今日訪れた公園の古民家の庭に、山野草のクマガイソウが咲いていた。
クマガイソウの花の大きさは8cmくらいあり、日本の野生ランの中では
一番大きいとされています。
葉が傘のようでユニークで、名前の由来は花の袋状のところを、源氏の
武将である熊谷直実(くまがいなおざね)が背負った、「母衣(ほろ)」に
見立てたもの。
当時の武者は、後ろからの矢を防ぐために大きな風船のようにふくらませ
た布、母衣(ほろ)を背負っていたそうです。
クマガイソウとよく似た花で、初夏にピンク色に咲くアツモリソウがあります。
熊谷直実は、神戸の一の谷の合戦で敗れた平家を追って、自分の息子と
同じ年ごろの平敦盛の首を討ち取らざるを得なかった・・・
その後、その霊を弔うために出家したそうです。。
クマガイソウ。
こちらは忘れな草。