳥)でした。

 この時期の葛西臨海公園で見る事ができる代表的な鳥ですが、「くまドン」は初めて見ます。
 気がついてみると、コアジサシが東なぎさと西なぎさの間の水路に何羽も飛んでいました。コアジサシも体長が24cmもあるのですが、距離が遠く小さかったのと、大型のカンムリカイツブリに集中していて気がつきませんでした。
 撮影していた2日とも風の強い日でしたが、時々風に流されながらも、魚を捕らえる為に見事なホバリング(空中停止)をしていまいた。(おかげさまで撮影は楽でした。)


【コアジサシ(小鯵刺)】
 海岸だけでなく、川などにも生息して、ホバリング(空中停止)しながら、狙いをつけて水にダイビングして魚を捕らえます。その様子から鮎鷹(あゆたか)の異名もあります。
 日本では本州以南に夏鳥として渡ってきて繁殖します。葛西臨海公園でもコアジサシの繁殖例があり、今年も鳥類園の人達とボランティアがデコイ(鳥を呼び寄せる為の模型)を作って、東なぎさに設置したようです。
 繁殖前にはオスがメスへ獲物をプレゼントする「求愛給餌」も見られるそうです。
 巣は砂浜(他の場所では河原・埋立地)の地面にくぼみを作り、2~3個の卵を産みます。集団繁殖地(コロニー)を作って外敵の侵入に備えるそうです。最近は繁殖地の減少や外敵(カラス、ヘビ)などにより数が減っているようです。

 葛西臨海公園・鳥類園Ⅱの今年・2014年5月半ばのブログを見ると、コアジサシ約50羽、アジサシ約350羽が観察されているようです(念のため、「くまドン」は鳥類園とは無関係です)。
 普段は立入禁止の東なぎさにいますが、次から次へと水路に飛んできて、水中へダイビングをしますので、撮影機会は一杯あります。

 「くまドン」が撮影に行った5月下旬には、コアジサシ(夏鳥)しか撮影できませんでした。少し大型のアジサシ(旅鳥)は早くも北に向かって行ったのでしょうか? (少し遅かったようです。)
 アジサシも、コアジサシと同様にホバリングをして魚を捕らえますが、さらに北へ行き、繁殖する旅鳥です。少数ながら日本国内(富山県、群馬県、東京都)でも繁殖が確認されています。


【素人くまドンのアジサシとコアジサシの見分け方 (素人なので保証できません) 】
1.アジサシは体長35cm程、コアジサシは体長24cm程で大きさが違います。
  →でも、並んでいないと、素人で初見の「くまドン」では分かりません。
2.アジサシは頭の部分は黒ですが、コアジサシは額(ひたい)の部分に白い所があります。
  →分かりやすいですが、撮影角度によっては、白い部分が見えません。
3.アジサシのクチバシは黒色、コアジサシのクチバシは黄色です。
  →素人のくまドンにも分かります。

 次から次へとコアジサシが獲物を狙ってダイビングしていきます。

 水面から飛び出てきたアジサシが何か(小さいけど)をくわえています。獲物の魚が取れたみたいです。

 コアジサシは例年6月もいるので、撮影機会はありそうです。東なぎさで繁殖すれば、さらに7月以降も子育ての為にダイビングするコアジサシが見れるかもしれません。

 最後に水路の向こう側は、野鳥保護の為、人は立入禁止になっている「東なぎさ」です。
 大きな鳥の影がひと固まりなっているので、超望遠レンズで拡大してみたら、カワウ(鵜)でした・・・・・
 夏は「東なぎさ」にカワウが1000羽も集まる繁殖地になっているそうです。

 その他にもシラサギやカモメ、ミヤコドリもいるようです。

 なお、西なぎさ(葛西海浜公園)については、開園時間がありますので、ご注意ください。
  開園時間:9:00~17:00 (土日・祝日や夏季は延長あり)

 今回は、これで終了とさせていただきます。
  次回も葛西臨海公園ですが、旧中川の夏の景を作るのに何度も撮影したシラサギの婚姻色の写真です。
「くまドン旅日記」のブログを見ていただきありがとうございました。

 山王祭(今年は本祭)まで日があるので、少し軽い雰囲気で、葛西臨海公園の野鳥を入れさせていただきます。
 

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名所江戸百景183 5月の葛西臨海公園(2) 夏羽のカンムリカイツブリ

2014-05-28 07:55:03 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回も、5月下旬の江戸川区・葛西臨海公園の野鳥の続きです。
 観覧車の近くにある蓮池には、まだツツジが奇麗に咲いていました。


 そのまま、真っ直ぐ海の「西なぎさ」に行くと、平日にも関わらず、砂浜に人が結構いました。
 (このブログは2日分の撮影を一つにまとめてあります。両日ともに風の強い日でした)

 以前も話しましたが、西なぎさは人が遊べるエリアです。
 これに対して、「東なぎさ」は野鳥の保護区で人の立ち入りは禁止になっています。
 鳥から見れば「東なぎさ」の方が安全ですから、珍しい鳥は「東なぎさ」側で観察されることが多いです。
 下の写真の中段を左右に横切る石垣は東なぎさです。手前は西なぎさになりますが、二つのなぎさの間には水路があります。この付近は野鳥の観察がしやすい所です。

 葛西臨海公園の鳥類園Ⅱのブログを見た所、この付近で旅鳥のシギやアジサシを見る事ができるというので、先に行ってみました。

 水路まで行くと、夏羽のカンムリカイツブリ(冬鳥)がいました。立派な冠羽です。目は赤いですね。
 (今回も鳥は、縮小率を下げて、画像のトリミングです。)

 冬は、沖合の離れた所にいたので、遠すぎて撮影が大変でしたが、この日は水路の中まで入ってきて、あまり人を気にしない様子でした。
 比較の為、今年の2月に撮影した冬羽のカンムリカイツブリを載せておきます。見ての通り、全く地味です。


【カンムリカイツブリ(冠鳰、冬鳥)】
 名前の通り、夏羽の冠羽があるのが特徴。頬から後頭にかけて黒い縁取りのある赤褐色の飾り羽が生じる。
 全長が56cmもある大型のカイツブリで、日本国内で観察できるカイツブリ科の最大種です。
 日本には冬鳥として冬季に飛来しますが、一部は日本国内(東北や琵琶湖)でも繁殖する個体もいるそうです。
 エサは魚類、両生類、水生昆虫などです。他のカイツブリ科と同様に潜水が得意で、水に潜ると、どこに現れるか分かりません。
 通常の生息域は、流れの緩やかな河川、湖沼、湿原などですが、冬は河口、港湾、沿岸部にも生息します。
 葛西臨海公園も荒川放水路・中川放水路・江戸川の河口部ですから、冬から4月ぐらいまでは、かなりの数のカンムリカイツブリや、ハジロカイツブリなどがいます。葛西臨海公園の野鳥でも代表的な鳥の一種です。



 この日のカンムリカイツブリは水路に数羽いて、元気に飛ぶ姿も見せてくれました。
 水面を走りながら、飛び出す瞬間です。

 こちらは、着水の瞬間です。しかし、なかなか飛んでいる瞬間の撮影ができません・・・・(汗)


 しかし、このカンムリカイツブリ達、もうすぐ6月なのに、北に飛んで行かずに大丈夫なのか・・・・・?


