庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

大震災とラジオ(再掲)

2024-03-11 10:23:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日3月11日は、あの東日本大震災から13年になる。

この記事は以前にも掲載したものですが、忘備録として加筆修正の
上再掲しておきます。 

あの日私はJR東海道線の電車で移動中、藤沢駅の近くであの大地震
に遭遇した・・ 

最初はいきなり急ブレーキをかけて電車が緊急停車したが、何事
が起きたのか?よく分からなかった。

しばらくすると大地震が発生したと車内放送で流れ、停車中の電車も
余震で激しく揺れ、窓から見える電車のトローリ線が大きく波打って
揺れ、このまま電車が横倒しになってしまう様な恐怖感を味わった。

電車内に乗り合わせた乗客の人たちも、皆不安そうに携帯電話で情報を
集めようとしていたが、接続が集中して繋がらなかったり、情報が混乱
したりして、なかなか正確な情報が伝わってこない状況だった。

そんな状況で役立ったのが、私が何時も外出時に持ち歩いている携帯型
ポケットラジオからの情報だった、大災害時には何と言ってもやはり、
NHKの緊急ニュース速報からの情報が一番信頼出来る。

大地震に続く大津波警報の情報なども、刻一刻と携帯ラジオから流れる
ニュースで知る事ができたので、その後も冷静に行動することが出来た。

結局あの日は関東地方の電車が全面的にストップしてしまい、電車内に
一時間半ほど閉じ込められたがJRの方で避難用の梯子を準備して、乗客
はドアから線路に降り最寄りの踏切まで歩き、そこから歩いて帰宅した。

自宅や子供たちに連絡しようとしても、携帯電話はつながらない状況で心配
であったが、歩いて帰宅する2時間ほどの間も携帯ラジオのニュースを聴き
ながら、災害状況などを逐一知る事が出来たのでありがたかった。

家に帰り着いても、停電でTVも見れない状況の中で活躍したのがやはり
電池式の携帯ラジオだった・・

備えあれば患いなし、いざという時に備えて水や食料と共に一家に一台ラジオ
は必須アイテムだと思う。(できれば、手回し充電が可能な防災ラジオ等)

今年1月1日に発生した能登半島地震の際も、私はちょうど携帯ラジオを聞き
ながら散歩していたが、”津波が来るのですぐ逃げて!”と絶叫にも近いような
声で、非常に緊迫感の伝わってくる内容のニュース放送だった。

もし、あの東日本大震災の大津波発生の時も、今回のような緊迫感のある放送
がなされていたら、すぐに高台等に逃げて命が助かった人も、もっと多くいた
のではないだろうか・・・

・もう20数年、永年散歩の友として私が愛用している携帯ラジオ。

コメント
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