トンボの古名は、「秋津(あきつ)」と言うそうですが、古くは日本の
ことを「あきつしま」 と言ったほど、日本を象徴する馴染みの深い
昆虫です。
全周を見渡せるような大きな複眼目玉と、透きとおった大きな翅を
広げ、大空を飛び交うトンボたちとの出合いも、これから秋まで長い
間散歩の愉しみの一つ。
今日は、野原の散歩で出合ったオオシオカラトンボとシオカラトンボ、
シオヤトンボをアップします。
このトンボたちは、よく似た者同士なので、それぞれ見分け方も書い
ておきます。
オオシオカラトンボ♂。
オオシオカラトンボ♀。
シオカラトンボ。
オオシオカラトンボとシオカラトンボの見分け方は・・・
・体色→オオシオカラトンボの方が青味が強い
・腹部先の黒い部分→シオカラトンボの方が大きい(広い)
・オオシオカラトンボの後翅付け根→黒褐色で粉をふき網状になる
・オオシオカラトンボの翅の先っぽ→黒っぽい
・複眼の色→シオカラトンボは青緑色→オオシオカラトンボは黒褐色
シオヤトンボ♂。
シオヤトンボ♀。
シオカラトンボとシオヤトンボも、一見よく似ていますが・・・
・シオヤトンボは腹部に黒い部分が少ない→シオカラトンボは腹部先端が黒い。
・シオヤトンボの方が小柄で腹部が扁平で短い→シオカラトンボの方がスマートで大人っぽい印象。
・翅の先の縁紋が、シオヤトンボは黄色〜褐色→シオカラトンボは暗褐色〜黒。
などで見分けられます。