庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

桃の節供~桃の花咲く散歩道

2024-03-03 10:13:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日三月三日は「桃の節供」、雛祭りですね。

もともと五節供(正月、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日)は
総じて女性のための日だったのだそうです。

女性は普段よく働いているから、この時くらいは十分に休養するという
意味が込められていたのだそうで、いつもはあまり行き来のできない家
などを訪問したり、普段食べられないものを食べたり。

野や山に遊びに出かけたりして楽しむ日だったそうで、節供とはいわば
外に出ていく「遊楽」の日だったそうです。

ちなみにお雛さまに供える「ひなあられ」も、その際の携帯食料だった
といわれています。

早春の散歩道に桃の節供のハナモモも咲き始めていました。

桃の節供の桃は「生命力」「不老」の象徴でもあり、「桃」の文字は
木へんに兆と書くことから兆ほどもたくさんの実(子供)をならせる
と解釈されて安産をはじめ「強い生命力」の象徴とされ、実は栄養価
が高く病魔を退散させると考えられていました。

桃はまた「平和」の象徴でもあり、有名な中国の「桃源郷」とは、
世の戦乱を避けて桃に囲まれた別天地に隠れ、五百年以上も平和
に暮らしていた人々の物語から生まれたのだそうです。

このように「桃の節供」には「遊楽」「生命力」「平和
の意味があることから、今日は平和や健康を願うとともに、
楽しく有意義な1日を過ごしたいものですね!♪。

散歩道に真っ白いユキヤナギの花も一斉に咲き出した。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする