早春の庭先に咲く菜の花に、ふわふわモフモフのコロッとし
た丸っこい体に、長い口吻でホバリングしながら花の蜜を吸
うビロウドツリアブが飛んできた。
まだ風に冷たさが残る早春の庭先の日だまりで、このアブの
姿を見かけると春の訪れを感じます。
ホバリングしながら菜の花で扱蜜するビロウドツリアブ。
ビロウドツリアブは体長8㎜から12㎜で、ビロードのような
茶色い長い毛におおわれた体に長い口吻が特徴。
ホバリングが得意で、まるで空中に吊り下げられてい
るように見えることからこの名前が付いたとされる。
なぜこんなにモフモフで毛深いのか?そのわけは
このモフモフの体毛で体温を上昇維持して、他の訪花昆虫が
まだ活動できない寒い早春から活動して、花の蜜を独り占め
するためだそうです。
春の一時季にしか見られないこのビロウドツリアブは・・
まさに春の妖精と呼びたいくらいかわいいアブです。