ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

基礎事項

2013年09月15日 09時27分11秒 | 論文
基礎的な事項をキチンと書け!とよく言われるかと思います。

しかし、 基礎的なことって何?って私はよく思いました。


この基礎的な事項って人によって異なったりします。

私は長い期間受験生をやっていましたが、基礎事項が何かを明確化できませんでした。

答練の解説などを聞いたとき、これは基礎事項ですって言われても、初めて聞いたものもいくつもあります。詳細は忘れてしまいましたが…。


入門講座では聞いていないし、その後も学んでいないって思ってしまいます。



基礎事項を全部あげると、入門講座に含まれていない内容がいくつもあるということです。

なので私がやっていたのは、答練をやっていくうちに、基礎事項を書いた上で応用を書かないといけない問題に出会ったときに、基礎事項を復習していました。

この方法はかなり有効です。


答案などに、~が原則である。とか、刑法なら~が成立する可能性がある、書く部分です。
(書かない人がいるなら、私は書くことをオススメします。基礎事項を知っていますとアピールできますし、その修正が応用につながるという流れができるからです。)

この部分がキチンと知らなかったら、それは基礎ができていないことです。

私は答練を通じて基礎事項を把握することができました。




この基礎事項が細かい場合もあります。なので予備校の講座などではランク付けされたりしています。

しかし、全部理解しておく必要があるので、この意味では、ランク付けはあまり意味がないと思います。

といっても重要ランクは応用的な話を聞かれたりしますので、自説の細かな理由付け、反対説の批判から自説を厚く論じることができないといけませんので、その意味でランク付けが有効になります。


基本書などには、そのランク付けがされていないので、全部が重要に見えてしまいます。



答練で基礎事項を学ぶのは非効率ですから時間が掛かります。私が体験しましたww




ここで基礎事項のオススメ勉強法です。

入門講座、基礎講座などで予備校本を学んでください。一通り学ぶのが良いと思います。
とにかく短い期間で詰め込みます。


重要ランクなどが書かれているので、基本書の該当部分を読みます。理由が厚く書いてあると思いますのでそこの部分の理解を深めて下さい。

ただ、問題集などでその該当部分の問題があれば、どういう聞かれ方をするのかを学べると思いますが、そんな都合の良い問題集はなく、なかなか難しいです。


しかし、これで全部の基礎事項を網羅できたわけではありませんので、やはり問題集を解いて補完してください。問題集は勉強した予備校本を出している予備校以外のものが良いと思います。
(伊藤塾の予備校本なら論文の森やスタンダード100とか)

さらに、学者が書いた問題集もやると良いと思います。

私は、刑法なら
予備校本→基本書→スタンダード100→論文基本問題集100選→事例から考える~
がいいかな~と思います。

論文基本問題集100選は飛ばしてもOKです。

あとはひたすら答練、過去問。


これをすることで、基礎事項が身に付きます。
しかし、一回では無理ですので何回も反復することが重要です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。