ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

予備試験合格者と法科大学院既習者との比較はおかしい

2013年09月15日 14時09分06秒 | その他
予備試験合格者の新司法試験合格と法科大学院別の合格との比較として、東大既修の割合と、予備試験経由の合格者の割合とが比較されていますが、ちょっと違う気がします。

予備試験合格者の中にも色々な勉強をした人がいて、大半の方は予備校で学んでいます。
また伊藤塾、LECなど複数の予備校があります。

なので、比較するなら各予備校受講生ごとの割合ではないでしょうか?

なぜなら、法科大学院の教育方法との比較であれば予備校の指導方法との比較が必要だからです。

予備校に行っていない方、あるいは、三振したけど頑張って予備試験合格した方は予備校にも行っていないので、比較は難しいですね…。


あるいは、東大の既修と比較するなら、予備試験合格者の中の既修、すなわち法学部生のみで比較すべきでは?

そうすると予備試験合格者の新司法試験合格者は相当高い合格率になると思います。

ただ、厳密な数は公開されていないので調べられないとは思います。



予備試験合格者の中にも私みたいに出来が良くない人もいるかもしれませんが、本当に優秀な人が多いことは間違いありません。


予備試験合格者が優秀ではないとの結論に持っていくための情報操作はおかしいです。
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基礎事項

2013年09月15日 09時27分11秒 | 論文
基礎的な事項をキチンと書け!とよく言われるかと思います。

しかし、 基礎的なことって何?って私はよく思いました。


この基礎的な事項って人によって異なったりします。

私は長い期間受験生をやっていましたが、基礎事項が何かを明確化できませんでした。

答練の解説などを聞いたとき、これは基礎事項ですって言われても、初めて聞いたものもいくつもあります。詳細は忘れてしまいましたが…。


入門講座では聞いていないし、その後も学んでいないって思ってしまいます。



基礎事項を全部あげると、入門講座に含まれていない内容がいくつもあるということです。

なので私がやっていたのは、答練をやっていくうちに、基礎事項を書いた上で応用を書かないといけない問題に出会ったときに、基礎事項を復習していました。

この方法はかなり有効です。


答案などに、~が原則である。とか、刑法なら~が成立する可能性がある、書く部分です。
(書かない人がいるなら、私は書くことをオススメします。基礎事項を知っていますとアピールできますし、その修正が応用につながるという流れができるからです。)

この部分がキチンと知らなかったら、それは基礎ができていないことです。

私は答練を通じて基礎事項を把握することができました。




この基礎事項が細かい場合もあります。なので予備校の講座などではランク付けされたりしています。

しかし、全部理解しておく必要があるので、この意味では、ランク付けはあまり意味がないと思います。

といっても重要ランクは応用的な話を聞かれたりしますので、自説の細かな理由付け、反対説の批判から自説を厚く論じることができないといけませんので、その意味でランク付けが有効になります。


基本書などには、そのランク付けがされていないので、全部が重要に見えてしまいます。



答練で基礎事項を学ぶのは非効率ですから時間が掛かります。私が体験しましたww




ここで基礎事項のオススメ勉強法です。

入門講座、基礎講座などで予備校本を学んでください。一通り学ぶのが良いと思います。
とにかく短い期間で詰め込みます。


重要ランクなどが書かれているので、基本書の該当部分を読みます。理由が厚く書いてあると思いますのでそこの部分の理解を深めて下さい。

ただ、問題集などでその該当部分の問題があれば、どういう聞かれ方をするのかを学べると思いますが、そんな都合の良い問題集はなく、なかなか難しいです。


しかし、これで全部の基礎事項を網羅できたわけではありませんので、やはり問題集を解いて補完してください。問題集は勉強した予備校本を出している予備校以外のものが良いと思います。
(伊藤塾の予備校本なら論文の森やスタンダード100とか)

さらに、学者が書いた問題集もやると良いと思います。

私は、刑法なら
予備校本→基本書→スタンダード100→論文基本問題集100選→事例から考える~
がいいかな~と思います。

論文基本問題集100選は飛ばしてもOKです。

あとはひたすら答練、過去問。


これをすることで、基礎事項が身に付きます。
しかし、一回では無理ですので何回も反復することが重要です。
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