ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

刑法過去問(辰巳)第一分冊

2005年03月18日 21時56分18秒 | 刑法
辰巳の刑法過去問の第一分冊目(平成以降+α)をやってます。

構成要件まで終わりました。正当防衛あたりをやっているのですが、この辺りはまだまだうる覚えの部分なので、しっかりと復習をしたいと思います。

昨日は、民法の家族法も何問か解いてみました。婚姻のあたりのところは結構しっかりと把握できていました(^O^)。

偶然防衛
○偶然防衛否定→防衛の意思必要説→行為無価値(主観的正当化要素を必要とする)
○偶然防衛肯定→防衛の意思不要説→結果無価値

もっとも、必要説の中でも
●防衛の意思が欠ければ既遂罪
●結果無価値が欠けるので、行為無価値が存在する範囲内で未遂罪
があり、また、不要説の中でも
●違法な結果は存在しないが、危険が発生するため未遂罪
●違法な結果が発生する客観的危険性は事後的に見れば存在しないから不可罰
の見解に分かれる。

刑法上の「身分」
男女の性別、親族の関係、公務員としての資格などに限らず、一定の犯罪行為に関する人的関係である特殊の地位または状態のすべてをいう(判例)

「目的」は身分に含まれるか
否定説は、身分は一定の継続性を前提とする概念であるから、目的のような一時的な主観的事情は含まないと主張。
↓たしかに
身分は社会関係における人間の地位の上下を指すものであるから、通常の語義からすれば継続性を要件とすべき。
↓しかし
刑法上身分が問題となるのは、人的要素が犯罪の成否および刑の軽重に関係するからであり、目的も一時的なものとはいえ犯罪行為に関する人的関係としての特殊な状態であるから、犯罪の成否にかかる「目的」ばかりでなく、かつて判例が否定していた刑の軽重にかかる「営利の目的」も身分に含まれると解すべき


今日、異動の発表がありましたが、私は異動なしでした。
あと3年ぐらいいたいと言っているのでそれも叶えば良いなぁと思います。

ハイレベルの成績表が返ってきたのですが、第3回が31点(低いですが)だったのですが、さらに低く15点になっていました。
問い合わせたら間違ってないと言われたので、以前第5回が先に返ってきて、その履歴には31点と書かれていて、自己採点も31点でしたと言ったら、確認しますと言われた。マークシートを廃棄していたら、もう無理ですね。点数だけでも31点にしてもらって、ポイントレースの加算点にしてもらいたいです。

その履歴のFAXを送ってくれと言われたのでデジカメで撮影したのを画像としてメールに添付すると言ったら、メールから画像が取り出せないか画像が開けないと困ると言われ、最初は渋られてしまいました。
うーん、ネット環境を駆使して強くなったのではないのか>LEC!
便利さを半減させようとしてどうする!

しかし、いまだにネット上に公開されるはずの個人成績表が1回分も表示されていないのはなぜなんだろう??
成績表が付いているってことはデータは登録されているはずなんですが。
今度はこのことについて聞いてみようと思います。