散歩道で最近、やたらと目に付くのが道端でオレンジの花を咲かせ
る、このナガミヒナゲシである。
ナガミヒナゲシの花はオレンジ色の可愛らしい花なんだけど。。。
この花は、日本では1961年に東京世田谷区で初めて確認された、
ヨーロッパ原産のポピーの仲間で、比較的新しい外来種ですが、今
では、その驚異の繁殖力でどこでも目にするようになりました。
我が家の小さな庭にもいつのまにか侵入して、花を咲かせています。
ナガミヒナゲシの大きな特徴は、何と言ってもその猛烈な繁殖力で、
一本のナガミヒナゲシから、なんと15万粒もの種が出来るそうです。
しかも、この微小な種の表面にはくぼみがあって、でこぼこしており、
車のタイヤなどにくっつきやすいため、車のタイヤなどにくっついて
運ばれ、道路沿いにどんどん分布を広げていると言われています。
花後には必ず結実し、未熟な種子でも生育する1,000~2,000個
もの微粒の種子をばら撒く。
その上、このナガミヒナゲシの根から出る物質が、周辺の他の植物の
生育を強く阻害する、アレロパシー活性作用を持っているとのことで
駆除するのは難しいらしい。。
花が咲き終わった後、細長い種子の集合体ができるのですが・・・
一つの実に平均1600粒もの種が内蔵されおり、一個体から100個
の実をつけることもあるので、最大で一個体から15万粒の種子が
生産されるそうです。
変種でしょうか?白っぽい花の個体もあります。