 今回は、これで終了とさせていただきます。次回は、西なぎさで撮影したコアジサシの写真です。
 「くまドン旅日記」のブログを見ていただきありがとうございました。

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名所江戸百景182 5月の葛西臨海公園(1) 春の旅鳥・シギ

2014-05-27 07:55:11 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、2月以来の江戸川区(えどがわく)の葛西臨海公園(かさいりんかいこうえん)の風景です。
 大観覧車の近くの芝生広場は花畑になっていて、色とりどりの花が満開です。

 葛西臨海公園のシギの春の渡りシーズンは5月上旬から中旬がピークなのですが、今年はシギが見れるというので、試しに行ってきました。この時期に葛西臨海公園に行くのは初めてです。
 撮影日は先週末と今週の2日分です。今回は鳥類別に分けて作ってみます。
 まず、旅鳥の代表であるシギからです。
 なお、「くまドン」は野鳥に関しては、素人(しろうと)で、ほとんど知識ありませんことをお断りしておきます。
 葛西臨海公園の西側にある鳥類園の「下の池」に到着して、観察窓から覗くと、なんと、シギが10羽程います。

 あまり観察窓から離れていない所にいたので、結構、大きく撮影できました。
 対岸の木の緑や鳥の姿が水面に映え、雰囲気のある写真になりました。
 とはいえ、超望遠300mm(フィルムカメラ換算で600mm)で撮影しても、なんとかこの大きさです。
 上の写真の縮小率を下げて、トリミング(画像データの切取)してみました。ここから下の写真はトリミングしてます。

 この鳥を「くまドン」は、冬の葛西臨海公園にいたイソシギ(留鳥)か思ってましたが、
 家に帰って調べたら、キアシシギ(旅鳥)でした。足が黄色なのが特徴です。
 他に足が青みがかったアオアシシギ(旅鳥)もいるそうですが、見つける事ができませんでした。
 考えてみると、冬に葛西臨海公園にいたイソシギ(留鳥)は、どこに行ったのでしょうか・・・・???
 (北日本のイソシギは、冬は南の地域に移動するらしいのですが、北か?他の東京湾エリアか?繁殖中(縄張りを作る)で見えない所にいるのか?)

【キアシシギ(黄足鴫、旅鳥)】
 全長は約25cm程度で、足が黄色なのが特徴です。クチバシは黒ですが、基部(根元)が黄色がかっています。
 渡りの時(非繁殖期)には、海岸部の砂浜や干潟、磯、水田などにおいて、群れで行動することが多い。
 エサは、水深の浅い場所を歩きながらカニや昆虫類など捕食する。
 夏にシベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬は東南アジア、ニューギニア、オーストラリアに渡りをおこない越冬する。(もの凄い移動距離ですね!)
 日本では旅鳥(春は4・5月、秋は7月下旬~10月)ですが、九州以南では越冬する個体もいるらしい。

 この時は、夕暮れ時だったので、どのシギも何か眠そうです。動きもほとんど無く、じっとしています。

 すでに時間が遅かったので、エサを獲っている所の写真が無かったので、再度、撮影することにしました。

 2回目は、下の池(汽水池)の干潟でエサを探しているキアシシギを観察できました。 

 エサ探しの最中は、首が伸びています。
 なにか、エサを見つけたようです。泥にクチバシを入れてます。動くと、ぶれてしまいましたが・・・・(汗)


 次は、チュウシャクシギ(旅鳥)です。曲がったクチバシが特徴です。


【チュウシャクシギ(中杓鴫、旅鳥)】
 体長約42cm程です。くちばしが長く、下方に曲がっているのが特徴。
 日本(渡りの時期)では、数羽から数十羽の群れで干潟、水田、川岸等に見られる。
 エサは、長いクチバシを利用して、干潟の砂の中のカニ等の甲殻類を捕食する。草地の昆虫類もエサとする。
 夏はユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯の地域で繁殖し、冬はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカへの渡りをおこない越冬する。
 日本では旅鳥ですが、春の渡りの時期は数が多く、秋は少ない(渡りのルートが異なるらしい)。南西諸島では少数が越冬する。
 今年・平成26年の葛西臨海公園はシギ類の数が多く、5月中頃は150羽もいたそうです。
 (くまドンの行った日は、5月下旬だったの1羽だけでした)

 よく見たら、干潟には、鳥のエサになりそうなカニが一杯いました。サギ類が一生懸命エサ探ししてました。

 (カニの写真見るのが苦手の人はごめんなさい)

 今回は、これで終了とさせていただきます。
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